お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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今、和洋、さまざまな庭を見て回り観察するなかで、晩秋から関東以西、冬の庭は、比較的によく晴れて、ストレスを感じるほどには忙しくなく、藪蚊も毒虫もいないし、庭作業や庭の時間も、楽しみながらすごせるタイミンです。

だからこそ、夏の厳しさや、台風や大雨への脅威に対応できる庭を考えるチャンスになっていると思います。(写真はイギリス、私が実はピート・ガーデン以上に好きかも、な、ダブ・コテージ)

この冬は、手間がかかって手におえない植物の引き算を考えたり、実行したり(私も病気になった木や、なりやすかった植物を1月に思い切って減らしました)

でも、園芸的、ガーデニング作業のプロセス的にも、ストレス少なく、嬉しい楽しい植物は、私の庭にもデザインしている庭にも、たくさんいてくれて、メンテナンス・フレンドリーに、庭と草花の暮らしが楽しめる工夫は限りなくあると感じています。

今年、5月23日には、浜松市で開催される「花と緑のまちづくり大会」の基調講演をさせていただくのですが、そのタイトルは

「高温化に備える 新ガーデニング主義」です。

今話題になっているナチュラリスティックを、日本軸に捉え直した内容で。
洋でも和でもよい、好きな世界で
楽も考え、草も花も楽しむ。
できること、できないこと。
しないこと、すること。
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いろいろな事例をお話しできたらと思います。

私は、デザイナーですが、ガーデニングの楽しみ、そのノウハウを伝えることが大切だと思っています。そこでは、楽しみかたも十人十色。みんな同じではありませんが、考え方が広げられたら、それは楽しみの幅も増えるということ!

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さて、今年のチェルシー・フラワー・ショウ2020

どんな内容になるのか気になります。

今年のチェルシーショウの頃は、「花と緑のまちづくり大会」が重なるので、日本を離れられない。行くことはできないのですが、(なので、9月下旬でイギリスツアーを企画しています)気になるのが今年の庭園のラインナップ。

長年、チェルシーショウの中心的役割を果たしているスポンサー、M&Gが主催するRHSチェルシーフラワーショー2020においては『気候変動と戦う方法を強調する庭園』が、中心的な役割を果たすそう。まさに、庭は気候変動の課題が浮き彫りになりますが、今年さらに デザイナーは、世界で最も有名で権威あるなフラワーショーで、環境と持続可能性に焦点を当てています。極端な言い方ですが、気候変動という今の現状をまったく無視した庭は、ありえないような状況です。

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それからパッと見た目は、クラシックでロマンチックな庭でも、やはり丈夫な植物が選ばれて植わっていたりします。環境の変化に合わせた状況も見られます。

方法を工夫すれば、新たな楽しみもまた生まれると思うので、この春はそんな新しいアイデアも探してみて。

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ところで今月発売のミセス3月号のテーマが「春は自分磨き」。

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私も、記事のなかで、おすすめの本を掲載させていただきました。

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今の庭や暮らしに求めたいイメージを「教えてくれる本」を選びました。

内容は英語だけど、今や Google翻訳を使えば、スマホ上で日本語訳がすぐに読める時代です。

今の時代の難しさもありますが、今の時代の良さをうまく使って自分に合った、新たな方法を探すのも今の時代ならでは....。


■おすすめ特集

吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


Instagram@keikoyoshiya 

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