2020.11.12 / ガーデニング(GARDENING)旅(SIGHTSEEING)草花(FLOWER & PLANTS)
11月の星の王子さまミュージアムの園内は紅葉が美しいので、足元で咲くパンジーも可愛いのですが、地面に咲く花たちよりも、つい空を見上げて、青空と山の景色全体を見てああ、なんて美しい!と思うことが多いです。それも今だけですものね。
そして、ご来園くださったみなさまからも、きれいー!きれいねぇ。とお声をいただくことが多い、何かを美しいと思って、きれいと呟く人間の心の美徳を愛するわ。
しかし、まあ。なかなか現場はハードワークです。夕方近く久々に玄関の寄せ植えを4基作りました。
このところ、クリスマスツリーをはじめとして、構造物のデコレーション作業が続いたので、とても新鮮な。本物の花に接すると体も癒される。しかし、完成した写真を撮りそびれた。
ミュージアムの北側にある花屋さんのウインドウディスプレイも晩秋と晩春に模様替えするのですが、今時の造花も、ナチュラリスティックの流れがあって、グラス類が豊富にあり、花色はくすみ放題で、ちょっと枯れた感じだったり、かなり渋めの色調の花がメインになっています。でも、これもこぎれいに仕上げるの難しい!
造花のバラでも、葉が縮れたり、ちょっと虫が食った後みたいになっていて、芸が細かい。なんどもいうけれども、でそれを綺麗目に仕上げるの、難しい。最初から汚しの入った新作造花。時代の空気を選んだものの、難航。
ずっとマスク姿で生きている私たち。いつまでこうなのか考えると辛くなることもありますが、せめて美しい青空の下で、周囲に人がいなければマスクを外して深呼吸くらいはしておきたいですね。
イルミネーションの取り付けは、 Q-GARDENのみなさん、バラの冬囲いもうまい感じで仕上げてくれた。もう、10年も一緒にやってもらっているから、なにも言わなくてもいうところなしで完成。助かる。
トワイライトは最高に美しいですよ。私が選ばせていただいた園内に流れる音楽は、エリックサティのピアノ曲ほか、とてもあっていますが、個人的に自分の耳元だけヘッドフォンで聴く、上原ひろみさんの「Place to be 」やアルゲリッチが弾くラベル作曲の「高貴で感傷的な円舞曲」がぴったりで、しばし、異次元の世界に旅した気分になれました.。異次元なのだけれども、自分の居るべき居場所のセッティングです。
これもライブに存在する現実の景色であって、しかも、神奈川県だ。ああなんて美しい。と、思うこと。このような何度考えても悲しい事態の起きている、今の状況でも、ふいに「美の瞬間」を見つけられたら幸せに感じます。そういうのも、「Place to be 」なのかな。
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