お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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植物にとって、厳しい夏の峠は、高温多湿、大雨による根腐れなど、暑さが厳しい日本の温暖地は、

生き残りが厳しい植物がたくさんありますよね。冬の峠は、極端な乾燥と耐寒性の限界ですが、

写真の、ラナンキュラス'ラックス'は、耐寒性が微妙なので、寒冷地の冬越しは難しく、これまでも春の見事な開花性で群馬県中之条ガーデンズや北海道銀河庭園でも春に咲かせられないかと

いろいろ工夫はしていましたが、屋外での冬越しは無理でした。そこで、箱根仙石原、

南向きの昼間は太陽の暖かさに壁が暖められるような場所に植えると冬越しできるか?と

3年前に植えたのが、このラナンキュラスでした。東京の私の庭では、もう咲き終わりですが、

箱根ではこれから開花。ゴールデンウィークに咲く花です。

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グラウンド・カバー的に根を張る宿根草は、便利な存在です。写真のペルシカリア マクロセファラ'レッドドラゴン'早春の芽出し時期は赤い葉がチャーミングです。育った姿も葉面が揃うので

庭のフィリングプランツとして、エゴポデュームと共に、重宝していますが、それは、

*根同士がスクラムを組むように張ることで、他の雑草が生えてきにくい。

*葉群同士もこのままスクラムを組んで育つので、地面に日が当たらず、雑草が生えにくい。

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これが、うまくバランスすると、良い感じに春夏秋冬幾年も生態環境を保つのです。

季節によって、その隙間に球根を植えたり、アクセントプランツを足すことも可能。

同じペルシカリアでも、ロンギセタ=「イヌタデ」は、私の庭にも所構わず増えてしまい

抜くのが大変な雑草です。あの「アカマンマ」とも呼ばれる赤い実がどこにでも散らばる。

育っても、葉面がバラバラに暴れながら大きくなる姿は美しくないから、必死で抜いていますが。

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ハサミ、テブクロ、マスク、ボウシ、大きな袋。この5拍子を揃えて、雑草刈りを始めれば

あっという間に大袋がいっぱいになり、袋の大きさに合わせて達成感もあるというものですが、

雑草を抜けば、花木に少し肥料を......その時、株のまわりに置くだけでも良いのですが、

割り箸などで穴を開けて少しでも深い場所に肥料をセットしておきたいのは老婆心です。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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