それは、今回のイギリスの旅の途中で目にした言葉でした。
You can't take home the atmosphere.
旅行をして味わう雰囲気。それは持ち帰れないということなのかぁ。そうだろうか?
そうかなぁ?そうかもしれないなぁ。それについて考えてみたことがなかったかもしれないので
その言葉を目にしてから、ずっと考えていました。
庭の雰囲気もそうだし、特にインテリアは独特の雰囲気。味わうことはできても
そうですね。そのまま、その感じをトランクに詰めて帰ることはできません。
特にヨーロッパの光は独特。
余談ですが、今年1月からヨガを始め、ヨガの呼吸がうまくいくと瞑想に入り、この景色の中に
魂だけは、行ける感じが。
好きだったイギリスの雰囲気のなかに、ふっと心が溶け込んでいけるときがあります。
明るい夕方(20時すぎても)のディナー。ベビーケールのサラダの美味しかったこと!
(このアルチザン・ジン。デイルズフォードのオリジナルでとても香りの良いジンでした。
ハンパースについていたので、すべてサービス。持って帰りたかったぁ)
スパの施術後にハーブティーをいただいて。ハートのティーバッグは、デイルズフォードのオリジナル。
施述後。ぽよ〜ンとしてしまいました。インドの立派なターバンの先生に夜ハタヨガのセッションも
あったのは、後から気づいて。失敗!(ちなみにこのスパのセッションは宿泊費に組み込まれているので
半ば強制的に受けるのですが、わたしは、疲れが一気に吹き飛びました)
そんなデイルズフォードの三泊四日を過ごしたスパやハニーサックルコテージだったりその芝生の庭
はてまた、静かなバースの街を歩いたときの感じだったり、バリーコートの庭だったり。
心の中でその雰囲気に戻っていくことは出来るように感じます。
でも、唯一、実際に持ち帰れた気がしたのが、滞在中、ホテルやハニーサックルコテージで聞いていた
FM局の番組そのものでした。スマホの無料ダウンロードで、イギリスの長寿ラジオ番組、
「 Classic FM 」のライブが聞けるので、ライブであの雰囲気を味わうことができています。
30年近く前から7年の間。ロンドンの自宅の庭で天気の良い日にラジオを庭に持って行き、
庭仕事をしながら、このクラシックFMをずっ〜っと聞いていたのが、懐かしくて。
土曜日はガーデニング番組で人気のアラン・ティッチマーシュの司会の番組もある。
サウンドロゴも30年前と変わらず。ただし、時報はイギリス時間なので、時差ぼけが治りにくい。
ここでかかる局はリラックス・タイムにぴったりのシューベルトやモーツァルトなど。
また、このラジオの写真は、昔ながらの女王陛下の愛するラジオ、ロバーツ。
でも今はかかっている曲がこうしてデジタルで表示される。このラジオが欲しくて何度か、買いそうになった。
でも、先にBluetooth ができるようになったチボリオーディオのラジオを買ってしまったし
B&Oも何度か。私は女性にしてはオーディオ好きなのであります。スピーカーはイギリスのQUAD....。
この時かかった曲は大好きな、バッハの「羊はやすらかに草を食み」。
この曲は我が子が中学1年の時に学校のアンサンブル・クラブのチェロパートで(ヘタながらも)
この曲を弾いた記憶も相まって、
この曲を聴いただけで涙がでそうになるのですが、本当に安らかで、かわいい曲です。
ぜひ、花咲く牧草地などでこの曲を(ヘッドホン)などで、聞いてみてくださいませ。
それぞれのパーツを持ち帰ったとしても、それを日本の自宅のテーブルに広げたとしても
あの雰囲気は戻ってこないように思うのです。
でも、その雰囲気を知っていると....、あの感じを再現する努力はできるように思っています。
私の庭で5月に撮った写真ですが、このネストテーブルは、雰囲気がある。微妙なグレージュなのとクラシックな脚のイメージから。
この雰囲気。やっぱり、バーン。というか、納屋の感じがないとだめでしょうか?
偶然ですが、ハニーサックル・コテージのドア。
我が家の収納庫のドアノブを真鍮製に変えたのと似ていて...。
イギリスで見慣れている色調で、オリジナルのガーデンアイテム。
そんな、欲しい雰囲気のための、デザインをさせていただいております。
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