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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

寒さが、本格的になりましたね。冬の植物の管理法

吉谷桂子

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今年の冬は東京でも早くに霜が降り、雪も降って、寒さにやられる植物がでています。もっと早くにご紹介できたらよかったのですが、寒さから植物を守るベジトラグウッドシェルフのご紹介。

関東以西のさらなる寒さは、まだまだこれから、1月下旬から2月です。私が大切にしている半耐寒性の植物たちは今全部軒下。写真の右側。ユッカ・ロストラータは、長年育てていて、家に入れるには、太陽欲しい。でも外だと寒い。ビニールハウスがベストかな?基本、水やりはほぼ要らない。

ここからさらに、冬の植物の管理には注意がいるので、陽の光を当てながら、屋外で耐寒性の微妙な植物を育てるには、対策を。実にこれ、植物によってかなり、さまざまです。

もちろん、零度を下回ると耐えられない植物は

「加温式の温室」か、「室内の日当たりの良い窓辺」などの管理がベストです。

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屋外では、北風が当たらない南向きの場所(植物の北側に壁があること。できれば軒下)

北側に壁のない場所では、このベジトラグウッドシェルフが便利です。もちろん、北側に壁がある場所ならなお暖かくて良い。

で、水を完全に枯らさない程度に昼以降の水やりをなるべく避けること。

私はよく、昨夜のお風呂の残り湯を朝、ベランダの植物に与えています。

朝は、ホースの中の水が凍っていることもあるし、最低限必要な水分は、お風呂の残り湯のほうが「冷たくない」ので、植物の根っこにとっても穏やか。

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この写真は本格的な寒さが訪れる前に撮ったものですが、前述の通り今の寒さですと、中が暖かく外寒いとなってカバー全体が水蒸気で曇ってしまって、よくわからなくなるので、この写真でベジトラグウッドシェルフの全体のご紹介を。寒くなければ、カバーを開けて写真のように開けっぱなしでキープもあり。雨に濡れても、風通しがあったほうがよければビニールカバーは、外してストレージへ。形も色も庭のデザインにフィットしておすすめです。

https://www.dinos.co.jp/p/1174903244/

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寒さにへいちゃらな球根アネモネは外にいて、冬の夕日を浴びたところ。雪にも霜にもあたりつつ、今日もこんなにきれいに咲いています。

後ろに見えているのは同じ耐寒性しっかりのオランダ生まれのスキミア ペローサ。今までさまざまなスキミア を育ててきましたが、このペローサは美しさと丈夫さで今一番おすすめのスキミア です。今年もたくさんの蕾をつけてとても嬉しい!!スキミア 、日陰が良いと思われがちですが、夏も午前中はたっぷり陽の当たる場所じゃないと花付きはよくなりませんので、そこは注意事項ですね。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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