お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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今朝、私の庭はマイナス5度でしたが、みなさまの庭の地域......
この大寒波襲来でいかがでしたでしょうか。
私は昨日のうちに耐寒性の心配なコンテナのプランツを家のなかに運びました。
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(窓辺さえも寒がるこのガーベラは窓から離して)
一番上の写真のバスケットは、まさにそうした耐寒性の点で微妙な寄せ植えを出したり入れたり。
持ち手があるのでとっても便利!です。
スチール製の芯材が入っているのでとても丈夫、ただし、その分重みはありますが、
室内外の移動程度、片手でちょっとよいしょ。です。植木鉢を両手で持つことの数倍は楽です。
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我が家で非耐寒性アガパンサスが植わっているのでそれが心配でしたが、移動ができないので、寒冷紗もせず。
今朝見ると。
確実に地上部の葉が黄色くなってはいるものの、今日のところは大丈夫。黄色いのは春にカットすれば良い。
*写真は先日の代々木公園。
寒さが原因でやはりかなりの葉っぱが退化始めている。
まったく同じ品種の我が家のは今も、全面緑。この品種は半常緑性 これは風当たりの違いだろう。
秋まで繰り返し咲く、耐寒性のアガパンサス  'ポッピンパープル 'です。 Agapanthus 'Poppin' Purple' 
12月にも花が咲いていて話題を集めました。
アガパンサスにも耐寒性種と非耐寒性種があるのですが、その度合いも一概にいえず。
10年以上もそこで元気だった品種が当然寒波にヤられるってことはあるかもしれない。
と思いつつ、先回りして守るより、どうなるかを見守ることにも私の自宅の庭では、意味もあって。
(中之条ガーデンズではコモをかけて万全守り中)
今日はマイナス14度の北海道、銀河庭園にも耐寒性アガパンサス。
今は雪の下で眠っているのだろうか。
日本列島は小さな島のように見えてクライメートはとても多様ですね。
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自分の庭だって狭いのに違う。南向きの軒下は暖かくさまざまん多肉植物が越冬できる。
私の庭は、都心よりも少し標高が高くいわゆる多摩丘陵地区で、八王子の隣町。
天気情報でよく、テレビに登場する八王子駅までは5キロほどの距離。
八王子は区域が広いので、冬は確実にスノータイヤの必要なもっと寒い地域もありますが
うちはそこよりは少し暖かい。
自宅の庭も南と北、北風の当たる場所とそうでない場所、かなり違う。
東京都心、渋谷もマイナス4度とかなり冷え込んでいるようです。天候の変化では
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このたび代々木に作った庭のことがいつも心配で。心配で。気になって。
しょっちゅうスマホで渋谷の天気情報を見ています。簡単には行かれないので。
冬に気になる。みんな眠っているのに?
なぜなら、去年の秋、8000球の球根を植えたから。
冬の宿根草はまだそれほど神経質にならなくても良いのですが
1、2、3月、特に、植えつけ初年度の球根は、休眠打破と花芽形成のためにも、冬は水が必要です。
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寒い日々にシトシト雨や雪の降るオランダやイギリスのようには行かないので、
つい、冬の乾燥期の水やりには神経質になってしまいます。
(2006年にオランダ球根協会×文化出版局ミセス誌の取材で訪ねた春のオランダにて。
水路のなかに庭のある景色。)
球根は
同じ東京でも、クライメートが違うので、ライトプランツ、ライトプレイス。
適地適草の栽培方法にも違いあり。
ずっと以前、鳥取にて講演会を開催させていただいた際、冬は天気が悪く雨が多いと伺いました。
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日本海側の気候の特徴は、冬も降水量が多いこと。
これはシベリアからの冷たい季節風が日本海を吹き抜けるときに、対馬海流により表面水温が上昇した水域から多量の水分を吸収し、たくさんの雨を降らせるとか。チューリップの産地北陸、新潟、富山などは
オランダやイギリスみたいに、冬中天気が悪く雨も多いとか。
冬の灌水の心配はあまりいらないようですが、太平洋側はまったく違います。
同じく広大なチューリップ畑。2006年にオランダ球根協会×文化出版局ミセス誌の取材で訪ねた
春のオランダにて。砂地で埋め立て干拓地のような場所。水路だらけの場所でした。
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なので、冬場の水分。イギリス並みにとはいかないけれど、乾燥している状態を避けたく1箇所で
5分づつ灌水をしてもらったところ。球根に水分。
そんなわけで太平洋側の気候は、冬によく晴れて、東京では1ヶ月も雨がまったく降らないような日が続きます。
空気も乾燥し晴れた日は地面も太陽に水分を持っていかれる感じ。
放射冷却で晴れた日の朝は、特にとても寒い。実はその感じが好きなのですが。
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とにかく東京は冬はよく晴れて地面が砂漠になりそうだと強く思う次第。
冬のイギリスのあの湿っぽさに慣れているので、どうしてもこの乾燥が不安だ。
日本自生の植物はよいがやはりヨーロッパから来ている品種多し。
工事をしてくれたJAGの吉田さんが30センチの長さのインヂケーターを入れてくれたので
これは便利。30センチ下の地中の水分が見えます。青かったら、大丈夫。
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しかし、一定の球根を大量に植えているエリアがあり、そのエリアの渇き方に注意を払っています。
そんな時、プランツタグは絶対的な見方。ここにいるよ!アテンションプリーズです。
このプランツタグは庭にあってデザインのうえでも良い感じ。と思っております。
スチール製で重みがある分、風で飛んでいってしまう心配はないのですが、背後に見えている
プラスチック製は結構あちこち飛んでしまい。
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こちらは、イギリスの正統派ブランド、アリタグのアルミ製。
アルミは、錆びずとても軽いので私も大好きなのですが お値段のことと、常に深く刺しておかないと
軽量ゆえに風で飛びやすい。特に地面が乾いているとふわーっと行ってしまう。柔らかいので曲がってしまう。
などなど。でも耐久性はバッチリです。
見た目のデザインだけでなく、実用のデザインも大切で、大きさ、重さ、
そして、それはイングリッシュガーデンの伝統のなかでもやはりこれだというノウハウの上で築かれてきた
実用性と見た目の良さの結集と考えデザイン決定をさせていただきました。
さてこの後、このスチール製プランツタグを大小合わせて100本ほどを追加投入希望中。

プランツネーム デザインプレート

全体で、8000球!入っているので咲くのが楽しみ!しかしながら冬の灌水を怠り
その冬が暖冬。となると葉っぱもでない。あるいは葉っぱのみ。
という惨劇をこれまで温暖地の庭で体験していますから、それがすっと気になる原因
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はままつフラワーパークで5月に咲く大量のアリウム。これは(A・プルプレア)
夏の過湿は苦手だが、冬の乾燥で、花芽の出ないことがあります。
ある時大量に植えた黄色のアリウム・オブリクムはまったく休眠打破せず、本州温暖地ではまったくの完敗。
.......水やり。簡単にいいますが、やはり結構難しく経験や知識、直感的なことも大切ですね。
耐寒性の点で、セレクトしている宿根草は、東京レベルの寒さでは問題ないものを選んでいますが
前述の通り、アガパンサスだけは急激に冷えた日の灌水を控えたいところ。
どんな状況でも冬の水やり。午前中がベストであり、午後冷えて来る頃には控えるべき。でも、本当に枯れそう!となったら耐寒性宿根草や球根なら私は水やりします。
ただ、アガパンサスはやらない。
どこにアガパンサスがいるのか、ほぼ地上部が見えているので状況判断がしやすいのですが、
見えない球根はわかりにくい。
どこに何を植えた???やっぱりシルシが大事。
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冬に地上部が消えてしまう宿根草にも プランツネームはいれといたほうが何かと助かります。
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ちなみにニホンスイセン。
今。素晴らしい香りを放って咲いていますが、冬の水やりの心配はまったくなく放置で咲いています。
やはり、オランダ育ちの球根とは違った性質のようですね。
ただし球根が混み合うと花が咲かなくなるので株分けは必須です。この春は葉が黄色くなったら株分けして
青山通りに持っていこうかなと。冬場に青々しているので踏み込まれにくいかと。

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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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