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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

10月の寄せ植え は.....@名古屋ブルーボネットガーデンにて

吉谷桂子

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10月だというのに、30度前後の蒸し暑い関東からほぼ似たような感じの中部へ。

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汗ばみつつも 名古屋港にあるブルーボネットガーデンで講演と寄せ植えの講座を開催させていただきました。

お集まりくださったみなさま、まことに、ありがとうございました。

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秋の寄せ植えといえば、パンジーを中心としたロングライフの寄せ植えのご紹介が妥当ですが、10月2日はまだ暑くて、パンジーの出荷にはまだ厳しい状況です。

写真のように、パンジーを中心に秋植えの小球根やフォルムの違いに注目した4拍子の寄せ植えはわかりやすくておすすめでしたが。今植えてもあまりうまくいかないかもと。

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そこで、今の時期、美しく開花して、日本の気候にあっていて丈夫な宿根草を使った、ロング&ロング・ライフ寄せ植えのご紹介とさせていただきました。

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パンジーがロング・ライフなのに対し、

ロング&ロングと繰り替えされるのは、半年ではなく

できれば1年2年と長く楽しめる寄せ植えのご紹介です。

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球根も、チューリップのように翌年の開花の補償があまりない品種ではなく

スイセン 'ペーパーホワイト'、カマシア 'サカジャビア'、アリウム '丹頂'そして、ムスカリ 水色です。

高さを変えてダブルデッカーにしました。

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球根の芽を避けて宿根草の配置。

メインには、シュウメイギク 'ハドスペンアバンダンス'

一番上の写真は私の庭の同じ品種です。こちらは10年以上もここにいる。要するに長命の宿根草を選んでいます。

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完成して、ブルーボネットガーデンの建物前に。

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名古屋に近い、はままつフラワーパークへ、寄りました。

2024年完成予定の新たな庭のことで。

そして、私がデザイン監修するホワイトガーデンと150mのダブルボーダーの現状チェックへ。

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丈夫なバラ、ボニカなどがしっかり咲いていました。

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カーリメリス。ここではすこぶる優秀な宿根草です。この環境、なかなか厳しくわかりにくいので。

アクセントにはなりませんが、フィリングプランツ(間を埋める)には完璧かと。これで、この場所で、春夏秋冬何年いけるかを見ていきます。

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150mのダブルボーダーの現状、春の景色と比べてこれはこれで素晴らしいと。私は思います。メンテナンスの賜物!!!

もともと5月いっぱいで華やかな季節を終わらせ厳しい夏を迎えるにあたりアガスターシェ、アルテルナンタラなど、丈夫な一年草で空間を埋めるようにしていただきました。さまざまな植物で調和を保つには難しい気候の日本では夏はなるべくシンプルに。

メンテナンスに関しても、現在このエリアのヘッドガーデナーでは小澤さんに感謝です。

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さて、次なるガーデン・デザイン計画 候補地は....

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完成は、2024年春。それまでは、私も、はままつフラワーパークに通い続ける所存。徐々に関わるガーデンのバトンタッチを終わらせていく準備には入っていますが、まるで新たな庭はこの秋から二ヶ所。

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健康第一!明日からは北海道。行ってきます!↑新幹線から見た富士山はこの日は冠雪なしでした。この後急に冷えるようです!みなさまご自愛のほど!


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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