お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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今年最後の北海道 銀河庭園の訪問が終わりました。

今後、来年に向けた計画案や新たなテーマのデザインを考えていくうえで、リモートやデザインの送付のやりとりになりますが、実物を見ないとわからない場所、灌木類の多い銀河庭園では、今、来年に向かって生長の早い灌木類をほかの場所に移動させて、地面のなかの根っこの取り合いを少し緩める作業を急ぎました。現場の二人が優秀だし、やはり、私は本物の寒冷地の現実を熟知しているわけではないので、意見を交換しながらの前進。

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庭仕事に終わりがないのはいうまでもありませんが、ガーデン・デザインにも終わりがなく、特に、銀河庭園のように立ち上がりから15年を経過する庭では、大きくなる木々、灌木との付き合いや決まった時期に見せ場を作るための労力を惜しむわけにいかず。本当に難しいですね。

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かかりすぎる手間をうまく省きつつも、やはり、かかる手間を惜しむわけにいかず。

その塩梅が本当に難しいのですが、オーガニックに徹しながらエコロジーとの付き合い。

今年はツゲが寒波の影響でショッキングなほどに枯れたパルテール。まだまだ作業は終わりません。

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エコロジカルな方向を目指しながらも、イギリス伝来の、まさにイングリッシュ・ガーデンの手法によって、メンテナンスの重要性はおそらくわかる人にのみわかるかとも思われますが、

単一の一年草で景色を満たす観光ガーデンとはまったく異なる複雑な作業の繰り返し。

本当に凄いこと。この庭のオーナーはじめ関わるすべての人に常に尊敬と感謝です。

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これは、先月のパルテールの様子。10月9日頃に撮影。

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そして昨日、同アングルから、11月4日撮影。ダリアが気温2度以下になった頃に一斉に溶ける。このあと土が乾いたころに一斉に掘り上げ。

後ろのドウダンツツジは、寒波で打撃を受けたツゲの代わりに今回入った園内に既存のものを移設。

開園中の季節はこんなに赤くならないので、今はちょっと特別な眺めです。

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今後どのような天候の

変化が起きていくのか。わからない点も多く、とにかく環境に順応する植物を。

ニシキギ⬇︎も秋の紅葉が素晴らしいけれども、春や夏はあまり存在感がないものの樹形が

おとなしいので重宝しています。

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新たな方向性への施策や

生きた植物が変化するのは当然ながら、構造物にしても、特に本物の自然素材、無垢の木材を雨が晒されて、徐々に朽ちていき、壊れゆく構築物をサステナブルに再構築していくか。

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花はほぼ終わった。といっても良い銀河庭園。

ちょっと狂い咲いたかも?の、スカビオサが、美しかったので、思わず写真を。

この花が咲いていたのは、ブルーがテーマのトレリスガーデンでした。

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耐寒性の理由でここでは、一年草扱いになるバーベナ・ボナリエンシスが最後の開花、このまま寒さに当たって終わる。朽ちる。

ただ、一年草扱いとはいえ、コボレダネで増えるので、頼もしい庭の味方です。

それにしてもバニー・ギネスさんがデザインしたトレリス(ほかの構造物もすべて!)本当に美しい!すべて無垢の木材製なので、いつもいつもこの自然素材の朽、風化が心配です。

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ボートレースガーデンにはテントの下で、霜に当たらずにまだダリアが開花していました。

11月は1500株前後のダリアをすべて掘り上げる作業あり。本当にすごい仕事量です。

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この環境にあっていてちょうどよく咲き続ける花は本当にありがたい。

ディアスキアは、関東暖地だと夏にダメになってしまうけれど、イギリスの私の庭でもずっと咲いていたように、銀河庭園でもまだ昨日の時点で美しくて、玄関近くのウエルカムガーデンで。

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さて!このウエルカムガーデンのスケッチと計画案は、私が去年描いたものですが、来年にむけて新たなアイデアを計画中!

来年は今年よりも旅行がしやすいでしょうか?そう願います。今飛行機も混んできました。

出張先のお宿も満室多く、早く予約しないと、泊まるの苦労します。

来年6月には、恵庭市で全国都市緑化祭が開催されますので、6月下旬から7月にむけて、北海道の旅の計画ができると良いのですが!そしてガーデンウォークツアーやワークショップも充実していけると良いなあと思っております!


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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