今年も桜(おもにソメイヨシノ)の開花予想が早まっていますね。
今日の東京なんて、5月並みの気温だそうです。困る....
写真は去年の はままつフラワーパーク 3月28日でした。去年はこの後、京都の桜を見に行った。
実際は。少し散り始めていましたが、今年はもっと早いのかも知れず、そこがヒヤヒヤの元。
桜とチューリップが最大のクライマックスを迎えるために、その歩調が合わないと
我々がデザインし、計画していた通りの景色を見ることができません。
上と下の写真はフラワーパークの小澤さん担当のエリア。見事ですよね。
桜は、2月1日からの最高気温を足していき、温度の積算600度といいます。
なのでチューリップや草花は地温が影響し、同じ環境でも、その反応に時差がでます。
気温が高くても、日当たりなどの関係で地温が上がらないと咲かない球根類などがなかなかうまく出てこない。
毎年この時期は ハラハラします。そして、桜がハラハラ散ってしまうことにも。
やはり咲き始めの桜が、美しいですよね。そして、ガーデナーは、桜が終わると次の仕事も忙しいから。
散り始める頃よりも....咲く前のほうが心穏やかです。
去年は東博で、「ミュージアムで花見」もしましたが、花の装飾性について考えると同時に
今も昔も変わらない装飾美の原点、植物の美しさへの眼差し。その追求。
特に、古典絵画の中に自然主義的な風景を認めると嬉しくなります。
あの赤い花はボケかなぁ。ソメイヨシノと同時に咲く赤や白系の花。あとはデージーにみえるけれども葉っぱはタンポポか。
そして、青いのはスミレ?そしてシダ類かこれはシャクヤクの芽吹きか?
それと雑草としてはスギナだと思うとしんどいけれど、つくし。....古典に触れると想うのが京都
さぞかし今年の春の京都も美しいことでしょう。しかし、今年は断念。
スケジュールの確保が難しくても無理矢理でも行くべき時は、行きたい場所には行きますが、
きっと今までになく混んでいるはず。
もしも行くなら少し時期を外して少し、標高の高い場所に行った方が良いかと思っています。
京都は盆地なので、少し山沿いになると1週間以上はピークがずれます。
先斗町の桜が終わったら、嵐山か貴船か...
そして、原谷?去年は他の桜が散ってしまった4月7日、原谷園は、まだまだこれからという風情でした。
今年は混むだろう。しかし晴れた日の午後3時以降は少し空いて最終のバスで金閣寺の辺りまで帰ってこられる。
桜は自分の頭上で自分の存在を囲むように咲くので、その
没入感が桜を見る人を高揚させる。これがたまらないわけですが、頭上から降り注ぐような形で咲く
枝垂れ桜(ソメイヨシノより少し早い開花)、また野田長フジなどは、実に見事な没入感を
与えてくれます。さて、そんな景色。今年こそは見学に行けると良いですね。マスクなしで花園を歩いて見たいものです。
3月25日(土)に開催予定の神代植物公園での講座開催の際は、神代植物公園の桜も満開かも???きっと、混みそうです。
今年、私は はままつフラワーパークは、桜と同時に開花する球根たちのチェックで
3月27日(月)ごろ天候次第で28日を予定していますが、桜の見頃はそれより早いかもですね。
また、そのころ、代々木公園も凄そう(桜が)。
代々木公園でも講座を予定していますが、それは4月14日。もうすぐ正式発表があるはずです。
中之条ガーデンズも花桃が満開になるのが4月中旬。そのころに中之条ガーデンズを予定しています。
また、はままつフラワーパークのフジの満開時は連休直前あたりを予想していますが、私は
4月26、27、28日あたりを予定しております。足早に過ぎていく季節と時間。
日常に埋没し、家の事や、ルーティンの仕事に追われていると、本当に時の流れが矢の如しで
とにかく少し外にでたほうが良い。それも少し計画を練って。良い旅を!
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