2018.9. 5
Tuingoed Foltz(タンフードフォルツ)タンフードはガーデニングという意味だそうで
Andries Bierling(アンドリー・ビアリングさん) とBob Foltz (ボブ・フォルツさん)の
運営するナーセリーを訪ねました。
私たちを待っていたのは、ちょっとすてきにアレンジされた入れたての美味しいコーヒーと紅茶、
そしてオランダのお菓子。庭のりんごがアレンジされて、とてもウエルカムに!
Tuingoed Foltzは、サルビアとエキナセアのオランダ植物コレクションキーパーで
『Gardens Illustrated 2018 年5 月号』のエピメディウム(イカリソウ)の特集記事でも
取り上げられた、宿根草ファンには欠かせないナーサリーです。
また、ショップにはブロカントの雑貨もあって、そのせいか庭も含め、全体に
アンティークのシャビーシックなトーンが流れています。
フォルツさんの案内で圃場だけでなく、デザインされた庭を見学。⬆︎エキナセア'グリーンジュエル'
どうして、サルビアとエキナセアなのですか?と聞きましたら、
エキナセアの園芸品種の多彩さが魅力的なのと、サルビアの限りない品種に魅了されるとのこと。
やはり、この夏は大変な暑さと日照りで大変だったと伺いましたが、このポジティブパワーで
庭がとってもチャーミングでした。
日本でもおなじみのバーベナボナリエンシスやガウラも繁茂。
赤紫色のアスクレピアスを発見。咲くと白っぽくなる。 Asclepias incarnata
アスクレピアス・インカルナータだろうか。やはり、丈夫な品種が目立ちます。
Salvia nemorosa 'schwellenburg'
サルビア ネモローサも、比較的に丈夫な品種、このシュベレンブルグ。いい紫色で気をひいた。
スティパやメリッサなど、自然な秋の風情が、私の好きな景色。でも、倒れている植物が
多かった。地面がかなり濡れてた。きっと、水をもらいすぎかも。これだけ倒れているのは。
散水器も実は目立っていましたので。
Echinacae 'Hot summer' この蕾の形も好きです。
温暖地の夏には難しいかもしれないけれども、惹かれます。この、かっちりとした形と
グラス植物のコントラストが良いのですよね。
これから、温暖化の現象は、ますます厳しくなりそうなので、
耐暑性の高い植物を探しています。と、フォルツさんに話したのでしたが、
やっぱり、それも、地面の排水性の問題もあり、気温や湿度、風通し、あらゆる
条件のなかでうまくいく植物の探求は、やっぱり、一概にはいえなくて。
とりあえず、話が戻ってしまうのですが、私は、日本でそれらをうまく育てるために
「ストレスフリーの土」を使うことで、しっかりと根を張らせて、地温(奥深く根を張る)
と土の団粒構造を維持して、土の通気のコントロールはできるので
どうしても、育てたい植物があれば、基本的に土を整えるところから。
......と、やっぱり、持論に戻ってしまいます。でも、土を整えるのも、一種、日本における
新・宿根草主義の実現になるように思います。
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