お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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今回のサマセット行き The Newt in Somerset (以降、ニュートと呼ぶことにします)

のインプレッションが大きすぎて、なかなか文章がまとまりませんでした。

それゆえに、なかなかブログもアップできなくて..。今日も、きっと途中になりそう。

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'Ab ovo usque ad malus ' ラテン語で「卵からリンゴ」 転じて「スタートからフィニッシュ」。

最初から最後。という意味を持つ庭。まさに、これはきっと後からわかってくるのですが、庭の2000年の歴史を感じ。実際にこの卵型の下方は、昔のハドスペンガーデンの時代から鶏小屋でした。それもまたのちほど!

今もいろんな鶏が自由に暮らす(!?)

そして、未来を感じる庭です。(ピートさんのフレーズで、私の好きな「芽出しから枯れるまで」にもちょっと似ている?)

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だから、ここにリンネの紹介があったのね。

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吉谷がイギリスにいるというので、せっかく何度も見にきてくださったのに、進んでいなくて無駄足だったらすみませんでした!3泊4日間。敷地内に入ってからチェック・イン&アウトして敷地を出るまで、どこへも他の場所に行く猶予のない4日間でした。見るところ。感じていたい場所、多すぎて!

(写真は、最後の一泊に泊まった部屋・ここだけでも長くなるので、また次回に)

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スパの充実も素晴らしく、トリートメントは、まさかのガーデン・シェッドで!

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個人の庭〜パブリックの観光庭園まで、大小公私、3700箇所以上の公開庭園が存在するイギリス。

見たい庭が、様々なエリアにたくさんあるので、毎回、どこをどう絞って見学したら良いのか。毎回悩みます。

ツアーのたびに異なるテーマを決めて、悩みに悩んで、個性的な庭。人気の高い庭。古典の庭。風景式庭園やバラの庭。コンテンポラリーガーデンなど。その意味や存在価値に、私なりの言葉を添えながら周遊してきました。

その下準備。下調べで来てみたわけですが!レンタカーを借りたのも、4日間で他の庭もいろいろ

冬の間公開している庭を見る予定でしたが!全く行けず。

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まさに秋から冬に見頃を迎える庭に本気でフォーカスをするのは初めて。(きっと初夏も美しいはずですが!)

やはり、ここ、特別。そして、4日間いてもまだ足らなかった感じ。それにしても、このパルテールのバリエーション。凄いです)

このサマセットというエリア、サマセットシードルやサマセットアップルも名産です。

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これから時間をかけて育てていく、きっと、りんごの成る季節だともっと楽しいでしょうね。

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美しいシードルの工場もあります。見学会も行った。

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ここのシードル。ものすっごく美味しいです!私、シードルは飲むと頭痛がするのですが、これはしない!

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10年後、もしかしたら、100年後が楽しみです。

その時、生きていなくても、魂で見にくるぞー!と、思いました。

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ちなみに、昔のハドスペンガーデンにブルドーザーが入って(という話は悲しかったけれども)

ゼロからのスタート。ここまでは5年だったそう。

それでも早い!悲しい気持ちを凌駕してくれる新しいエネルギー。

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ナチュラリスティックのムーブメントが始まってからは、変わりましたね。庭の見方も。

普通の観光ツアーのように、有名なところで花の満開時だけを回る。も良いのですが、ただ見て、写真撮って。

で終わるのは、もったいない。この深くて広い庭の世界。意味を理解して深掘りしたり、新たな違う視点を発見したり。

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例えばこの写真はハウザー&ワースですが(この写真以外は、全てニュートの中)

(上)ピートさんの指定で図面通りに植えた植物でうまく育たない品種を

丈夫でこの土壌に合うものに植え替えていると言っていましたが、植えたばかりのペンステモン'ハスカーレッド'のマッスプランティングがありました。株間は意外と狭い15センチ内外のランダムなジグザグ植え!

こういうところを普通は写真にしないかもしれないし、ポイントアウトしないけれど、実は

とても役に立つ、ディメンション。しかし、かなりのクレーソイル。粘土質で重たい土です。

ニュートの写真に戻ります。

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今は、草花の景色は茶色ですが、このエリアは、カラーガーデンズ。春以降には花の色彩が楽しめるでしょう。

何を美しいと思うかは、それぞれに違うとは思いますが、美しさの規範のテリトリーが広がると、喜びも広がりそう。それには、実物。本物をみないとだめです。見た時、解らないこともあるかもしれないけれども後から解って来ることもある。

広い視野で様々な庭を見て、自分の視野を広げること、言い方を変えると、自分が持っていない視野と出会うというか。

今回は、ニュートの庭。写真で見ていた時は、「どうなのかなあ。好きになれるかなあ」

とちょっと心配でした。写真だけだと、そのスピリッツが感じにくかったから。でも総合的な意味で

見所多すぎて、写真も絞りにくくて。言葉も選びにくくて。ただ感動していた。

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ヴィクトリアン・グリーン・ハウス。興味深い品種のコレクション!

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Garden Cafe ! ここは行かなくちゃ!おなかがあまり空いていなかったのに食べちゃった。

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これは、メニュー(私のスケッチではありません)

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左、ケールやビート、右、パースニップのソテーやフライなど。野菜料理が超充実!

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本当に!!!美味しかった!また食べに行きたい!ビーツルートのスープ。

旅行中、いっつも、おなかにビートでした。食べる血液とも言われていますよね。

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ニュートのスカルプチャーロングウォークへの道すがら。いくつかの池があって、そこには

本物のニュートが住んでいるそうです。

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これから徐々に完成していく、アロットメントや、プロデュース・ガーデン。

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カスケード・ガーデン。ここ、子連れで来たら楽しい!カエルに何度、水をかけられたことか!

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ランドスケープとしての全てのエリア、当初のハドスペンからさらに買い足してさらに広がるニュートの庭

やっぱり、まだまだ書ききれません。(続く)

園芸ガイド誌の公式サイトブログには、今回、最初の2日間を過ごした白井法子さんの記事もあります!

https://engei.com/gardening/uk-gardening-report/4721/


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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