2016.12.19 / 植え替え
『私とバラのいい関係 (*´艸`) 』へようこそ~♪
気がつけば12月も残すところ10日あまり。
一気に寒くなってきましたね。
12月〜翌年2月頃までの寒い期間、
バラは休眠していますが、
ロザリアンは一緒に寝てるわけには行きません!
春を夢見て考えること、
やることてんこ盛り \(^o^)/
どんなことをやるかというと...
例年、メアリーは だいたいこんなスケジュールで
バラの冬作業を進めていきます。
↑ これは、あくまでメアリーの場合。
よくバラ本には
「誘引は12月に済ませる」と書いていますが
狭いベランダでは、木立バラの植え替え・剪定を
済ませてしまわないと、
つるバラの誘引作業が難しいんです ( ̄▽ ̄;)
それに、私は
たっぷり「おひさま貯金」させた花枝を
4月にもう一度、誘引しなおします。
何が言いたいかというと...
バラ栽培において
「これは絶対こうしなければいけない!」
という決まりごとはそんなに多くありません。
自分の生活や、性格にあわせて
「バラとのいい関係」を作っていけば
OKだと思います〜(*´艸`)♪♪
さて、先ほど書いた冬作業のうち
本格的なつる薔薇の誘引のお話は
ひで様におまかせして〜(*´艸`)
私は『土のメンテナンス』について
ポイントになることをお話します。
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鉢土は毎年替えなくてOK♪
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鉢土は毎年替えないといけない...
と思っている方が多いのですが
毎年替える必要はありません。
私は、毎年、優先順位の高いバラから、
全体の4分の1程度の鉢数を植え替えています。
優先順位の高いバラとはこんなバラです。
●調子が悪そうで弱っているバラ
●調子が良すぎて鉢が窮屈になっているバラ
(鉢表面に根がびっしり見えていたり、
根の勢いがまさって鉢が割れたり)
その他のバラは植え替えないかわりに
鉢表面の土を2~3cmほどかきだして
堆肥、または新しいバラの土を
かき出した土の半量ほど入れて
鉢の中の土と軽くまぜてなじませます。
鉢表面の土には、肥料の残りカスや
虫の卵があることも多いので
植え替えなくても、
この一手間でリフレッシュできます♪
では、実際に植え替えの様子を見ていきましょう♪
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根を切るのは同じサイズの鉢に植え替える時だけ
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鉢から苗を抜くのはドキドキの瞬間!
学期末に通知表をもらう子供と同じ気持ちです (^_^;)
プラスチックの8号くらいの鉢であれば、
鉢の側面を叩くだけでも抜けますが
大鉢や、木樽の鉢の場合は
最初に、100均で買ってきたパン切り包丁を
鉢のへりに差し込んで、グルっと1周回します。
鉢と、土の間に隙間ができたら
苗の株元を持って、グイっと引き上げます。
うまく育っているバラ苗では、
根が底のほうでぐるぐる巻くことなく
こんな風に側面に側面に白い根がびっしり見えます。
しっかり根鉢ができていて
形が崩れることがありません。
生育期にサイズの大きい鉢に「鉢増し」するときには
このまま、根鉢を崩さずに新しい土で植え付けます。
でも、今は冬でバラの生育がストップしているので
少々根が切れても大丈夫♪♪
トントンと叩きながら、
根鉢がボール状になるくらいに
土を落としていきます。
ここで再度、パン切り包丁登場!
根張りのいいバラを見ると、
ついつい鉢増ししてあげたくなりますが
大鉢になると移動も大変ですし
鉢が大きくなった分、地上部も大きく育つので
狭いスペースで管理するのはどんどん大変に...(^_^;)
そこで、同じ大きさの鉢で育てる場合には
根鉢の底を4分の1〜3分の1ほどスライスカット!
このまま同じ鉢で育てると
「根詰まり」になって弱ってしまうからです。
ただ、「根は切っても大丈夫」なんですが、
「切ったほうがいい」というわけではありません。
調子が悪くて、鉢から抜いたら
根鉢がボロボロと崩れるような苗では
根が黒い針金のようになっていることがあります。
こういうバラでは、
痛んだ黒根を少し切って鉢をサイズダウンすると
その後、調子がよくなることが多いのですが
元気な白根がいっぱいあるバラでは、
できるだけ根はそのまま蓄えておきたいもの。
同じ大きさの鉢に戻すときは
仕方なく根をカットするのだけど、
それでもバラは大丈夫!
ということなんですヽ(*´∀`)ノ
ちなみに、12号(直径36cm)を超えるような
大鉢では、苗を抜くのもた~いへん!!!
そういう時は、苗を鉢から抜かずに
パン切り包丁を使って2箇所ほど
シフォンケーキを切る要領で
三角形に根鉢をカット。
土と根をかき出したあと
堆肥と新しい土をまぜて
埋め戻せばOKです (^-^)/
さて、話をもとに戻します。
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鉢底石は使わず出来るだけ土をたくさん入れる
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なんだかんだで、
半分ほど土を落としたバラ苗を元の鉢に戻します。
※今回は、元の鉢が割れていたので
同じ大きさの別の鉢に植え替えています (^_^;)
あらかじめ、大きな鉢底穴やスリット部分には
土が流亡しないように、プラスチックの網や、
100均の滑り止めシートを切ってあてておき、
カットした根鉢と同じくらいの厚さに
新しい土を入れておきます。
基本的に鉢底石は使いません。
輸入もののテラコッタ鉢などで、
小さな穴が1つだけしかあいてないような場合には
排水対策に鉢底石を入れますが
スリットのある排水性の良い鉢ならば
根を張るスペースを最大限確保するために
鉢底石を入れずに、出来るだけ土をたくさん入れます♪
時折、苗を少し持ち上げるようにして揺すりながら
丁寧に新しい土を入れてましたよヽ(*´∀`)ノ
植え替え後は、お水はたっぷり2回!
コガネムシ産卵防止のために
プラ編みや、滑り止めシートで自作した
マルチシートをかぶせて
※忙しい方は市販の不職布のシートが便利!
ふかふかのお布団のような
杉皮のマルチング資材で株元を覆って完成 \(^o^)/
春まで、マルチング資材で覆わずに
パンジーや、ビオラのポットを
マルチングシートの上に丸く並べて
楽しんでいる鉢もありますが
今年のお気に入りはチェッカーベリー!
今年はじめてのお迎ですが
赤いサクランボのような実がかわいい(≧∇≦*)ノ
弱酸性の土とお水が大好きで、
夏は白い鈴らんのような花を咲かせて
半日陰が好みというチェッカーベリー♪
すごくベランダのバラと相性がいいのでは?
と期待のルーキーです〜ヽ(*´∀`)ノ
さて、こちらで記事を書かせていただくようになって、
あっというまの1年。
ディノスガーデンスタイルのスタッフの皆様には
いろいろご迷惑をかけながらも
本当にお世話になりました。
そして、ずっと記事を読んでくださった皆様
本当にありがとうございました\(^o^)/
『自分とバラのいい関係』
を見つけるお役に立てたでしょうか?
このブログをご覧いただいていた
夢見るロザリアンの皆様のもとに
たくさんのバラが咲き乱れる春が
訪れますように〜ヽ(*´∀`)ノ
メアリー