4日目(9箇所目)
やはり、本当にカッコいい場所ですね。
18世紀の農場をモダンアートの展示を中心とするアート施設へと改装して2014年にオープンした
ハウザー&ワース サマセット Hauser & Wirth Somerset全体の広さは100エーカーですが
Pietさんの、なかでも1.5エーカーの【Oudolf field】が有名に。
映画『FIVE SEASONS』でもここがクローズアップされて。
ゆるいカーブで描かれた17のセクションには26000株の多年草。
その上部には、チリの建築家SmiljanRadićが設計したRadićPavilion(ラディッチパビリオン)、白い楕円形の建築物があります。
これは2015年3月にHauser&Wirth Somersetに設置されましたが、もともとは前年2014年のSerpentine Gallery 2014 Pavilionとして発表されたもの。
今回は、正式なパーミッションを頂き(前回は、許可が下りず、ゲリラしてごめんなさい)
ハウザー&ワースのスタッフに丁重にアテンドもして頂きつつ、(ここのスタッフ、全員かわいい!)
庭とギャラリーの全てを2時間半ほど、じっくり見学。お買い物もしっかり...。
まさに、現代美術とガーデン。歴史ある場所のヒストリーに現代の解釈がうまく融合している。
ヘッドガーデナーのマークさんに伺った。2014年にピート・アウドルフさんが、ここの植栽図面を書いた時から、プランティング・プランは変わっていませんか?と、聞きました。
そしたら、「結構、変えたよ。うまく育たない植物もあったから。僕が変えたの」
土壌改良が十分でなく、土壌に酸素が足らないので、このような土壌改良剤を混ぜて
目下、まだまだ改良中。園内にナーサリーもないし、スタッフも基本はフルタイムで働く
自分一人(パートタイムでくることもあり)なので、間に合わないし。
うまく育たない植物がありグラス類も、ディスカンプシアなどがうまくいかない場所があるそうですが
写真を撮った箇所は、土が悪い場所でも育つ品種ばかり...。だとか。
でも、一日当たり100人以上の人々が押し寄せるようになったというハウザー&ワース。
まだまだ、繰り返し訪ねてみたい(色々な季節に)コンテンポラリーガーデンです。
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