2021.5.13 / ガーデニング(GARDENING)草花(FLOWER & PLANTS)
ゴールデンウィークが終わると、私が担当するガーデンの現場は夏の準備を始めます。
今週は、はままつフラワーパーク。それまで庭を飾っていたチューリップやパンジーは
ほぼ抜いてしまい灼熱の夏でも花を咲かせる熱帯性の植物に変えて行きます。
今東京は気温が低いですが、浜松は暑かったです。
(写真はバラ'アスピリンローズ'が咲き、他の宿根草が大きくなり始め、パンジー、チューリップを
全部抜き可能な限りのオルラヤも抜いて。それでもまだまだ!あともうちょっと!の眺め。)
個人邸はそこまでしないと思いますが
フラワーパークは、一種のショウガーデン。常に見せ場を保つ必要があり、まだ美しいうちに
冬春を飾った一年草や一年扱いの球根は抜いてしまいます。全部がコボレダネで増えるオルラヤが
せっかく咲いているアリウム'ニグラム'の眺めを邪魔しているように思った眺め、注意深く
オルラヤを抜く。コボレダネは根が深くて抜く時他の根っこも痛む時あるので要注意。
この写真は、アガパンサスの脇に植えたトリテレイアで、このような放置して毎年咲いてくれる小球根は、パンジーやほかの一年草と一緒に抜いてしまわないとように多年草などの脇に植えて守ります。
アガパンサスの花が上がる前にアガパンサスみたいな顔をして咲くのが気に入っています。
20年近く前、いつもこの頃は国際バラとガーデニングショウの準備でてんてこ舞いでしたが
ほったらかしで咲くこの花が庭どこかしらで咲いてもゆっくり鑑賞できなかった。そして、
結局今もそう。秋にこの球根を見つけたらどこかしら水はけ日当たりの良い箇所に植えておくこと。
おすすめします。
一昨年の秋、バラのオーソリティ、後藤みどりさんに「丈夫さ、手間なくよく咲くバラを」と
おすすめいただいて植えたアスピリンローズ。カタログ上は白でしたが寒暖差の関係でうっすらピンクに。脇に植わっていたリクニスもバラも違いにせめぎあってきた。この後リクニスをカットバック。
ほかにみどりさんおすすめでボレロとパロマブランカ。この二種が私好みのカップ咲きで
連続開花性もよくてありがたい。花や葉が繁茂するまではカマシアの球根が育っていましたが
この後休眠に入ります。株元のストケシアは、暑くなってバラの休みに入るころも一応元気で
花咲く予定。
オルラヤはとり急ぎ抜いていかないと!
さて!今週土曜日は、横浜ローズウィークのイベント。緊急事態宣言やまん延防止策のなか
最注意状態でイベント開催です。みなさまも本当に基本はSTAYHOMEですが、お出かけの際は
本当にお気をつけて。
また5月27日から29日の北海道銀河庭園のガーデンワークは延期になりました。リモートワークなどで
これから美しくなる銀河庭園の準備の様子ご紹介できたらと思います。
来週箱根星の王子さまミュージアムのガーデンワークは雨予報がでていますが、5月17日18日、
夏花壇の準備で行って参ります
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