2023.9.25 / YouTube「植物遊戯7チャンネル」県立奈良高校・創立100周年記念・中庭プロジェクト
今回は、僕が今、関わっているガーデンプロジェクトのことをご紹介させていただきます。
実は、僕の母校でもある奈良県立奈良高等学校(以下、奈良高校と略します。)が、
今年2023年、創立100周年を迎えます。
その創立100周年記念事業の中核事業として、学校の校舎で囲われた中庭を一新し、
学生の活動の場を兼ねた新しいガーデンを整備することになりました。
そのガーデンの設計を、卒業生でもある僕が担当させていただくことになりまして、
今年の年初から、このプロジェクトに関わってきました。
お盆明けの8月中旬に中庭の工事が始まり、約半年かけて、来年2024年4月頃の完成を目指しています。
今回、僕が講師の一人として登壇している園芸YouTubeチャンネル「ショクナナ!」のディレクターが、
この高校の創立100周年記念の中庭プロジェクトを追っかけ取材してくれることになりました。
完成までの間、工事の進捗や様々なガーデンのデザインについて、定期的に動画で紹介させていただきます。
今回は、その「第1話」が先日、YouTubeにて公開されましたので、その動画をご紹介いたします。
今回の創立100周年の中庭プロジェクトの経緯や、設計のポイントなどを語っております。
ご興味がある方は、以下より、ご覧いただけましたら幸いです。
今回の僕の母校、奈良高校の創立100周年記念の中庭プロジェクトですが、経緯が複雑ですので、
少しここでご説明しておきます。
こちらは、僕が高校生の頃、通っていた奈良高校の「法蓮校舎」です。
古都・奈良の旧市街地に近い、緑豊かな環境の中に学舎はありました。
実は、今、この「法蓮校舎」は使われていなくて、奈良高校は、別の場所に移転しています。
こちらは、その「法蓮校舎」の建物に囲われた中庭です。
この中庭には、ちょうど50年前、奈良高校の創立50周年記念の際、OBOGの先輩方の寄付で整備されたものでした。
中庭の中央には、古代ギリシャの哲学者、プラトンとアリストテレスの銅像が建てられました。
この立像の周りを高く盛り上げ、水盤や噴水も整備されたガーデンでした。
奈良高校の「法蓮校舎」に通っていた卒業生にとっては、この中庭は、奈良高校の「原風景」とも呼べる
特別な空間でした。
奈良高校の移転が決まり、この中庭に設置されていたプラトン・アリストテレス立像は、
新たな校舎に移設されることになったのです。
こちらが、昨年2022年4月に移転した「朱雀校舎」(旧・平城高校)と呼ばれる学舎です。
平城宮跡の北側に広がる、平城ニュータウンの中に立地する学舎です。
今回、奈良高校の創立100周年記念事業で整備する中庭は、四方を校舎で囲われたこちらの場所↑になります。
旧校舎(法蓮校舎)の中庭の約2倍の広さ(約1,200㎡)もある、広大な空間です。
こちらに、奈良高校の原風景でもあるプラトン・アリストテレス像を移設するとともに、
この広い中庭空間を活用して、学生の様々な活動や地域との交流ができる機能を持たせることが求められました。
お盆明けの8月中旬、何とか中庭の工事に着手しました。
写真は、既存の中庭(花壇)が解体・撤去されたあとの、更地になった様子です。
前の「法蓮校舎」から移されて仮設置されていた、奈良高校の野球部とバスケ部の記念碑も、
このあと、別の場所に移設されることになっています。
これからガーデンが徐々に出来上がっていく様子を、こちらのガーデンブログでも随時、ご紹介いたします。
乞うご期待ください!
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【 奈良高校・創立100周年記念事業について 】
今回の奈良高校・創立100周年記念の中庭プロジェクトは、50年前の創立50周年の時と同じく、
OBOG(卒業生)をはじめとした、様々な方々の寄付によって創られる事業になります。
「奈良高校 100周年記念特設サイト」も、2023年9月1日よりオープンしております。
[ 奈良高校 100周年記念特設サイト] は、こちら ⇒ 奈良高校 創立100周年 (narahs100th.jp)
創立100周年を機に、ますます発展する奈良高校へご支援いただけましたら幸いです。
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