本当に今年は........皆で集まって、時間や季節やその時だけの花を愛でる喜びを共有するとか。
それができないですね。本来なら、今頃、イングリッシュ・ガーデンツアーでイギリスにいたのに。
いろいろなところで、お会いできていた皆様と会えないのは、本当に寂しいですが、その代わりにと
始まったウェブ上のコミュニケーション。zoomって。どういうタイミングだったのかと思うほど
今欠かせないものになりつつある、ウェブ配信。自分が画像に写ってしまうので、どんな装いで登場するかとか。考えたなぁ。
だってそれ、大切でしょう?画像に写ったりするの苦手だってひと多いと思うけど。私も元々は苦手。
でも、そんなこと言っててもポジティブじゃないし。でも、どう映るか。声もでるわ。通信が遅れることがあるわで。
これがなかなか主催者も受ける側も慣れてないものだから一苦労!
でも、一苦労だしよくわからないとか、避けてたら乗り越えられないし。
パソコンとかスマホも、慣れの問題ですものね。だんだんに慣れたはず。
今月10日に開催のウェビナーも今苦闘中です。かれこれ、1ヶ月やってますが、正味1時間半のなかでやろうとしていること。
「ダリアの愉しみ」実は、飛行機にのって自由自在にどこへでも行けた去年までの時代。その気分を
リモート上で、時間も、場所も自由に飛び回ってみようと思って。過去に私が見てきたイギリス、
フランス、オランダの花の庭に咲くダリアの咲き方も含め、少しだけ行った気になるようなダリアの旅。
過去20年以上の写真を探しました。大捜索。
でも、今の北海道の銀河庭園は、イギリスの庭より、ダリアは、見事ですからね!本気度が違う。
それを見て感じて欲しいし、具体的な植え方もとてもわかりやすくヘッドガーデナーの山口さんのガイド付き。
切り花にするには理由があってそのダリアのアレンジも、花屋さんで買ってくるのとは違うコツあり。
銀河庭園で仕事をした最後の日には、ダリアの花をもらって帰ってくるのですが、
それを復活させるのはだいたい翌日の朝。夜は疲れてしまってなにもできないので。
ブーケにして飛行機の荷物入れに乗せて帰ってくるから、もみくちゃになって、もうだめかもという見た目になる。
でも復活するから偉い。
私がダリアへの注目度を上げたのは、1996年頃のハドスペンガーデンで。色彩の美しい庭。
赤いダリアの素晴らしくテイスティな使い方。洗練の極みでした。
1998年に発刊して、結局1号でストップ(出版社が倒産!)私が編集長をしたというか、
ほとんど文章を書いて写真や取材やイラストも私で、しかし、ここぞというページでは
クライブ・ニコルスや堤義昭さんの写真で構成した LIFE&GARDEN 誌では初のダリア特集を。
カメラマンの堤さんと秋田国際ダリア園の鷲沢さんを訪ねた。まだイギリスに住んでいる時期、
日本に一時帰国して。
でも取材当日ひどい天気で。結局、これらのダリアを堤さんに東京まで持って帰ってもらって
白バックでポートレート風に撮ってもらった。美しいページで。その後ドイツの雑誌社からも掲載の依頼がくる。
どこで誰が見てくれているかわからないものですね。この雑誌、イギリスでは大評判だったんですが
みな写真とレイアウトだけは見て評価してくれた。確かに私の文章はいまひとつだったし読まれなくて助かった(汗)。
レイアウトのすばらしさ。エディトリアル・デザインは現在の「暮らしの手帖」のデザインをしているH君。
そのまえはグラフィック界の神様、中条正義さんのところにいた。
実は「発見上手」という雑誌の連載を10年近くさせていただいているのですが、今月の
特集が、やはり、ダリア。
ここに書いてあることが、今度は講座の形で活かせるような方向で。
とにかく、ダリアは眺めて素晴らしく、育ててみて納得の。実に園芸的なスター・プランツです。
10月になりほっとできるような気温のなか。秋の光で咲くのが素晴らしいです。
秋はまた、果実がなるし秋の花も美しい。東京にいるとなかなか出会えない景色ですが。
さて、しかし、初めての、現地、北海道銀河庭園からのオンライン、ウェビナー。
いろいろ初めてなのと、ご参加くださるみなさまも慣れない方が少なくないはずなので
いろいろとハプニングはあると思いますが、そんな新しい時代の新たなコミュニケーション。
zoom のダウンロードと、あとは、招待メールをクリックすれば繋がりますが
まず、音声は「ミュート」にして消すことをお忘れなく。
ご自分が画面に出たくない時はビデオの停止をクリックして、また今度もう一度スクリーンショットなどでご紹介しますね。
URL:http://www.ecorinvillage.com/event/event.html#event001
短縮URL:https://bit.ly/2Ep2rdF
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