2017.1.10
球根植物は多年草ですから、原則的には次の年も花を咲かせてくれます。
ただし、球根植物は、そのままにしておくと今度は種子を付けるために養分を使い始め、
次に大きな花を咲かせる力がなくなってしまいますから、翌年もその球根を楽しむためには、
花後に球根を太らせるのが一つ目のポイントとなります。
花後は球根を太らせましょう
① 花が終わったら、花の下で摘んでしまいましょう。
② その状態で肥料を与え、光合成をさせ、養分を球根に蓄えさせましょう。
なお、球根植物の中には、夏場の高温多湿な環境や病害虫にも負けず翌年の花期を迎えることが
できるものもありますが、十分に太った球根を、次の植え付け時期まで掘り上げておくのも有効な
栽培テクニックです。この「掘り上げ」が、花後に行いたい二つ目のポイントです。
地上部が枯れたら、球根を掘り上げましょう
花後、葉だけを残したものは、数週間で地上部が枯れてきます。
その時が球根が最も成長した時期であり、「掘り上げ」のタイミングです。
掘り上げた球根は、葉やゴミを取り除いてネットなどに入れ、風通しが良く、雨の当たらない場所で管理しましょう。
高温多湿や病害虫などによって球根が腐ることを防ぐことができます。
以下に挙げたものは、大きな花を楽しむためには毎年掘り上げが必要な球根植物と、
数年に一度の掘り上げでよい球根植物です。参考にしてください。
毎年掘り上げが必要な球根
チューリップ、ヒアシンス、ヤマユリ、ラナンキュラス、球根アネモネ、イキシア、球根アイリス、フリージア、大球性アリウムなど
ヒアシンス
ラナンキュラス
数年(3~4年)に一度の掘り上げでよい球根
ムスカリ、スイセン、リコリス、ユリ、スノードロップ、ハナニラ、バイモ、スノーフレーク、シラー、クロッカス、小球性アリウム、アリウム・ギガンチューム、アマリリス、ゼフィランサス、ネリネ、コルチカムなど
ムスカリ
スノードロップ
それでは、楽しいガーデニングライフを!