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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

イングリッシュ・ガーデン・ツアー2025...今年も!

吉谷桂子

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イングリッシュ・ガーデン・ツアー2025

募集を開始しました。

すでに去年の7月から、長い時間をかけて計画をしてきたので、まさにようやくという感じなのですが、

今年は、というか、ことしも、まさに、 そしてさらに、イングリッシュガーデンを通じて

生態系の危機に直面した人類が、いかにして自然界と協調した方法や、デザインを学び直し、希望に満ちた未来に向かうことができるかを、探る、ガーデンめぐりです。 

コロナ禍を経て、3年ぶり。2023年初夏から始まった、 ウェルビーイングのガーデニング 探訪。

その多くが21世紀に入ってから新しくできたガーデンや、新たに作り直されたガーデンの見学でした。

ガーデンが、時代の進化に伴って、そしてその時代で起きている問題に対してどう対処できているのか。それをまざまざと見せてくれたイングリッシュガーデン。

その総本山とも言えるのが、王立園芸協会のRHS ウィズレーガーデンです。

もはや巡礼に近い。しかし、その都度の大きな発見がありすぎて、今年はもういらないと言う事は無いのでした。

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ツアーに参加されない方にとっても、個人の旅行などで訪ねる際に、参考になるかなと思うので、URLも掲載させていただきます。

それこそ、昨年一昨年と2回続けて訪ねたきた。マンチェスターから始まる北イングランドは、今年も、もう一回行きたいと思うほどでしたが、同時に去年からどうしても行きたいと思っていたネップキャッスルやシェフィールドパーク、未来への希望の庭を見たい。

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皆さんに見ていただきたいのは、自分では思いつかなかった世界。

イングリッシュガーデンは今、世界の最先端を走っていて凄い!です。

最初のお目当てから。

Knepp Castle Estate Rewilded Walled Garden リ・ワイルデッド
  再野生化されたウォールドガーデン。トム・スチュアート⁼スミス氏デザイン
  広大な公共ガーデン。今夏オープンの『Garden for the Future』を見学。
  数々の賞を受賞した歴史ある庭
  ウェルビーイングについて考える『Hilltop』を中心に見学。 昨年、完全再生の終わったピート・アウドルフさんの新しいガーデンも、今年はもう既に完璧な状態になっているのではないかと思います。 もちろん行きます!
 ヘザウィック スタジオが設計したガラスハウスを見学。 この辺は、個人で申し込みするのが、ちょっと面倒だから、ツアーで行けるとすごいありがたい。
 ここで昼食。ロングボーダーが有名。 大御所イングリッシュガーデン。 樹木のランドスケープにも目を向けよう!
 ナショナルトラストの有名なローズガーデン、昔からのオーガニック・ナチュラル・ローズガーデンとして有名ですが、この気候変動の状況の中で、イギリスでも様々な害虫の発生に悩まされています。
数年前に閉鎖してしまった王立ローズ協会のガーデンを 筆頭に元ローズガーデンに、もうバラがほとんど植わっていないなどと言う事例もいくつか見てきました。
実際にどのように対処しているのか。現地で作業しているガーデナーに、質問したいと考えています。
実はずっと前から、あらかじめ有料にてのガーデナーのガイドをお願いしたのですが、忙しくてダメだって。それなら個人的に捕まえて質問攻め!
 アーティストの女性が作る個人庭。
 ガーデンライターの女性が作る個人庭
 巨大なガラス温室を中心に見学。 ツアー初のウェールズ行きです。ゲール語が 生きるイングランドとは、また少し違うウェールズをその自然を一緒に楽しみたいですね。ウェリッシュ・ブレックファストをいただけるでしょうか?
 ガーデン雑誌にも掲載される人気の個人庭
 モダンな個人庭
 もう憧れ中の憧れ!新しい庭。 この辺でコッツウォルズに入りますが、こちらのガーデンのように個人お庭は道がとても細く大型バスが入れないので、ここで小型バスに乗り換えて向かいます。今までも入園の許可は出ているのに、道が細くて入れなくて諦めたこともありましたので、今回は...
 インテリアも豊富な園芸店 イギリス最大級ではと思う大型のガーデンセンター、実に様々な植物をいちどにたくさん見ることができるので、名前も同定できます。広大なガーデンブックショップ ありとあらゆる庭造りの植物以外も、石や素材や雑貨も揃っています。 (ただし、現時点でまだ入園許可の出ていないガーデンが、もし許可を出してくれたらそちらに差し替える予定です)
 吉谷のお気に入り旅先でお馴染み、 レディ・バンフォードのキングム?クィーンダム?1970年代からオーガニックなライフスタイルを提案してきた。エコ・ラグ(エコロジーコンシャスなラグジャリーワールドの発祥地)
これ以上おしゃれでオーガニックは世界にありえないと思うファーム。 なにを食べても美味しいので何かをEAT。ここへ来ると、必ずレディ・バンフォードの洋服も買いたくなって困ります(汗)
前述の通り、上記コッツウォルズの訪問先はまだ実は3月に入ってから見学交渉を続けているガーデンがあり、もしそちらのOKが出れば変更の可能性あり。 私としては、どれもどこも、行きたいから、どれが行けても行けなくても同じ位、嬉しくて辛いのですが。というわけで、 今回は10日間のツアーであります。
そして、究極の、極めつけ。世界で今もっとも見たい庭をデザインする夫とガーデンナー必読の大ベストセラー作家のご自宅。
吉谷が 世界で最も尊敬するガーデンデザイナー、スー&トム・スチュアート⁼スミス氏の自邸と学びの施設。
私は、もしや、今回は、トムさんと奥様のスーさんがガーデンにいらっしゃるかも?と言う噂が飛び交っていますが、さあそれは未知数ですが。 昨年スーさんが私たちに会いに出てきてくれたのは大感動でした。
そのためにも万全を期して、この日は完璧な通訳を担ってくれるイギリス在住のShirai Norikoさんにお願いをしています。
ありがたし!
 サラ・プライス氏デザインのエルメスガーデンを見学。ここも、ここを見たら自慢したくなるでしょうね!!!
もちろん個人宅です。うわお!チェルシーフラワーショー常連のサラ・プライス氏のデザインした庭を見たかったです。

というわけで、去年の8月から頑張ってきた渾身のツアーですが、

実は既に募集開始前から内定の方が多く、すでに残席がわずかとなっております。

また今回のツアーに続き、実は秋の計画も少し進んでいますので、お問い合わせは、旅行者の方にお願いできればと存じます。よろしくお願い申し上げます!そして、現地でお会いできますように!

そして、明日は一年でもっとも強い一粒万倍日!3月10日ですね!

吉谷と行く究極のイングリッシュ・ガーデンツアー

https://www.7cn.co.jp/7tabi/tour/e846417701ad2c3737392fe47fb7c9d7d41e988d.html


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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