2016.12.15
腐葉土は「土」、堆肥(たいひ)は「肥料」の一種です。
腐葉土は、広葉樹の落ち葉などが腐ってできた土です。
通気性、保水性、保肥性に優れ、他の土と混ぜて使うことでフカフカで微生物が豊かな土を作ってくれるので、土を作るために他の土と混ぜて使われます。
一方、堆肥にはいろいろな種類があり、材料の違いによって性質が異なります。
落ち葉や藁、動物の糞尿、野菜くずなどを材料として作られ、補助剤として油かすや米ぬかなども加えて、発酵させて作ります。
腐葉土とは違って、堆肥を多量に使うと、植物はいわゆる「肥料焼け」を起こし、かえって生育が悪くなることもありますので、与え方には注意が必要です。
ちなみに、牛糞や鶏糞など動物の糞尿は、発酵・分解の過程を経て、無機質になって初めて植物が吸収することができるようになります。
そのまま使用すると、すぐには役に立たないばかりか、発酵の際に有毒なガスや熱を出して植物の根を傷めてしまうので、十分に発酵・分解させてから使う必要があります。
なお、生ごみなどを利用した堆肥づくりは、生ごみ処理機による方法や、庭に設置した容器(コンポスター)の中で微生物に分解させる方法等があります。
ご家庭では電力消費や近隣への悪臭に注意して行う必要がありますが、環境にやさしい肥料づくりとして注目されています。
それでは、楽しいガーデニングライフを!