2016.12.15
「強剪定」とは、太い枝を短く切りつめたり、多くの枝や芽を切り落とすような剪定のことをいいます。
「強い剪定」、「深い剪定」ともいいます。
大きくなった樹木をコンパクトにするために、この剪定が行われることがありますが、強剪定は切り口が大きくなるため木へのストレスが大きく、回復力が弱いと枝が枯れてしまうリスクもあります。
また、強剪定をすると切った時の樹形は小さくなりますが、その後に切り口付近から生えてくる枝は徒長枝が出やすくなったり、混み合いやすいため、樹形を乱す原因ともなります。
これに対して「弱剪定」とは、元の樹形を大きく崩さず、芽を残して枝先を剪定することです。
「弱い剪定」、「浅い剪定」、「軽い剪定」ともいわれます。
混み合った枝の数を減らしながら、すこちらは木へのストレスが比較的少なく済み、その後の生長も枝が穏やかに伸びるため、樹形を崩すリスクもありません。
長い枝を切るときは、芽の上3~5mmの位置で、切り口に水が溜まったりしないように、滑らかに切りましょう。
樹木に負担の大きい極端な剪定を避けるような、枝の手入れを行うようにしましょう。
それでは、楽しいガーデニングライフを!