答えは、自然への憧憬。と、私は思っています。自然の脅威も含めて。
ナチュラリスティック。去年くらいから、少しづつ、話題に上るようになってきました。
写真は、2017年9月イギリス 。pietさんが、おっしゃるように、なにかDNAのような。
心から、求める何か。の姿が、人工的なものよりも、自然な方に惹かれるのだとおもいます。
Piet Oudolfさんもおっしゃっているように、環境に負荷のかかっている時代だからこそ、
無化学肥料、無農薬、本来の自然の雰囲気をもった草花の世界を見て、それを美しいと思う
流れが1990年代までのイングリッシュガーデンのもっていた自然さからも、また進化した。
しかし、主に自然風の、この宿根草の庭。まだまだ、好き嫌いが別れるかもしれない
庭の植栽の傾向について。プロのガーデナーなら、クライアントの好みに合わせるのが
正統だけれども、なにか気づき。というか、理解してもらえる方向を。
なにぶん、こんなに厳しい自然現象が起こっているので。
Piet Oudolf 映画。FIve Seasons の映画も、日本中の各所で満員御礼な人気上演会が広がって、理解も深まっていると思います。
そうやって少しづつ、人気が出てきたかもしれないけれども、一般的には、まだまだ......です。すこしづつ、認知されていくようにもおもいます。
ただ、庭は、メンテナンスをちゃんとしない庭はなかなか綺麗でいてくれない。
Piet さんのご自宅への訪問の際も何度も、そんな話になりましたが、放ったらかしでは、ダメなんで。やっぱり、手を入れる愛情とデザイン力と自然との協調性ある感覚が必要。
イギリスでも実際、それほどポピュラーかどうか。一部の、ガーデン・エンスージアズム、エンスージアスト、のみかもしれない。ひと、それぞれなので。
とは、思いつつ、私自身は「これが好きだから」という結論。
でも、ほかの人が好きじゃなかったらどうするか?
だから注意深く、観光庭園ではうまくいくかどうかの見極めも難しい。
まだ悩んでいると言っていい。
それで、かれこれ、ざっくり20年以上は迷ったり悩んだりしつつ、今がある。
さて、昨日は群馬県、中之条町ガーデンズへ。
大好きなカラマグロスティス ブラキトリカの穂が美しく上がっていました。
今年植えたばかり、1500円以上もしたから雑草だと思って抜かないでね!
をなんども念押し。たしかに、春先は、ほかの雑草との見分けが難しいかも。
でも、ああ〜。綺麗だ!と思うのですが、未だなかなか評価の分かれるところ、
ちなみに、この写真は↑福島県。こちらは、8年前に植栽設計をした仲田種苗さんの
FUKUSHIMA 野の花ガーデンの外構。ただし、今は違うかもしれません。何しろ、
宿根草とはいえ、なかなか同じようにはいかず、何かが消えて、何かが増えすぎる傾向もあり。
その場で毎日、庭を見る人が、思うように手を入れて、あまり肥料も要らず薬も使わず、しかし、バラほどではないにせよ。ハサミだの、手入れは必要!!!
こちらは昨日の中之条ガーデンズ。昨日は熱中症になりそうで危ない作業でした。
炎天下30度超え。蒸し暑くて閉口。ここは日陰が近くにない。
イトバハルシャギク、コンパクト コレプシス シトリーン かと思われるのですが、自信がない。ただ言えることは、植えたよりも、爆発的にコボレダネが増えた景色です。ここが好きらしい。植えてもうまく育たない所よりは、ここにあっている植物を。ただし、侵略的ではない種類を。その見極めも人がコントロール。
去年の8月下旬にオランダで見つけて一目惚れした ルドベキア 'ヘンリーアイラーズ'私のベランダでは、まっすぐに美しく上を向いて咲いていますが、ここでは総倒れ。雨が多く、風が強いと、当然です。
切り戻したのもありましたが、これから咲く蕾も多かったので、苦渋の支柱を。
自立できない宿根草をここでは育てたくないので、できれば、晩秋。この種類は
別の箇所に移す予定。植えた覚えのないヘリアンサスも晩秋に移動。
その自然環境にあって、美しく育つ植物を見極め、なるべくロウメンテナンスに。
さて、現在、中之条ガーデンズは4期工事に入っており、今は、またデコボコだったグラウンドデザインへ。
夫の吉谷博光がデザインしています。地面の高低差。綺麗になって行きますので、地面もみてね!
とはいえ、雑草との攻防も続く。
写真は猛暑の中、ボランティアお手伝いくださった中之条 花の会の皆様。
昨日は25名様。剪定で切り戻す花と、この写真のようにすっきりと立ち枯れた綺麗なものは
残しておいてくださいと説明を。冬に鳥たちの餌になるかもしれないし、どこまでいけるか
様子をみたいから。
昨日は、午前中は、スパイラルガーデンのメンテナンス。
午後は、パレットガーデンと計画していたら、一転、にわかにかき曇り!あ、マズイかも。(他よりも背の高くならないへレニウム'バンデラ' これはおすすめ!50cm程度で止まるので)ヘレニウムは地下茎で伸びて増えるとネットワークが強固で雑草を寄せ付けないので広い庭では助かります。
天候が急に崩れはじめました。
このエリアは今、要土壌改良。昨今の大雨で水が溢れる。池ができてしまう。
サンクンガーデンなんて、昨今の大雨ではひとたまりもないです。完璧な水はけを特に考慮しないと。
バイオゴールドの元肥他、土壌改良剤を入れて昨日は、バイオゴールドの会社の方々にも来ていただき、さらなる土壌改良の実質的な相談を。何しろ、まだ水はけが悪いので難儀してます。
草花を植えて根が張ってくれば、この後、土も改良されていく見通しですが。
雨足が徐々に厳しくなってきました。
あああ、もうかなりずぶ濡れかも。庭も自分も。
厳しい!すみません。やっぱり。帰ります。ずぶ濡れで車に駆け込む。
あんなにすごい豪雨と雷の連続(1時間以上続く)に出逢ったことない。
一番凄かった時は、無事、生きていくのに必死で運転していたので。どうにか、一旦、サービスエリアに入って難を避ける。目の前で3つ4つの稲妻がすごい速度で落ちて行ったのでした。ビビる。という言葉がぴったりの。
先日の台風では大きな被害がでました。我が家でも被害がありましたが、
このような天候が、8月、9月は必至の温暖化現象。だからってガーデニングはやめない。
緑のある暮らしは続けたい。ただ、こういうことは必ずあるのだ。と、認識は必要。
と、強く思いました。思ってもみなかった。というのがいやだ。
でも、自然に抗うことはできないから、自然の声やその感じ、雰囲気を率直に受けとって、
その環境に合った世界を、見つけて行こうと思います。
さて、明日からは、北海道!見事なダリアが開花始めています。
銀河庭園のイベントは、土曜日!どんな天候であれ、草花に救われる日々のヒント、
ガーデンウォークとテラスでドリンク付きトークは、今の所、お天気は持ちそうです。
お会いできるの楽しみにしております!
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