2022.12.19 / ガーデニング(GARDENING)草花(FLOWER & PLANTS)
秋は来年の庭に向けて新たな植物、樹木、灌木、宿根草、冬越しのできる一年草、秋植え球根を
植える、実は一年でもっとも忙しいタイミングでしたが、それもほぼ今年度は終了。
しかし、うっかりしたことや、やりそびれたことは山ほどあって、私の場合では
はままつフラワーパークでうまく育って植物をほかの庭にも植えてみたいが、それは
1)環境が変わることでどのように育つか。どうかな?と思う間にタイミングを逸する。
2)この秋、それは手に入るのか。今在庫なし。手に入らない。
みたいなことで、すんなりと選ぶことも、植えることもできずに、また来年のチャンスを
待たなくてはならないことがあります。
暑さでいえば、なかなか厳しい環境の はままつフラワーパークで3年前に植えたクランベ・マリティマ
が、この春4月下旬に見事でした。
以前、イギリスやオランダのガーデンで見て、これを自分のデザインする庭に植えてみたい。
そう思っても、高温多湿な日本の環境でどうだろうか。手に入りますか?ああ、ありません?
だれか持っている生産者さんを探してみようか。
ある程度の情報はネットでも手に入りますが、それはもう、実際に、試してみるしかないのです。
過去三十年間の私のガーデニング履歴はそうやって経験値を上げるほかなかったのですし。
さて、一番上の写真、ダッチ・アイリスは、10数年前に六本木のミッドタウンにレストラン「ボタニカ」が
完成というときに植えた。それが葉っぱも美しく見事だったので、暖地、水捌けよければ空気の高温多湿は
大丈夫とわかる。以来、いろいろなところに植えてみますが、その結果はいろいろです。
適地適草。同じ日本でも、いえそれこそ、狭い私個人の庭でも、環境によっていろいろです。
だから植えてみるしかなし。
ところが余裕がないので 時間も予算も。絶対に大丈夫。という宿根草や灌木から選んでいると漏れる場合あり。
絶対に大丈夫と思っていたので、代々木公園には5種類ほどのシュウメイギク、アネモネ フペンシス。
Anemone hupehensis var. japonica とハイブリッドも入れてその園芸種を合計208株植えました。
アスチルベも、日当たりが微妙なエリアで72株。オミナエシとオトコエシ 120株
デスカンプシアとカールフォスター合計120株 パニカム・ヘビーメタルとノースウインド合計48株
怪しいかもしれなかったので、モリニアは6株。長い雨や台風とか、今後も予想される激甚災害の予兆は
いつも感じているので、見た目喜ばしく、しかも、丈夫な植物を優先して探して選んで、
そしてこの秋は代々木に植えました。
ちなみにクランベ・マリティマは コーディフォリアほど大きくないし根も深くない、
難しいところは少ないようでシルバーブルーの葉っぱが装飾性十分。
温暖地でも、十分に水捌け通気の良い庭で。
それから、アンジェリカ。この写真のアンジェリカは ピート・アウドルフさんの庭で見かけた。
でも、詳しい名前は不明です。
ベス・チャトーさんのところでベスさんが愛おしそうに育てていた Angelica gigasは韓国原産。
そして、このたび手に入ったのは、
ノダケ Angelica decursivaを 代々木公園に。とリクエストしていたけど
最後にリストにいたのは、Angelica sylvestris 'Vicar's Mead' あれ?ヴィカースミードだった?
100種類ちょっとの注文のなかにはなんだか、途中混乱したのもあったようで。
さて!いずれにしても、来春。
どんなふうに育つでしょうか?土壌改良やコンディションは最善を尽くせたと思いますが。
どうか?うーん?と、気になってしばしば通ってしまう代々木公園。
原宿門から歩いて右手、2−3分です。
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