2020.6. 9 / ガーデニング(GARDENING)草花(FLOWER & PLANTS)
6月の中之条ガーデンズ。いよいよ見応えのある世界が....。
特に今、力を入れているパレット・ガーデンは、ナチュラリスティックの方法をさまざまに取り込んで。
「宿根草」というジャンルから生まれる、パレットに並んだ見事なピグメント。
それらが自分の力(ポテンシャル)を最大限に生かして織りなす色彩と形の美しさ。
じっくり見つけていただけたらと思います。そして....
いよいよ、3度目の夏を迎えたローズガーデン、凄いです。
ジャパニーズモダンローズガーデンはほかのイギリス風のエリアとのコントラストが素晴らしい。
この先に開けているのが
かと思うと、これ以上にロマンティックな構成はあり得ないパステルローズの世界。
日本でここまで、オリジナルの構造デザインと、バラの咲かせ方の完成度が高い庭はほかにないのではないかと。
河合伸志さん凄い。彼に依頼して本当によかった!!!
そして、吉谷博光の構造デザインも凄い。このローズウォークの道幅の狭さは感覚にぐっときます。
普通はこんなに狭い道幅、設計しません。
筋の通ったオーダーのある景色に「ランダム・オーダー」のある植栽計画。
ここはお手洗いなのですが、かっこいい。イギリスでもここまで気合の入ったバラ園はないでしょう。
さて、最後は、スパイラルガーデンへ。
なかなか一般の方々には見出しにくいかもしれない、コンテンポラリィな植栽デザインです。
私はこのような景色が好きなのですが、多分、目に入っていないみたいなんですよね。見学の
方々の多くは。
植物が自分の力で生き延びる。(例えばこのスティパはもう、コボレ種)クナウティアも、
もちろん最近植えたものではない。この場所で生き残れる植物しかビジブルじゃない。
植えることもできない。それは、乾燥に強い、無農薬で生き残る植物。
そんなバラとは対照的な世界を発見していただけたら。
ただし、なかには熱心に花だけでなくグラス植物の魅力に気づいて、
感性をキラキラさせて見ていただける方々も増えているのです。嬉しいな。
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