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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

イングリッシュ・ガーデンツアー2019 かいつまんで 6/11

吉谷桂子

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私がプロデュースさせていただくイングリッシュ・ガーデンツアー。2019年は

「これで、正統派のイングリッシュガーデンツアーのイギリスは、最後にしようと思う」

くらいのことを思っていたし、ブログにもそのようなことを書いていたので

それは大変!...と思い切って参加を決めてくださった方も多かったことと思います。

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イングリッシュガーデン、これまでのあらすじを説明しながら、古典も最先端も見るという筋書き。

いく先々の庭では具体的にどんな堆肥を使うか、剪定時期はいつでどうやるのかも聴ける限りは聞いて回る。(すると、みんなそれぞれ同じではない!!)

バラにぺスティサイドを使うか。なるべく使わないか。

厳正に出発時期と訪問先を決め、今回は、バラの時期。(日本は梅雨)という時期を選んでの出発でした。

1日目、(1)シシングハースト(2)グレートディクスターは過去のツアーでも取材でも

何度も訪ねた庭でしたが、進化の片鱗がそそここに見えて、発見の連続。

まさにこの先が楽しみ。実に面白かったです。(またぜひ訪ねたいと思った次第。テヘヘ)

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グレートディクスターも。面白い。まだまだ、来なくては!と思わせてくれた庭でした。

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(3)番目に訪ねたタウンプレイスガーデンは、現在のオーナーさんの庭

上記の他の庭のように、

すでに亡くなった方の庭を後継ヘッドガデナーが悩みながらも、

クリエイティブに存続するパターン。いわゆる相続の庭。も、良いのですが

シシングハーストも、この25年くらいの間で、つまらない時期もあったし....。

色々でしたが、でも!今年は面白い。特に草花の庭は繊細な生き物。毎年違う。

トロイさん、ヘッドガーデナーによって新生のにわとなるかも。

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なので、(3)で訪ねたタウンプレイスガーデンでは、そのオリジナルなデザイン

ハイメンテナンスぶりに尊さを感じ、20世紀から変わらぬ手入れの良い庭の典型を拝見した思い。

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オーナーのアンソニー・マクグラスさんにお会いできて、お話を聞けたのも面白かった。

この日は、NGSの OPEN GARDEN FOR CHARITY の最中であり、

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例によってお茶やお菓子が出て、ちょっとしたゲームにも参加。とっても楽しかったのでした。

1ポンドでクジが5枚。

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私としては、最もエキサイティングだった、ヘンリームーアへのオマージュ。

トピアリーガーデン!

何十枚も写真を撮ってしまいました。オーナーのアンソニーさんに伺ったところ、

ロイ・アームストロング(テレビなどによく出てくる有名ガーデングル)

の言葉にインスパイアされて思いついたとか!

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二日目(4)は、憧れのサラ・レーブンさんの庭。思った以上だった。これでお天気がパーフェクトならなぁ。

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サラさんのカッティング・ガーデン

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二日目(5)ピートさんの影響を受けて2008年から作り始めたサセックス・プレイリー・ガーデン。

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もっと草原風を想像してたら、完全なダッチウェーブ。ボヘミアンムードたっぷりのオーナー。

ポーリーンさんに会えて様々なこと伺いました。それはまた次回。

(私はパーカーの下にレザーバッグを隠していてすごいお腹!)

さて、本日はこれから、三日目(6)モティスフォントアビィへ!バラの開花状況は上々とのことですが。

雨...お天気がちょっと...。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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