お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

DSC_2297.jpeg

中之条ガーデンズは、花見だけが目的の場所ではなくてありたいと。(でも花も必要)

なにを目指しているかというと、個人的ななにか。発見のできるような何か。

今はエキナセアが満開で宿根草フェア中です。でも、花も大事だけど、それ以外のこと、自然と親しむ的な。

IMG_4944.jpeg

全体のランドスケープ(とはいえ、30年以上前に建った構造物など、動かせないものがそのままだし、

関心できない電線や鉄塔も変えられないけど)グラウンドデザインとそのコンセプトを担った

DSCF7347のコピー.jpeg

吉谷博光の言葉を借りれば「新しい美意識に基づく持続可能な方法論を持った庭」として、

まだ、試行錯誤もあるのですが、私なりに新しい観光の価値観。みたいなものを生かせる場所でありたいと

思っています。正直なところ仕事以外で、私はプライベイトでは日本の観光地にはあまり行かないし、

その時間と予算はすべて海外に使いたいとずっと思ってきたけれど、今は行かれないので、

近場でその魅力を見つけようと思うようになっています。人類に、祭と観光は必要なのに、今は難しいから。

IMG_3172.jpeg

今後は、この中之条ガーデンズを中心にプライベイトでも、観光を考えていこうと思っていて、

その矛先がガーデンズから車で20分ほどのところにある四万温泉。

温泉って本当に素晴らしいと思うし、今から45年ほど前、まだ若者が温泉に目を向けていない時代の

ハタチそこそこの私が「温泉研究家」という名刺を刷ろうかと友人と企画するほど、温泉好きでした。

でも、徐々になんだか、思ってたのと違うとかいろいろあって温泉熱は冷めてたんですが。

20代のころの体験で今も印象に残っている温泉、タオルのデザインの仕事で出張した先で訪ねた四国の

道後温泉の木造建築の本館の湯の一番上のお湯。一番フレッシュなお湯だと言う。それで「わっ」と感じた。

それが精神なのか肉体なのか、その両方に何かが来た。ヒーリング?お湯でできる?その後、それに似た体験は、ハワイのカイルワの海。波間に漂う浮遊。とかインドネシアのロンボク島の湧き水プールでの全身毛穴全開体験でしたが、そういう感じを求めて、若い時代は、ハンガリーはブタペストのゲレルト温泉まで行っちゃったんです。イギリスに住んでいたときは温泉とは無縁。bath 温泉の湧く観光地バースなんて風呂の見学しかできません。子供が生まれてからあまり自由に動けなくなり、温泉への気持ちが削がれてたんですが。

最近忘れられない体験を何度かしているので、それをご紹介しようと思う次第です。

IMG_4251.jpeg

さて、先日は、中之条ガーデンズ赤い小屋で開催のヨシヤのプチマルシェに起こしくださり

まことにありがとうございました!写真のイギリスのアンティークはおかげさまで完売に。

このとき、一緒に行った友人を誘ったのが、この旅館です。実は最近、この記事を読んだ友人たちが

予約したというので、この小さな文字数では説明しきれないので、説明を加えたくなった次第です。

IMG_4224.jpeg

四万温泉のほとんどいちばん奥にある「ひなたみ館」です。この記事は、

2DA935C1-96D8-4574-8E6A-FEDC0CC709D5.jpeg

婦人画報誌8月号で、まさに今私が考えていたことのガイドになる特集でした。ほかの記事も

役立つ話題満載でおすすめです!

実は去年の秋、三重県のアマネム、予約してありましたが、仕事ではなく、純然たるプライベイトだったので

パンデミックの厳しくなる中、泣く泣くキャンセルしたのでしたが、また行ける時が来たら、と思っています。

IMG_3405.jpeg

でも、仕事で行く先、中之条ガーデンズは、安心で、安全にお風呂も食事もできるところを選んできました。どこのお宿も現在、かなりの気遣いで安全な体制をとっています。でもあとは好みの問題。

よんまんの病を癒す霊泉とされる四万(しま)温泉ですが、このお湯が、本当に素晴らしいのです。

他とは違う。霊験あらたかなストレート源泉。泉質を維持するための薬とかも入っていない。

IMG_3406.jpeg

その源泉かけ流しは当然のことながら、源泉「御夢想の湯」から直接引かれた源泉は数少ないそうです。

それと、知らない人が入った後のお湯はダメで、自分と家族か友人以外は入っていないバージン・スプリングスが、おそらく効能を感じた理由だと思われます。↑このお湯がよかった。

ただし源泉でかなり熱めなので、最初に水を自分で足して好みの温度にする必要があります。

それも、好みにできるので良い。

IMG_3423.jpeg

お風呂の外を覗くとこんな景色。ちなみにこの景色は room Aだけのお風呂と景色です。

IMG_4920.jpeg

こちらのROOM B はまたちょっと違いますが、二人で泊まるならこの A か B がおすすめ。

部屋の椅子も要チェック事項。椅子がないと、デスクワークで正座は辛いし、椅子がない部屋は疲れる。

ひとりのときは、ここ以外で、小さい部屋や一人部屋のある旅館を予約しますが、椅子はマスト。

一人の時は部屋が広いと落ち着かず、狭い方が休みやすいし、仕方ないのですが...。

IMG_3402.jpeg

ミニマルなインテリアも、私好み。

食事がおいしいのは当然のことながら、重たさとかとは無縁なのも嬉しい、

IMG_3407.jpeg

そして、何よりもプライバシーが保てるお部屋食は、コロナ禍の状況では大切ですよね。

IMG_4928.jpeg

朝食だけは、パーティションで区切られた食事処で、これもかなりプライバシーあり。

IMG_3424.jpeg

もっとも、一人で中之条ガーデンズに行くことが多いのと、仕事出張ゆえ、あまりコストをかけられないという現実もあり、ビジネスホテルのない中之条では泊まる場所に苦労したからこその選択肢でこちら以外にも。この7年間はそれはもう、たくさんの宿に泊まって、ほかにも良いお宿はいろいろあり。

あとは好みの問題で、私は伝統的な和風旅館が苦手だったり、大きな浴槽に複数で入るスタイルのお風呂も

ちょっと苦手。却って疲れてしまうので、大浴場には行かないで、部屋の小さなユニットバスで

終えることも。温泉地にいてそれも情けないけど、実際に疲れるように感じるから避ける。

IMG_4922.jpeg

ただし、部屋に専用のお風呂がない場合も、無料予約不要の貸切風呂も助かります。

「過ごす時間」気持ちの良さ。ここが重要なので、気が向いたらぜひ、中之条ガーデンズ。

四万温泉、いつか、旅してみてくださいな。

IMG_3430.jpeg


■おすすめ特集

吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


Instagram@keikoyoshiya 

Archives

Recent Entories