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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

7月の花 最盛期 @箱根 星の王子さまミュージアム

吉谷桂子

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皇帝ダリア. ガッツァリアが、6月から美しく咲いていた箱根です。

昨日が、夏のガーデンワークでした。

先週の大雨から復旧し、そして、今週は、大雨から一転、大変な炎天下でした。

大雨が降った後、急に晴れると、地面に水分があるにもかかわらず、

植物がくたっとなってしまう。

できれば日傘をさしてあげたい!そう思いますが。

夕方近くにはどうにか元気を取り戻しました。

これも、いかに春のうちに、タイミングよく植え付けし、

十分に根を張らしてやり、体力をつけていたか。...が肝心です。

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いつ植えたんだか忘れちゃった。

半日陰の場所ではウツギたち。その背景に見えているのは、アナベル。

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東京では5月に咲いていたアルセアが今、満開。八重のタイプで美しい。

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アスチルベも、温暖地なら6月の開花ですが、箱根では、7月。銅葉にピンクの花が素敵です。

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ちょっと違う光が当たって。

ピンクのグラデーション。見とれます。

さて......。

イングリッシュ・ガーデンの最盛期といえば、やはり、ジューン・ブライドの6月でしょうか。

少し気温の低い地域は、それが、7月ということになりますが...。

これは、私のあくまでも個人的な感想ですが、イギリスに住んでいた時代に、一年でもっとも気持ちのいい季節だと感じていたのも、6月だった。

でも、日本は梅雨の最中だったりして、お庭めぐりの季節としては、若干不向きな印象もあります。なのに、この時期に咲く美しい花、結構多いですね。

そして、7月ともなると、温暖地は暑くて...。

ところが、日本の寒冷地では、6月中旬すぎから見ごたえのある夏花壇が楽しめる。

北海道は更にこのあと。寒冷地の花をことのほか、美しいと感じるのは、今。

です。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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