お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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今日はクリスマスイブですね。

来年の庭の計画のスケッチを年内の提出にあわせ、焦りますが、昨日の続き....。

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今朝ふと空を見上げると美しい青空だったので、屋上に上がりました。12月24日なのに、まだこんなに葉が残っています。温暖化。昨日の銀座でも、銀杏がまだ美しく黄色の葉をつけて輝いていました。

この木は、オランダ経由で日本に輸入されたイギリスナラ。Quercus robur 'Fastigiata Koster' です。

暑さに強いとはいえないので、株元が北側になる場所に植えて13年目。今年の夏が暑かったので、本当に心配でした。西日の当たる方の個体は早くに葉を落としました。(左側)

憧れの私の宝と思っているファスティギアータ。

ヨーロッパへの愛着がそのまま我が家のシンボルツリーになっています。

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自生植物だけを植える。といえば、環境保護への意味もあり、わかりやすくて「ウンウン、いいね」と理解されやすいのですが、自分が見たい景色。(私の場合は、そのビジョン、想像した映像が先に頭の中に浮かんでしまう)という点において、とにかくそれをやって見たくなる。なのでまずは自宅で、これは10年ほど前からずっと。

オミナエシとベーベナボナリエンシスを一緒に植えるのが好き。

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(我がルーフガーデンのタフな宿根草、オミナエシ、ボナリエンシス)

環境に合うのか。を検証する意味で、「消えない。姿が崩れない」逆に「迷惑なほどに、はびこらない。侵略的ではない」ならば、調和するなら。絵になるなら、世界中の植物を庭に植えて見たいと思う。

ただ、環境に合わない植物はダメだ。

それを見極めるのも、ガーデナーの仕事。今の私の情熱の1つに、自生種を庭で積極的に活かす。というのがあるけれども、外来種を混ぜることに関しては、反対意見もあるようだ。

でも、それをどう言い訳するか。って言いかたが変ですけれども。ずっとウズウズしていました。

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Five Seasons の映画で「自生種と外来種を混ぜて植えるのはどうなのか」

「外来種も、マナーが良ければいいじゃない?」

これは、まさに現代の社会も同じ。外国人を排除するのではなく、うまく調和していくならいいじゃないか。に繋がる。

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(野の花ガーデンFUKUSHIMA にもある外来種もミックスしたコーナー)

黒か白かじゃなくて、グレーもいいじゃない?他にももっといろんな色があるじゃない?

このことは、もう、なんども話題にしてきたような気もするのですが。

イングリッシュガーデンは大好きだが、日本庭園も素晴らしいと思うから。

(などと言ってお叱りを受けこともありましたが)

私もイギリス社会に永住権をもらって住んだ経験から、仲良くしてくれたイギリス人には、いまも感謝してるし、世界の協調性についてよく考える。今、日本に外国からの観光客が増えて、永住する外国人も増えているけれど、日本の法律やマナーを守るなら。という条件付きで、これからさらに外国人は増えるのだから、それについて「何も考えない」では済まされないと思う。でも、人それぞれ、好きとか嫌いはあると思うので、嫌いなら距離をおく他なく、大人の対応を望むところだが、ポイントは嫌いの逆。

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「好き」を自分の人生で伸ばすという生き方。

Pietさんは、満開の花より、むしろ、この枯れた姿の植物が好きで「醜さのなかに美がある」と、おっしゃてましたが、私もおおいに共感。でも、私は、どっちがいいというより、両方好き派だ。

甘党でもあり辛党でもある。蕎麦屋に行った後は、あんみつ食べたい。

古典絵画が好きだが、現代美術も好きだ。

好きの多い方が選択肢もあっていいんじゃない?

Piet 映画と、その翌日に見たJean-Paul Goude のドキュメント映画が、「好きを極める」キーワードで、完全に私の中で、腑に落ちた。

明日の誕生日で62歳、あと10年くらいは、体力的に辛い時でも(徹夜とか、睡眠時間減らすのはもう無理、一日中、立ったりしゃがんだり、広い庭園工事のウン千株の植栽は、監督に回りたいけど、自分でも植えたい)

頑張ろうという!!!仕事への強いモチベーションになりました。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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