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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

銅の効果 散水ノズル すごく気持ちいい植物だけでなく

吉谷桂子

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猛烈な猛暑。ってそんな言い方はないですか。しかし、本当に厳しい夏です。もう、いや!

辛い。思わず言葉にしてみる。だって

一番暑い時間帯は、ベランダの温度計が40度を越していました。

夕刻の水やり。面倒といわずに。うまく散水すると気温も下がる感じがします。

私が愛用している「職人さんの手作りによる柔らかな水の真鍮ノズル長さ37cm」銅製。

というところが鍵。イオンというのか。この水が本当に気持ちいいのです。

最近はずっと、夕方の水やりです。朝はもう、6時ころでも暑い。

ぐったりしている植物の葉っぱに幹に散布、葉面散布&地面に30秒。

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ちなみに、真鍮は黄銅。銅には、赤銅と黄銅がありますが、効果は同じようにあるという。

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あくまでも、銅製のガーデンツールにこだわる。前もお話ししたかもしれませんが

オーストリアの自然主義者、パラサイエンティスト、発明家のヴィクトル・シャウベルガーの著書

「自然は脈動する」究極の自然エネルギーについて書かれた本をご紹介頂いて以来のこと。

もう、かれこれ10年程前のことになると思います。

去年訪ねたイギリスの庭のオーガニックガーデンでも使用の推奨をしていましたが、この気持ちよさ。

銅が土にささるときの感じ。それから、銅を通ってでてくる水のオーラ。違う。

ずっとまた雨が降りません。空から螺旋で降ってくる雨のパワー。水道水とは比べものになりませんが。

地面を開墾する際、土へのよりよい影響は、だんぜん鉄よりも銅です...。

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写真は、銅の理論に基づいて創られた、オーストリアPKS社製の銅製ハンドスコップ。

なにしろ、土や根っこにザクッとスコップを入れた時の感触がよく、使いごこちの良いこと

が一番なのですが、逆に鉄製スコップはちょっとした違和感のある時があるので、細やかな

作業をするときは、やはり銅製が、良いと感じています。、

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銅の効果について書かれたパンフ。棚からぽろっとでてきたので、改めて読み直す。

銅の殺菌除菌効果や栄養効果、知っていたようで知らなかった効果が書かれており安心します。

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また、去年の6月のガーデンツアーで、最後に訪ねたオーガニックのファーム。

ウォーサムプレイスで、ブロンズガーデンツールについて書かれた冊子が売っていた。なかなか

この手の資料がないので。買ってきましたが、まあ!字が小さくて虫眼鏡でチェック中です。

まだ読破できていないのですが、20世紀の初頭にオーストリアで発達していた

オーガニックの農法とそれに着目したブルガリアの王様のことなど。

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そして、この、日本製の真鍮ノズルの水の精錬なこと!ふわわぁ〜と柔らかい水がでます。

ハス口の穴。手作業で考えられないほど細くてたくさん開いています。これも、日本の職人さんの技です。

水の吹き出る穴が小さいのでまるで、霧のような、それでいてしっかりした水がでます。

暑かった日の夕方には、葉面散布をぜひ。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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