お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

IMG_7539.jpg

先日開催の「家時間を大切に過ごすために(NHKカルチャー青山教室)」ご参加くださったみなさま

ありがとうございました。見逃し配信でまだご視聴できなかった方にも。

教室からいただいたテーマ「家時間を大切に過ごすために」は、なかなかに、だだっ広いテーマでした。

(写真は講座の1日前に、「STAY HOME 見舞い」というタイトルで知人の編集者さんが話題の広島の花屋さんから

送ってくれたスカビオサのアレンジ!STAY HOME 見舞いで花を贈るなんてすてきなアイデアですね!)

かなり悩んで、1月の大半の時間で「家時間を大切に過ごす」とは、いかに?とずっと考えていました。

なので、講座に使用した写真も、一時は300枚を超え、それをまた減らし変更し。最終的に267枚。

IMG_7558.jpg

この写真↑、そうだ、スリップウエアやジム・キーリングの陶芸作品のことも話題にしたいと、

講座直前に、前の花瓶の花と取り替え、慌てて撮ったので、あらまあ。そして、この花を花屋さんで買ってきたのは

この写真を撮る13日前のこと!さすがに花が老けていますが、まだこれもいいと思われて。

後から見ると、机の上に前の花アレンジから落ちた蕾の破片など。机の上を綺麗に拭いてから撮れてません。

急いでいるとそういうことが抜けるんですよね。いっつも、時間がない。って

焦る気持ちでこの22年(イギリスから帰国して、子供が生まれて)子育てと、ありがたいことに

たくさんの仕事に恵まれて、実際は、まったく暮らしを楽しむ余裕は十分ではありませんでした。

ところが、コロナ禍の1年。様々なイベントが中止になり講演会もすべてなくなりました。

IMG_7526.jpg

時間にすこし、ゆとりがでて。架けかえたいけどなあ。その材料はもう買ってある。

とずっと思っていた書斎の絵の架けかえや、フックの付け替え。

IMG_7524.jpg

たとえば、壁に絵をかけるためのフック。これはこの、10年ほど前か。ずっとついていた。

家を建てた10数年前。新宿の世界堂(額縁が日本でもっともたくさん売っている?)まで

探しに行ったけれども、これしか見つからず。

うーん、これじゃないんだけでど。でも、見えないように工夫すれば良いかと。

(今はさすがに売っているのか、それは知りません)

IMG_7526.jpg

イギリスに行ったときに、ロンドンのキングスロードにあるGREEN & STONE(額縁と画材屋)

で絵画専用のピクチャー・フック。4つ入りで95ペンス。140円ほどのこれが欲しくて東京じゅう

探してたけれども、ロンドンの街の画材屋、金物屋ならどこにでも売ってる。

これを買ってきたはいいけれど、やれやれ、やがて付け替えたのはつい最近です。

IMG_7525.jpg

これは、5−6年前にパリのセナリエでこのフックを買ってきたけど、ようやく設置したのは、

先日のことです。嫌いなカナブン、草花の敵、コガネムシ。なんだけど、蜂に重ねたら、おもしろいかと。

ヨーロッパでは、コガネムシ。実際は、フンコロガシ。

スカラベとして、不死と復活の象徴、太陽神。としての、立派なお守りオブジェです。

その間もたくさんのお客様もあり、撮影も、あり。やだなあとは自分でも思っていたんですが。

IMG_7566.jpg

ようやく、付け替え。ほんの30分で終わることも、長い間、なかなかできないでいました。

そして、やりました!このままでもいいのかもしれないけれども

IMG_7567.jpg

まず、ゲル状のグリップテープ(*壁紙が痛まない)で軽く額の裏で固定。

IMG_7571.jpg

そこに間が空いていたので、犬の絵(30年近く前にロンドンで描いた金箔貼りから自分でやったテンペラ画風板絵)の

リボン結びはもう、かれこれ20年以上同じものなので、そろそろ浅草の木馬に行って新たなものを購入

新しいのと変えないと。濃い紫色なので、それに合わせて紫のバタフライの飾り。

IMG_7572.jpg

まんなかの絵は、額縁も自分で作りましたが、金箔がハゲてしまい茶色です。29年前に貼った

ハート型のミカンのおし花(?)も、ミイラのようです。

IMG_7569.jpg

どの絵も自分が描いた絵だったり、コラージュなので、ヘタだとかいまいちだとかは置いておいて。

IMG_7568.jpg

「?」は夫の作品。そこいらへんにほったらかしてあったので、もらってきました。

家にいる時間、こんなに長かったことは、今まで生きてきて、なかったかもしれません。

いえ、実はロンドンに住んでいたときは、お金を使わないために、外にでない1週間がよくありました。

一歩もでなければ、お金を使わないで済むのは、今みたいにネットで注文もできなかったし。

とにかく、今。

1週間、近所のスーパーなどに行く以外は、家と庭を出ないなんて。でもその時間を有効にするには

IMG_3153.jpeg

家の景色をちょっとでもよくする工夫と時間。それいけ!

講座中にチャットでいただいた質問にお答えするべく、再度、カルチャー教室に確認をして

いますが、壁のお皿を素敵にコーディネートするコツは、まずは。周囲の色とあわせた

リレーティブカラーですね。バスルームでは、洗面台の白いボウルに合わせて基調色を白系と

したので、絵も額も白系です。ロンドンの国立博物館で見たマンテーニャの絵に触発されて

描いたレリーフ調の花の絵も描いて25年以上が経ちましたが、先に骨董市で額を買ってきて、

その額に合わせてキャンバスのストレッチャーを画材屋に注文。

麻のキャンバスをロンドンの18世紀からある古い画材屋で買ってきて、膠を塗るところから始めたオリジナルです。

膨大な暇時間がないとできない趣味(?)でした。一枚を仕上げるのに、何ヵ月も。

今は無理。

あと、もう一ついただいたご質問で、「庭のキラキラのコツは?」。

おもしろいテーマなので、またこちらのサイトで特集したいと思います。

IMG_8922.jpeg

「冬の西日の良さを再発見しました」と、チャットをいただいたのも嬉しかったです。

(写真は西日のあたる壁。今日という日の、穏やかな終わり方をしばし鑑賞する)

さて、オンライン講座は実際の講座の100倍以上も準備が大変なので、いつも、もう

2度とやりたくないと思うのに、終わってみると、またできたらやっても?と、心が動くのは、

そのインタラクティブ性にありますね。相互コミュニケーション。大事ですね。

チャットをくださり、ありがとうございました!では、またね!


■おすすめ特集

吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


Instagram@keikoyoshiya 

Archives

Recent Entories