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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

まだ残暑中ですが、2020 春に向けて、計画進行中!

吉谷桂子

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少し涼しい感じになって来ましたが、まだ昼間の作業は、ヤブ蚊多く汗ばむ関東地方です。

厳しかった夏を越えて、私たち、庭のデザインをする者の頭の中は、いま、来春の準備で大忙しです。

大方の球根の発注は6月に終わっていますが、私はイギリスのツアーもあったので、少し遅れ7月中旬まで持ち越し。

さらに今は、秋植えの宿根草の確保の大詰め。パンジーやビオラなどの冬越し一年草も10ケースなのか30ケースなのか!微妙に23ケース?!

来年 2020年、はままつフラワーパークは、50周年を迎えます。それを記念して様々に新たなイベントが計画されていますが、私としては、去年よりも今年。今年よりも来年。さらに大きく成長するフジの花達と一緒に150mのボーダーガーデンの盛大な景色を。

寄せ植えコンクールに因んでイギリス、ウイッチフォードポタリーのジムキーリングの作品の展示計画。

そして、来年新設される(元モザイカルチャー設置箇所)に白フジを中心としたホワイトガーデンを作るので、そのための設計図とずっとにらめっこの日々が続いています。

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すっかりおなじみになったラナンキュラス・ラックスは、フジの開花と同時期なので、たっぷりの数を

確保。この写真に見えているキンギョソウ'フェアリーシリーズ'も確保できると良いのですが。

リクエストは出すけれどもダメなことも少なくないですね。

植物は生ものだし、在庫がなくなると来年まで、それっきり。そして、開花時期も限られる。

絶妙のタイミングで出会える世界なので、ぜひ、皆様にはお出でいただきたいなあと思います。

ただ、今年は台風の影響で千葉県の生産者さんが被害を受けているので、今は、出してもらえるものを伺いつつ、可能な範囲で数量を出すような状態です。

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今年は庭によって、 豪雨に負けた箇所があったので、気をつけて土壌改良も、さらに水はけに力を入れるなど、工夫が必要ですよね。

中之条ガーデンズ、山から水が流れてくる箇所、水はけ溝を作ったのにやはり水がはけずついに草花が消えていった場所も。

台風があって、秋の美しいガーデンを展開するの。難しいです。なので、どうしても春〜初夏の庭に、力が入ります。

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私自身は全く関わっていないけれども、ほかの庭のことも楽しみ!

横浜イングリッシュガーデンのバラ(写真↑)は見事だったし

中之条ガーデンズもまた美しいかと思います。

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そういえば、先日、10月24日の中之条町ガーデンズへのツアーでお越しいただく皆様に、丈夫でよく咲くアゲラタムなど、ちょうどたくさんのタネができている時期なので、花の種の収穫お持ち帰りイベントをやらせてください!って、頼んじゃいました。 

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去年は、やはり仲間同士でたくさん収穫し、その後安曇野にて、ラ・カスタ・ガーデンの皆様に種まきをしていただき、プレゼントしていただきました!

その節はありがとうございました!今年咲かすことできて「繋がる」感じが嬉しかった!

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今年、(↑安曇野5月)安曇野三郷公園のその後に行けていないので、気がかりです。

これから、どこも、草花がスケルトンになって行くけれども、それが美しい場合はそのママ残したいし、普段は知らない人に勝手にタネをお持ち帰りされるのは困るけれども、ツアーでおこしくださる皆様、10月はちょうど良いタイミング。一緒にタネを収穫しましょうね〜!

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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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