2019.5. 4 / ガーデニング(GARDENING)草花(FLOWER & PLANTS)
2019年6月8日土曜日に出発! 初夏のイングリッシュ・ガーデン・ツアー。
実はアポイントの許可取りに手間取って、ツアー発表の公示がでたのは、ほんの数日前でした。
そして、来週、5月9日木曜日には、最初の締め切り日となります。なので、
いま、お迷い中のみなさま!ぜひ、9日にはご参加お申し込みを
出発の一ヶ月前になりますものね。パスポートの有効期間の確認して...
まずは、土曜日出発なので、お仕事をお持ちの方にもご参加しやすく計画しました。
そして、6月、この時期こそ、梅雨のはじまり!自分の庭の水やりから、ちょっぴり解放される。
しかし、イギリスの気候は一年でもっとも良い時!訪問庭だけでなく、ハンギングバスケットなども美しく飾られていることでしょう。ロンドンの公園も花でいっぱい!
(写真上は、ロンドンの宿泊先に近いケンジントンパーク)
イングリッシュガーデンは初めてという方には、基本の総ざらえを。
何度か行ったことのある方にも
新たな発見のある、新旧のバラエティに富んだ訪問箇所を選りすぐった内容です。
よくあるイギリスのツアーだと、必ず団体客を一定数受け入れるガーデンしか行きませんが
やはり、個人のお宅や一般公開していない、しかも、今を生きるオーナーガーデナーのいる庭
は、ナショナルトラストの庭とも一味違います。
バラの最盛期に合わせ、宿根草や1−2年草の開花も揃う、(写真/モティスフォント)
最もイングリッシュ・ガーデンらしい、花の季節とイギリスらしい新緑の庭を見学する旅です。
私がイギリスに住んでいた20年前に比べると、いよいよ夏が厳しくなっているイギリス。
数年前のツアーで7月のコッツウォルドを訪ねたときも、
もう7月の、南〜中央イングランドの旅は厳しいと思っておりましたので、
ここ数年は、7月のツアーなら北イングランド。あるいは、9月の秋を見学するツアーを開催し
その内容は、若干通好みなセレクトで、開催をしてまいりました。
私は、21世紀になってからのイングリッシュ・ガーデンも、20世紀以前の
イングリッシュ・ガーデンも、どちらにもすばらしさがあり、ただ、その時代の必然性を
庭が具現しているところを発見していくことに意味が有ると思うので
「あらーーきれいねー!」と、単純にその美しさに感動するのも大賛成ですが
そうかこういう意味があって、今はこうなのかと。いずれにしてもイギリスの庭は
素晴らしいので、その伝統と現代を捉えながら、感動を味わえたらと思っております。
細かい話が、植物の色彩や形の美しさだけでなく。
芝生のエッジ処理だったり、bare ground (裸地面/らちめん)を
残さない美意識とか、ベア・グラウンドって、キャンバスの塗り残しのようなもので。
でも、じょうずにベア・グラウンドを生かす植栽もあるから(ベス・チャトーさんがそうだった)
そういう見え方も「ほほう!なるほど!」という理解で庭をご一緒にご案内したいと
思っております。
今回は、ポピュラーな庭(見学許可もとりやすい一般公開庭園)に加えて、見学許可に若干手こずる特別な庭も含め、そうとう、吉谷ツアーならではの訪問先に個性あり。
前回もご案内していますが、サセックス・プレーリー・ガーデン
Oudolfian Inspiration の庭。
6/9(日)
○シシングハースト ・キャッスルガーデン(ヴィタ・サックヴィル=ウェストが作った名園ですが、現在のヘッドガーデナーが21世紀テイストの寄せ植えをGardens Illustrated に掲載。今の空気のモダンテイストとヴィタの時代の守り方を再確認。25年以上も見ていいますが、さらなる進化をチェック!)
○グレート ディクスター・ハウス & ガーデンズ(クリストファー・ロイドが作ったプライベートガーデンですが、今はファーガス・ギャラットの拡大解釈をチェック)
○パーチ ヒル ファーム & サラ レーブン カッティング ガーデン (サラ・レーブンは、ヴィタ・サックヴィル=ウェストの孫の奥様であり、サラ・レーブンのファーム&切り花用の庭は、たびたびさまざまな雑誌に掲載。吉谷もサラ レーブンの本を買って25年以上が経過しつつ、初めての訪問!今回ようやく、訪問許可取れた!)
6/10(月)
○タウンプレイス・ガーデン (1.2ヘクタールの広大なモダン&トラッドな庭園、600本以上のバラ)【インスタグラム https://www.instagram.com/townplacegarden/ 】
○サセックス・プレーリー ガーデン (オーナー夫妻がピート・アウドルフに触発されて作った庭)
○パーラムハウス&ガーデンズ (トムスチュワート・スミスも絶賛するボーダーが有名。オーナーファミリー。フェミンテイストが私たち好みで、私個人的には、パーラムハウスのこの
ハーブガーデンが好きです/写真上 バラとラベンダーの香りでほとんど天国)
6/11(火)
○アップトン・グレイ マナーハウス (ガートルード・ジーキルが60代でデザインした庭を修復)
○モティスフォンツ・ウォールド ・ローズガーデン (英国でバラ園といえばここ
世界で一番美しいバラのイングリッシュ・ガーデン)
○バリーコート (クリストファー・ブラッドレイがデザインした前庭とピート・アウドルフがデザインした中庭。モダンテイストと合理的な庭のあり方)
6/12(水)
○ハウザー&ワース・サマーセット (アウドルフ・フィールドを見)
○ヘスタークームハウス (ガートルード・ジーキルの庭とラッチェンスの建物、バラが多い)
○コタイマナー&ガーデンズ (歴史あるマナーハウス"西のシシングハースト")
6/13(木)
○コーツ ガーデン (ヒドコートをモデルにしたARTS&CRAFTSスタイルの庭園)
○シーンドマナー (バナーマン夫妻がデザインしたガーデン)
○ウォルサム・プレイス・ファーム (ダッチウェーブの影響を受けたシークレットガーデン)
これ以上は望めないという充実のイングリッシュガーデン、レトロスペクティブ。
これほどに、10箇所以上のハイクオリティの庭を巡るツアーもほかにありません。
ホテルもいい感じのクラシックホテルに泊まったり、充実しておりますよ。
ご参加お待ちしております!
ジューンブライドという言葉は、6月のイギリスの気候の良さにあり!
そして、まだ、ブレキジットの影響が表面上は穏やかなイギリス。でも、来年はわからない。
やっぱり、今年がとりあえずの最後のチャンスと思っております。
この機会にぜひ。
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