お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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ガーデナーは皆、4月〜5月の忙しさに 負けている日々。そして仕事の約束事その期日は、絶対に守る!

のは、当たり前ですが、情けないことに、日常のさまざまこと。片付け事、プライベイトなどは

後回しになりがちです。でも、今の時期、待ったなしで後回しにできないことは、

植物のタイミングに合わせた庭仕事。

植え替えや株分け、特に私は種まき!が大好きなのに、時間に追われるとそうした趣味の時間が失われていきます。

なので、世界中旅先で買った種ばかりが、引き出しに溜まって行く話 以前もさせていただきました。

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そしてこの春、ガーデンスタイリングからこんなSEED PACKが新登場したので

私もいそいそと播いてみています。

すでにご存知、あるいは、ご購入いただいた方もあったかもしれないのですが

種まきは後回しにできない!

このパッケージ、21種類もの花の種が入っています。秋播きで今頃、春に咲かせる手もあるので

いますぐでなくても良いのかもしれませんが、

10月頃に播いて冬越しして春咲くものや、春に播いて夏に咲く、アゲラタムのような夏に強い種類も入っています。

そこが、花の種が21種類も入っている強みでもあるのですが、これ、 それぞれのお宅の庭の気温、光の差し方、風の通り、地形の状況によって

またこれ結果は、いろいろなので、そこのお宅の環境と相性の良いものが、元気に咲いてきます。

そしてどこでだって元気に咲いてくる例えばコスモスなどは、春に播いても、秋に播いても、そのうち花が咲いてくるから

そこも面白いと思っていただけると良いのですが

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種まきから10日ほどで芽がでて。このタイミングで数日留守してはだめ。留守するなら日陰へ。

まだ根も浅いので、乾くこと多し。じゃあいつ、播いたらいいのか!悩みます。播いたで用事が済むわけでないので。

似たような話。以前にも話題にしましたが、

そこでなにより「時間の言い訳」を払拭してくれるのが「一粒万倍日」の存在。

この日じゃないとダメかも!どうせだったら縁起の良い日に種まきしよう!

ということで5月のベスト日だった、5月3日の「一粒万倍日」も、過ぎてしまい、いよいよ梅雨の前にタネを撒くなら

次は5月15日、16日が最後のチャンスかも...。梅雨がいつはじまるかにもよりますし、開花のタイミングがいろいろになる種類を取り混ぜてあります。

でも、まずは、一粒万倍日意識してみては?

一粒万倍日は何をするにも良いとされているパワーデイのように捉えて良いと思います。何かを始めるにもうってつけ。

4月は「一粒万倍日」が多かったのでその話、もっと早くしてほしかったと思われる方もあるでしょう。ごめんなさい。

種まき絶好日が多かったし、今ここにこれを書くと怒られてしまいそうですが

3月には「一粒万倍日」と「天赦日」が重なって、暦の上でのおめでたさが抜群だったので、3月15日のパワー万倍日に蒔いた種は

現在バサバサと本葉が生長中です。

さて、バサバサと増えた発芽。ここで、基本的なルールで言えば、弱く見える苗をカットして密度を減らす作業をすることが基本ですが

こちらの説明書。種苗メーカーさんのノウハウでは、「 本来の結果が得られなくなりますので、中の袋を破いたり、間引きせず、なるべくこのままの状態で」と書いてあります。

過当競争をさせるということか。

でてきたばかりの双葉の状態では、判断が難しいし、何度も見ているうちに

これだ!と感じた苗にフォーカスをするような感じ?

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でも、ちょっとだけ混み合った発芽は、自慢のピンセットで引越しさせてしまいました。

まったく同じ形の芽出し。大きいほうを残して小さいほうは間引き。

隙間の空いているほかのスペースに穴を開けてサクッと移動です。 だめかもしれないしいけるかもしれない。それはやってみないと分かりません。この後猛烈に太陽光線が強くなった。暑くなればだめかもしれないし、そこは分かりませんね。ですから何でもトライです。

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ちなみに、これは中之条ガーデンズ。自然に淘汰されて咲いているポピーの種(種は播いています)

いちいちの苗を間引いたりはしていないので、雑草も一緒くたに育っています。

小さな面積の場所だとしても、見守りながら自然の淘汰を見ていくのが良いのかなと思います。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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