お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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重森三玲先生特集で、今回は、大徳寺、瑞峯院を目指してやってきました。

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今年もあと数日で終わりという2019年の終わり近い日の冬の京都。

今日は、狐の嫁入りか?

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と思うほどに、太陽が出ているのに、雨がまばらに降り続けた1日でした。

だからか、苔が輝いて見えました。

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尋ねた大徳寺は、中学生の時から20代の後半まで、亡くなった叔母の家がここから近かった(今は存在しない)、歩いてよく来ていた場所です。センチメンタルな想いあって、その後、近ずくのも憚れましたが、思い切って、来てよかった。

大徳寺では、24ある寺院の中でも、禅庭としては、大仙院が最も有名ですが、こちらは撮影禁止。代わりに、大仙院の尾関宗園住職とお話する機会に恵まれ...。しかし、長くなるので、それはまた次回に。瑞峯院に戻ります。

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あれから40年以上が経っても、ここは、1500年代からさほど変わらぬ、悠久の世界。

苔むすまで...とは、文字通り。この変わらなさこそ、禅の心だろうか。

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どうしても気になって、お寺の方に伺いました。

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砂紋。どれくらいの頻度で、描き直しをされるのでしょうかと。

大体1週間に一度。朝、6時頃から、ここの場合で、1時間半ほどで全部を描き直すのだそうです。ただ、昨日や今日のように時折、強い雨や風が吹いて微妙に形が乱れたら、いつものように、やはり朝6時から描き直しをするそう。

今日は、その強い風の吹いた直後で少し緩い感じになっていました。だから明日はお正月を前にやり直そうかというところです。僧侶の修行の一つとして。...と。

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瑞峯院のすぐ脇に精進料理の泉仙があります。40年以上ぶりに尋ねてみました。

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美味しかったし、何よりも厳しい予約の制限もなく気軽にお料理が楽しめたのもよかった。

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このあと、龍源院へ。大徳寺の中でも、最も古い寺だそうだ。1502年の開祖。

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日本で最も小さな禅庭もここにある。ミニマリズムに目覚める坪庭。実は建築家の父がここを真似た畳一畳ほどの坪庭を自宅内に作り小学校の低学年頃まで遊んだ場所を思い出す。家の中で白小石で砂文様を描いていた。

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さて、ここまでが、「龍源院」。

ここから下の写真は、エレガントな印象の「高桐院」

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大徳寺の中でも、お庭に降りる専用のスリッパが用意してあった「高桐院」は

予想外に良かった。いいえ、もちろん、どこのお庭もすばらしかったです。

拝観謝絶の寺院では、その玄関を拝見しただけでも、目の保養。

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竹の垣の作り直し中ではあったけれども。

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雨の滴を吸収する仕掛け。いかにもこの水なら、良い水が浸透しそうだ。

さて、大徳寺の中の、24の寺々のうち、公開している4箇所を訪ねましたが、どこも

公開していない寺院もさぞかし美しいのであろう。と、想像して途方もないような気持ちになりました。

何度も写真に登場した砂紋も500年もの間、ずっと続いてきたのかと。重森三玲氏の少し深い砂の模様も

きっと力が要るのだろう。毎週。毎週。80年もの間。気が遠くなります。

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横一文字に竹が一本あるだけでも、拝観謝絶の意味はわかるし、

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はっきりと、文字通りの寺もあって然り。

逆に、拝観料350円〜500円で拝観させていただけるのは、まさしくありがたい。

「ヨシキタ 丁度いい!」本日、尾関和尚に教わったひとこと。 

「口癖にしときや!」と

この気分で、来年1年を過ごすヒントにしようと思った1日でした。もっと詳しく書きたいのですが

どうも、歩きすぎて、疲れた〜〜〜!そして、夜は、先斗町のおばんさいの食べすぎ。

さてさて!まだイギリスの話題も書ききれていないので、明日以降は、イギリスの旅の覚えに戻ろうと思いますが。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。今年もあと少し、お付き合いくださいませ。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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