お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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本来なら今週が開園予定だった北海道の銀河庭園。

ゴールデンウィーク中は休園が決まっています。1月からまだかなり寒い時期に計画をしていた2020年春以降の庭のリニューアル準備。

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まだあの頃は、ゴールデンウィークまでには、オープンできるのではないかと淡い期待を寄せていましたが、

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まだ、先が読めません。きっとみなさまもそうでしょう。

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日本中のガーデンがこれからの季節に向けて、去年の秋から準備を怠りなくやってきたなかで、今の状況は誰にとっても辛いことです。

ですが、イマジネーションは負けません。

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↑ 4月22日に写真を撮ってもらったローズガーデンの写真です。東京ではもう、バラが咲き始めましたが

北海道はまだあと2ヶ月後以降でしょうか。

無農薬にこだわってきた銀河庭園のローズガーデン。今年から、バラを主人公にしつつも、

宿根草やコボレ種で存続する一年草などで間を埋める「フィリング・プランツ」。

*病害虫に強い宿根草を選ぶ。

*スパイク状の形の植物。(バラが丸い点々で咲くので、コンビネーションになる。葉っぱも大きく広がらず、日陰や風通しを最小限、遮らない)

*注意点。バラの肥料をもらうので一緒に巨大化する品種に注意。

地面の隙間や無農薬によって落ちてしまう葉によるバラのトゲトゲした枝もあまり目立たない庭にしない方向です。

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このスケッチは、今年に入って、3月までの、かなり長い日々に毎日毎日描いていました。

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ブルーのスパイクプランツ、キャットミントを1輪づつ描くのに、飽き飽きしながら描きたしていたので、着手から1ヶ月以上もかかってしまいました。

でも、いつもそうですが、担当ガーデナーは、受け取るとプレッシャー(汗!)を抱えてしまいますが、プレッシャーはあるていどは必要だし、自然界とか、自分の体力や予算とかいろいろな条件もあり、簡単ではありませんが、そういう様々と折り合いを付けながら

目標に向かって前進!

結局、そのように仕上げてくるので、とても、偉い人たちです。

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新型ウイルスのことが言われ始めた時期からこの2ヶ月以上の日々、まさに、ずっと巣篭もりでしたものね。↑がまだ途中。これで完成とは言えなくて唸りながらも描き足しました。

遠景と近景では絵具の色の濃さも変えているんですが、写真にするとフラットに見えてしまいますね。近景は濃いめに。遠景は空気遠近法で薄めに描くのですが。データになるとそのニュアンスがでない。

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なので、この絵は普段のスケッチよりも時間をかけて、かけて、思いを募らせていました。

どうか、この初夏にはいろいろなことが回復しますように。

2020年。初夏のリニューアルを目指す銀河庭園のローズ・ガーデンの完成イメージ。

現在のところ、5月11日以降の開園を目指していますが、情勢の変化により変更になる場合もあります。随時ホームページなどをご確認のうえ、ぜひ、チャンスがやってきましたら、広々とした銀河庭園を楽しんでいただきたく存じます。バラ咲く銀河庭園でみなさまにお会いできますように!

http://www.ecorinvillage.com/ecorinvillage/ginga.html


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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