お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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この写真は、レーマニアです。はままつフラワーパークでこぼれ種でよく増えています。

我が家では、ガウラやベーベナボナリエンシス、セントランサス・コッキネウス(カノコソウ)など。

屋上やベランダなどの、比較的に乾燥した場所で増えています。

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好きな花がこぼれ種で増えると、とっても嬉しい反面、それをどこまで許すか。

この写真は昨日の銀河庭園にて、人間には植えることのできない隙間から、ブロンズ・フェンネルが自然に生えています。

スクリーンプランツというか、形状の違う黄色の花が背後のダリアとのレイアーで見えているのが楽しい眺めです。

だから許す?いえ、移植する?迷いますが。この写真だけで見ると唐突ですが、大きな絵のなかで観ると周囲の樹木とのバランスがとれているので「あり」の結論。いちいち考えてしまいますが。

それは、やはり、デザイン。ここで育つと美しいだろうなぁ。という想像力を駆使しつつ。

また、びっしりと双葉の出るこぼれ種は、きれいに育つように、株間を開けるべく、間引きもしなくては...。

要は庭が美しく見えるかどうかで、決めることですが、迷ったり、迷わなかったり。

それは、最終的に、その庭のガーデナーの美意識に依る。

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もう四半世紀も前になりますが、イングリッシュガーデンの母と言われるガートルード・ジーキルが「花色のカラースキームに外れてしまう場所で、こぼれ種で増えるジギタリスなどは、容赦なく抜く」と聞いて、「それ、私にはできないかも」と思いました。

今も「う〜〜〜ん」悩みます。(ジーキル的カラースキーム「ブルー&イエロー」ここにオペラピンクのこぼれ種が生えたら抜いてしまう?私なら抜けないかもです.....それもいいじゃないかと)

ナチュラリスティック・ガーデ二ングのムーブメントは、これから未来にむけて大きな潮流になっていくことと思いますが、

「きれいに見える」かどうかは、自分の目を養う、あるいは、鍛えることや、....やはり作業時間によるでしょうか。

そこ、いつも、気持ちは、複雑です。

暑い夏は、辛いけれど、本州。関東以西の11月の庭は、これからヤブ蚊もいなくなるので、絶好のガーデニングシーズンになりますね。

我が庭の、放ったらしになっていた場所を、今月は、頑張る!まずは、草取りから。蔓延る、侵略的な雑草がいます。

それは迷わず抜けるのですが。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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