2021.1.19 / ガーデニング術
早いもので1月ももう20日を過ぎてしまいました。
遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
こちらのディノスさんのガーデニングサイトでブログ記事を書かせていただいて、丸5年が経ち、
今年は6年目になります。
今年も、引き続きこちらで記事を書かせていただけることになりました。
改めて、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年の今頃は、世の中がこんな風になってしまうとは、誰も思っていなかったと思いますが、
相変らずコロナ禍は収束する気配もなく、何となく落ち着かない日々を過ごしております。
そんな中、少しでも明るい話題でスタートできればと思い、
今回は、我が家のそこかしこに感じることができる「春の兆し」をご紹介したいと思います。
我が家の前庭では、クリスマスローズの蕾が膨らみ始めました。
濃い赤紫色の蕾が、色の少ない冬のガーデンに、もうまもなくやって来る春の訪れを期待させてくれます。
こちらが、我が家の前庭の玄関アプローチ脇に並べたクリスマスローズの鉢植えゾーン。
昨年末に、鉢植えのバラからクリスマスローズの鉢植えに並べ替えをしました。
大きな鉢植えで育てている即戦力のクリスマスローズと、昨年から育て始めた育成株など、
多くの鉢植えを日当りの良い、そして日々目に付くこの場所にセッティングしました。
クリスマスローズにも、早く咲くもの、遅く咲くものいろいろありますが、
早咲き品種のクリスマスローズは、蕾を膨らませ、開花の時を待ちわびているようです。
こちらは、真上から見下ろして撮影したもの。
濃い青紫色の蕾が見えています。
横から見ると、ここ数日の寒さにも負けず、ぷっくりと花芽が膨らみ、愛おしさを感じます。
地植えのクリスマスローズより、鉢植えのクリスマスローズの方が少し動きが早いように感じます。
我が家の前庭、玄関アプローチには、地植えしているクリスマスローズも多数あります。
中には、今にも咲きそうなほど蕾が膨らんでいるクリスマスローズも見られます。
この薄緑色したクリスマスローズは、白い花を咲かせます。
花のない冬に、一番に咲くクリスマスローズの季節到来です。
前庭では、クリスマスローズ以外にもいろんな植物が、春の訪れを待ちわびて準備をしています。
こちらは、ロックガーデンに敷き詰めた宿根草のアジュガ。
モミジの落ち葉の中に、アジュガの赤紫色の新しい葉が広がって来ています。
そのアジュガの赤紫色の葉の中心をよく見てみると、花芽も顔をのぞかせています。
これからどんどんこの赤紫色に染まったアジュガの花芽が増えて行きます。
こちらも玄関アプローチ。
四角いテラコッタ鉢に植えたバラの間に、鉢植えのヒューケラを並べています。
ここ数日の寒波でだいぶ元気がなくなってしまいましたが、暖かくなればまた復活してくれます。
その奥に花壇には、地植えのクリスマスローズの他に、
ネギのような葉の水仙やハナニラなど、春に花を咲かせる球根植物が葉を伸ばしています。
こちらは、水仙の葉。
もうすぐすると、葉の間から花芽がすくっと上がってきます。
こちらは、前庭北側の隣地境界沿いの花壇。
写真は、宿根草のペンステモン・ハスカーレッド。
昨年の茎が枯れた下から、新しい赤紫色を帯びた葉が展開しています。
こちらも同じ花壇に植えているセイヨウオダマキ。
一見すると、昨年の葉が白く枯れて横にだらしなく垂れ下がっているように見えます。
しかし、株元をよく見てみると、そこには新しい今年の芽が出て来ています。
こちらは、昨年より育て始めたフジ。
地元・奈良の春日大社の境内にある萬葉植物苑で買い求めた「八重黒龍」という品種です。
最近、近所の公園のフジの木の管理を住民有志で始めたのをきっかけに、
フジに傾倒していまして、我が家でも実験的に鉢植えで育て始めています。
フジの花は、古い枝から出た枝の根元に花芽が付くのですが、その花芽が膨らんで来ました。
こちらは、我が家の前庭、建物の外壁を使ったつるバラの「壁庭」。
我が家の代名詞ともいうべきバラの見せ場ですが、昨年末から始めた誘引作業も終わり、一安心。
今年の我が家のつるバラ誘引の様子は、また別の記事でご紹介したいと思っています。
そんなバラたちも、寒空の中、赤い花芽を膨らませています。
壁面に誘引したバラだけでなく、オベリスクに誘引したつるバラの花芽も
膨らんできました。
赤い花芽だけでなく、寒さにあたって赤く色づいた枝の風景も、
この時期ならではの風物詩で、とても愛おしく感じます。
こちらは、中庭で鉢植えで育てているバラで、
イングリッシュローズのジェントル・ハーマイオニーという品種。
昨年、知人より譲り受けた立派な株で、
今年、お気に入りの鳥柄のテラコッタ鉢に植え替えしました。
とても存在感のある鉢植えで、とても気に入っています。
こちらは、中庭のシンボルツリーの株立ちのソヨゴの足元です。
このコーナーには、ヤマツツジや黄色い花が咲くツツジ、エクスバリーを植えていますが、
昨年、その中に鮮やかなピンクの花を咲かせるシャクナゲ(光彩という品種)を追加しました。
シャクナゲは常緑樹で、そのぽったりとした葉が特徴的です。
そのシャクナゲにも、大きな蕾が膨らんでいます。
うっすらと赤みを帯びた蕾が、春の訪れを期待させてくれます。
こちらは、中庭のシェードガーデンゾーンに植えているドウダンツツジ。
ドウダンツツジは、和名で「満天星」と書きます。
春には、満天の夜空に光る星のように、白い小さな花を無数に咲かせます。
こちらが、そのドウダンツツジの小さな蕾たち。
今年もたくさんの花を咲かせてくれそうです。
こちらも中庭のウッドデッキテラス横に植えている植物で、ミツバツツジ。
よく早春の山の中で鮮やかなピンク色の花を咲かせている風景を見ますが、
それがこのミツバツツジ。
ミツバツツジの名称の由来通り、3つに枝が分かれて、
その枝先で、鮮やかな春らしい花を咲かせてくれます。
ミツバツツジが咲くと、一気に庭が華やかになります。
こちらは、我が家の2階リビングダイニングに面した小さなバルコニーガーデン。
以前は、ここも鉢植えのバラを並べてローズガーデンにしていましたが、
最近は、果樹やハーブなどのキッチンガーデン的に演出しています。
アルミ製のステップを使って、段になるように、鉢植を並べています。
無粋にならないよう、アルミのステップ(踏み台)を隠すように、
DIYで作ったブルーのL字型の板でカバーし、
中央には、雨樋から給水する雨水タンクを設置しています。
ここに、オリーブ、ライラック、セイヨウニンジンボク、シデコブシ、
ミカン、レモン、ローズマリー、ゲッケイジュなどの鉢を置いています。
こちらは、シデコブシの花芽。
毛皮をまとったような柔らかな蕾です。
知人宅でみた早春に咲くシデコブシの花がとても美しかったので
自宅で育て始めたものです。
こちらは、ライラックの蕾。
枝先に密集して、今にも咲かんばかりです。
まだまだ寒い日が続きますが、我が家の植物たちも寒さに耐え、
もうすぐやってくる春への準備を始めています。
人間の世界にも、そんな穏やかな春が訪れて欲しいと願う今日この頃です。
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