お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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放ったらかしでも、生き抜いて、そして、感動を与えてくれる植物を見極める旅は、家にいても

続いています。たとえばこの、ミセバヤ Hylotelephium sieboldii

ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属 、セダム シーボルディと呼ばれることもある

ええい、面倒だから、やっぱりミセバヤと呼ぼう。この株は、一体何年前からうちにいるのか

思い出せない。10年は経ってないと思うのですが、5年以上は確実。

この写真は1ヶ月ほど前ですが、栽培がうまくいっている一つの理由が「ストレス・フリー」の

土を使っていることかな。この土を使うと高温多湿を嫌う植物に対し、高温は逃げようがない夏も

多湿のダメージを救ってくれる土なので、多少お高くても、3年から5年ほど植えっぱなしでいると

もう完全に元は取れるかなあと思う。

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この写真が数日前。花の盛りは終わっていますが、これからますます、中から光り輝くような

ピンク色に色づくのです。もうー綺麗で美しくて!

私の目指す、ガーデニング、Low input High impact の我が家の代表かも!?と思うほどです。

またこの鉄製のURNの鉢が夏はカンカンに熱くなるので炎天下は避けたいのですが、どうにか

日当たりもまあまああるこの机の植えて春も冬も生き延びてきた。偉いでしょう?かわいいでしょう?

そういう美点や特点?を探すところから今のナチュラリスティックは始まると思うのです。

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さてと。3月から始まった青山通りのナチュラリスティックの活動はずっと続いています。

それを書く時間が難しいほど追われていただけで毎月頑張ってきていますが、この写真は今日の様子。

球根が合計、小球根がおもですが2000球ほど入ったしその後も見守りは続けています。

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外苑前の銀杏並木もそろそろ葉を落とし始めています。この時期、ここがとても混み合う。

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とても美しいのですが、ピート・アウドルフさんのいう「植物への見る目が肥えていな人の場合

単一品種が集合した景色のほうが受け入れやすい」には、確かにそうかもと思う次第。何かが満開!

とか、全て真っ青な花の景色。とか、日本人は好きですよね。あまりイギリスでそういう景色。

知らない。

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今日、ちょっと嬉しかったのは、この若い子たちが、熱心に花を観察したり写真を撮っていた。

なので、写真撮ってもいい?と聞いたら実はいろいろポーズまでとってくれたんだけど、お顔写っちゃうので。

後ろ姿。

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宮益坂の花壇。興味深そうに花を見るひともいるし、見向きもしない人もいるけれど

最近徐々に、スケルトンを面白いと言ってくれるひとも増えてきました。

私がデザインしたこの植栽もだんだんに植物が生長して、骨格らしきものもでてきた。

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今は、ツワブキが咲き始めたので、注目をあびて。この花後の形がタンポポみたいなコロコロに

まんまるのシードヘッドになったところがかわいいんだ。と、説明してたらH子さん、ああそういえば

この花の形、確かにタンポポに似ている。それ、新発見、たしかにそう。

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そして、見ていただきたいのは、ツワブキのレイアー、重なりに見えているスケルトンのエキナセア

と、アガパンサス。さらにうしろのパニカムの穂。質感や形の違いがおもしろいでしょう?

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視線を花がずらして後ろを重ねて眺める訓練。これが習慣になると、設計のときに植栽の

プランのパターンが3Dみたいに計画できるようになるわけなんですが。思い通りに育たないことも

あるから(汗)

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なので、この三層、四層の(背後の歩道橋までを含む)見え方のレイアーを頭に入れて設計をする

のが、私の基本的な植栽デザインの方法です。そんなことを踏まえて、来週、12月5日に開催の

オンラインセミナーは、現在好評開催中の「バーチャル・ガーデンツアー」で行った庭(全てではなく

一部の代表的な庭の分析やデザインの観点を含め、庭の美しさやトレンドも踏まえ解析を加えた内容になっています。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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