2021.5. 6 / ガーデニング(GARDENING)草花(FLOWER & PLANTS)
先月、4月25日、愛知県豊田市で開催された「あいちガーデニングフェスタ」講座の帰り、
今回のフェスタのアテンドをしてくださった豊田ガーデンの社長、天野勝美氏にお願いし「花遊庭」へお連れいただいた。
四半世紀以上も前に開園した「花遊庭」には、天野勝美さんが意匠する日本庭園の部分と、
麻里絵さんの意匠による花のイングリッシュ・ガーデン・エリアがあます。
日本庭園は日本での栽培環境の経験と伝統から、
そこにモダニズムを加えるなどの変化を加えたとしても永く続けていくためのノウハウがあると思いますが
イングリッシュ・ガーデンとなると、それこそ、始まって四半世紀前後ではないかと思いますから、
今までも、続けてこられたことに大きな意義を感じます。
残念ながら、日本のイングリッシュ・ガーデン。四半世紀前に開園し、持ち堪えられなくなり
今は閉園した庭も少なくないので、私は管理の大変な従来のイングリッシュ・ガーデンに対し
大きな危機感があります。
なので、私が始めているナチュラリスティックの庭は,ショウガーデンとしては華やかさにかけると
思われる面もあり、そこはコストやサステナビリティとの兼ね合いで今、まだ試行錯誤中だといえます。
イングリッシュガーデンエリアのヘッドッガーデナー、麻里絵さんは控えめな雰囲気ながら、
事あるごとに出会いがあり、心より応援したい存在ですが、私にとっては、お父様である天野勝美氏が私の同世代であり、愛知県で開催されるイベントでは、ずっとお世話になっていました。
うっかりと口をついて出てしまう私の言葉は、「本当に大変だと思う。よくぞ、続けてこられた!」
という感動と尊敬の気持ちも込めた感情。(ちょっと大きさが気になりますが(汗))
「庭」というひとつの「文化」を続けていくには、経営的なハードルを乗り越えていくための生きる力のようなものが必要だし、損得を通り越した情熱なしには・・・。
壁の色調とピタリマッチしたバラ、デプレア フルール ジョーヌ - Rosa Desprez à fleurs jaunes
ですから、庭への情熱に、共感というよりも尊敬だ。そして、麻里絵さんの作る庭にも尊敬です。
なにしろ、大変なんだから!これから暑い季節もやってくる。
オオデマリ'ジェミニ'、ピンクオオデマリ。国際バラとガーデニングショウでよく使った灌木!
房咲きのチューリップ'アントワネット'ではないかと、思う。私もはままつフラワーパークに
いっぱい植えた。しかし、最初の黄色は良いがあとからオレンジに色変わりするとなんとなく
周囲との調和が難しくなる。でも房咲きは比較的に長く咲くので、ショウガーデンには助かる存在。
アントワネットの後に登場して、勝ち誇ったように見えるのはクレマチス 'ジョセフィーヌ'
見事に花の揃った様子が見事ですが、やや半日陰風な場所で見事なのは、西日から守られいるからか。
イギリスで開催されていた90年代のチェルシーフラワーショウでよく見かけたこのクレマチス。
こうして、チェルシーショウから四半世紀を経て麻里絵さんの庭で見ることができたことに
時間の経過への不思議な感動がありました。
さて「あいちガーデニングフェスタ」では、コンテナガーデンコンテストがありました。
こちらの作品に「ヨシヤ選出賞」を受けていただきました。
ちょっいと詰め込み感もあり、コンテナがあと一回り大きくて、ゆったり入っていたら、
寄せ植え植物のセレクションと形のコンポジションや色彩は素晴らしいと思いました。
なのに、こちらの作品には賞がなかったので、それではこちらに!と。もちろん、素晴らしい作品の
数々が登場していたので、選ぶのは難しかったです。
さて、最後の写真は、連休前の4月23日にフジの満開を迎え、友人知人が自然に集まり
写真の時だけ、マスクを外して写真撮影。撮ってくださったのは、たまたまおいでくださった
友人後藤繁雄くんの知人、浜松出身の写真家、ニューヨークで活躍していた若木信吾さん。
左から、Nagisa G、Ayumi U, Mami K, Keiko Y, Konami T ,ほかに歌手のエリコさんほか
個性的メンバーが偶然居合わせましたが、一瞬の撮影で解散でした。
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