お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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アスチルベの花が上がってくると6月も間近。今年の梅雨入りは、いつ?

写真は代々木公園です。今年初めてお目みえした庭なので、いろいろ予想のできなかったことが起きていますが、梅雨入り前の今のうちに、来たる夏への準備を!

さて、気象庁の梅雨入り予想をみますと、関東地方の梅雨入りが6月7日ごろとされて。

おそらく、例年通り?でも年々それも予想と違うことが起きますよね。

そして、さらに気になる梅雨明け予想が、7月19日ごろ。

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しかし、去年のように6月下旬に雨の降らない異常な猛暑があると思うと、うかうかしていられません。

私は去年のその時期、北海道に1週間ほどいたため、自宅の庭のコンテナ入りのアジサイを枯らしていまいました。

それでも地植え、半日陰なら、花や葉は枯れても株は生きていますから、今年、イギリスに行く2週間程度の庭の準備は少しでも早く済ませておきたいと思っています。

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去年の10月下旬にスタートした代々木公園のパークガーデンプロジェクト。

JAG(ジャパンガーデンデザイナーズ協会)の面々による土壌改良設計から、植栽工事に至るまで。

特に土壌改良に関しては、土中微生物や土中酸素の健全化に力を注いだ土づくりできた。

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最初から株間を詰め気味にしたのは、周囲にはびこる雑草避けをかねて。

ここに隙間が多いと、もともと雑草の多い公園の強い種類の雑草たちに庭を占領されるのも時間の問題。常駐ガーデナー、専門管理者のいない庭で、私はそういう経験をしてきているので、それだけは避けたかった。

常駐ガーデナーがいない分、現在、JAGのスタッフを中心にガーデナー養成講座の面々と、2週間に一度のメンテナンスに入ってもらうことができています。

今の時点では、何をするかといえば、主に雑草取りと....5月中旬をすぎると

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オーバー・グロウ・カットバック。育ちすぎた草花、開花の旬を過ぎていても、まだ植えて半年程度で自立できなくなる草花たちの切り戻し。

イギリスに住んで庭仕事をしていた頃、今がちょうどチェルシー・フラワーショウの始まる時期ですが、そのタイミングで切り戻すべき宿根草があり、

その作業が「チェルシー・カットバック」と呼ばれていました。

関東温暖地はロンドンよりも気温が高いのでアフターGWカットバックが理想的なのですが、

5月はやはりさまざまな花の楽しめる時期ですから。開花が終わったら手を入れる。

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いやー、しかし、写真を見ていただいてお分かりのとおり、生長が早過ぎて驚くばかりです。実は去年の段階で根張りが早いので驚いていたのですが。花壇の手前で、ぼさーっと生えている雑草は公園の管轄なので、縁取りの部分のみ我らがチームが。手で雑草を抜いています。

また、ここでサッカーをする人たちが後を絶たず、私がいる時もサッカーボールがアリウム・シューベルティにシュート!花に当たって折れて、伸びていたデスカンプシアもご覧のとおり。さすがにここでサッカーをして花壇をゴールにしないで。と思わず言ってしまいました。

これから芽の出る繊細な植栽に、ドシドシ迷わず、靴で踏み込まれるのには驚きましたが

公園という、だれもが無料で使える公共空間だけに、私はこれも自然現象と捉えて、こうしたことにも耐えていける庭になるよう、これからも植栽の工夫をしていかなくては。

やはりなかなか予測のできないことは、起こります。

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遠景でみると、最初の時期のことが思い出せないほどですが、

ああ。ここがこんなに生長が早いなんて。といまだに驚きながら、今後も軌道修正を頑張っていきたいと思います。

風通しはよく、これらの写真はすべて雨上がりで火に当たっていた庭の状態と違ってクタッと倒れているものも多いです。

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アリウム`パープルレイン`が咲いていたころ。

セントランサス コッキネウス アルバがたくさん咲いて。

ここで風が通らないと蒸れてまずいことになるので株間を開けるように枝葉を透かしていきます。やってもやっても横に増えそうですが。

地面に光合成を与えず雑草が生えない

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そして、色を失いつつシェイプを残して雨のなか。

来週は、ガーデナー養成講座の第二回目。また雨か....このところ庭で雨。多いです。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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