2016.7.20 / 寄せ植え
湿度と高温、不快を感じる厳しい季節ですね。梅雨明け後には、厄介な台風の季節がやってきます。
雨風の被害が出ないことを祈るばかりです。
これまでは、お庭やベランダで楽しむプランターの寄せ植えをおすすめして参りましたが、今回は管理やお手入れが容易な室内で楽しむ観葉植物の寄せ植えを紹介します。
■今回使用したプランター
アートストーン22cm2個組
今回使用したプランターはピンク色。私は自分ではなかなか選ばない色のプランターです。
色に特徴のあるプランターは、植物より目立ってしまうことが多いのです。
でも、このプランターの色を生かしながら、寄せ植えをかっこ良く作る方法があります。(後半のポイントを参考になさってください。)
大きさも程よく、とても軽いので寄せ植えが作りやすいプランターです。
素材に有害物質を一切使用していないので、安心して使用できます。
このプランター最大の特徴は、鉢底に貯水スペースがあること。必要以上の水は排水穴から流出して、必要な量だけ植物が水を吸い上げます。
うっかり灌水を忘れてしまっても大丈夫です。灌水回数も軽減できそうですね。
排水穴はゴム栓でふさげますが完全防水ではないので、室内では受け皿を使うことをおすすめします。
■使用花材
・レックスベコニア ビリーフ イブニンググロー 1株
うどん粉病に強く丈夫です。室内の明るい場所で管理します。水の与え過ぎに注意しましょう。
・レックスベコニア ビリーフ アフリカンジャングル 1株
白い雪のような点々が特徴です。
・レックスベコニア フヨウノユキ 2株
株元の過剰な湿気は、根腐れを起こします。
CHIRO好みのシルバーの葉、とてもかっこいいです。
・ピレア エデン 3株
室内のカーテン越しで管理しましょう。暗すぎてしまうと緑が濃くなります。
加湿に弱いです。
■その他材料
・鉢底石
・活力剤(水で薄めて使います)
・活力剤(水で薄めて使います)
・珪酸塩白土(根腐れを防止します)
■作り方
STEP1
プランターの鉢底はこのようになっています。黒いゴム栓があるので、今回は外して使用します。
STEP2
余分な水を流し、必要な水を吸い上げるという仕組みの鉢底。
画期的な機能ですが、念のため過度の加湿を防ぐため、珪酸塩白土を鉢底に敷きます。
STEP3
鉢底石を入れます。
STEP4
土に肥料を混ぜた培養土をプランターの3分の2程度まで入れます。
STEP5
植物の配置を決めます。
植え込みまで、活力剤の規定量を水で薄めた液にポット苗ごと浸しておきましょう。
STEP6
メインとなる大きな植物から配置していきます。
先ずは、レックスベコニア ビリーフ イブニンググローを軽く根をほぐして右寄りに入れます。
STEP7
レックスベコニア ビリーフ アフリカンジャングルも同様にやや左側に入れます。
STEP8
レックスベコニア フヨウノユキを先に入れているレックスベコニアの間にいれます。
STEP9
ピレア エデンをプランターの縁にランダムに入れます。
植物全てを配置したら、培養土を株間に入れ、棒などで軽くつつき根と馴染ませていきます。
ウォータースペースを確保するため、培養土はプランターの縁から1センチ下がったところまで入れましょう。
完成です!!
■ポイント
プランターの色がはっきりしているので、寄せ植えに使用する植物は同系色を中心に選ぶと間違いありません。
今回は観葉植物なので、葉の色に注目しました。
葉の形、大きさ、質感、生育環境を考えながら上手く組み合わせましょう。
ピンクに映える黄緑色はアクセントになりますので、是非取り入れてみてください。
■まとめコメント
土の湿り具合は触って確認しましょう。
常に湿っていては、株元から傷んでしまいます。
プランターのピンクを生かしながら、大人っぽい寄せ植えに仕上げるために、暗めのトーンで組み合わせました。
明るくポップな寄せ植えにしたいときは、明るめのトーンで組み合わせると良いでしょう。
観葉植物の寄せ植えで、室内をオシャレに演出しましょう!
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は今までのプランターとは打って変わって、色鮮やかなプランターに寄せ植えをしていただきました。
プランター自体がポップな印象の為、ひとつあるだけでお部屋のアクセントになりますよ。
可愛いだけでなく、軽量で貯水機能も備えているので機能性も抜群!
はじめて寄せ植えに挑戦する方にもぴったりのプランターです。
ピンクだけでなく、パープルのご用意もあるのでお部屋にあったカラーを選んでくださいね。
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