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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

雨の前に支柱!育つ前に支柱!台風の前に支柱!

吉谷桂子

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みなさま〜!支柱の準備はできてますか〜!? (写真は目黒区駒場Shade Yoshiya)

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春に植えた一年草(ジニアなど)がある程度の高さに伸びているはず。

でも、ジニアは、まだまだこのあと、伸びるでしょうね。(写真は中之条ガーデンズ)

支柱が欲しくなるのはこれから...。

倒れたり、茎が曲がってしまってからでは、支柱を入れてもうまく支えられなかったり

茎や株に負担がかかるので、先手必勝なのが支柱なのです。

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去年の秋に植えた宿根草が本来の背の高さになるのが6月です。

(写真は目黒区駒場Shade Yoshiya)

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これから、まだまだ梅雨は続きそうですが、雨の雫で花が重くなり倒れます。

雨が降ると、また伸びます。(写真は中之条ガーデンズ)

普段の水やりではあまり伸びない草花も、雨が夕方からいっぱい降ったり、

二日以上続けて降ると、これまた伸びる。

雨の力はそうとう偉大で、芝も伸びる、草木は育つ。大きくなる。

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背高草花が、花の重みで倒れたり折れたり。

すべての植物ではないけれど、これが美しい花を台無しに見せる。

なので、できれば倒れる前に支柱。できれば大きくなる前に支柱を添えること。

梅雨になってから台風情報もちらほらですが、天気予報を聞いたら支柱。

それぞれの植物に付いての折れ、倒れは、「これは大丈夫」、「ここの植物は大丈夫」といったそれぞれの環境によっても異なるので、こればかりは経験によってもあらかじめの準備が異なるのですが。

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リアトリス。風通しの良い場所では、倒れないけれど、狭い庭で風が通りにくい場所では

倒れます。(写真は北海道銀河庭園)

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アキレアも同じ。風通しの良い群馬県中之条ガーデンズではしっかりと立ち上がりますが

(写真は中之条ガーデンズ)

風が滞留する場所光が乏しい場所は倒れる。

雨が多くても倒れます。

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5月ころまでは、いいんです。

でも、このあと、厳しい。

支柱がいくらあっても足りない。となる前に、その環境にあっていない植物は諦めるのも

ひとつの手ではあります。

それから思い切って切り戻すのもあり。

ハイポネックス微粉を使うと骨太な植物になるので、それを秋と春にやるのも手。

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で、とりえず、今年は様子を見ようということでは、やはり、スパイラル支柱は

結束ヒモなしでスパイラルに茎を絡められて簡単だし、セットすると目立たないので

やっぱり、おすすめです。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


Instagram@keikoyoshiya 

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