2019.5.16 / ガーデニング(GARDENING)草花(FLOWER & PLANTS)
元々の地形。というより、もともと、そこに存在していた人工の構造物が美観的でなく、
地面そのものの、地形の調整をしないと庭にならない。そこを直していくというのは
17世紀のヨーロッパでも、いえそれよりも、もっと前から行われていたことと思いますが。
これは、2014年の秋の最初の植栽。全体の写真を撮ると絵にならないので、どの写真も片側とか
一部分の写真しかなくて。
これって、もう。図面でも、消化しきれない。
なので、吉谷博光が、現場で、ショベルカー他の皆様のご協力をいただきつつ
ディレクションをしながら出来上がった景色です。
ここも
ここも(スパイラルガーデン)
ここも(ローズガーデン)
ローズガーデンからスパイラルを望む
モダンジャパニーズガーデン (誰が袖仕立て/博光デザインも構想から1年、完成しかかっています)
目を転じることさえなかった、ここ(昔は藪の中に沼みたいな)も、美しい場所になりました。
花だけを近視眼的に見ることも、素敵なことですが、近視と遠視。ミクロ、マクロ、両方の視点で
世界を見れたら、もっと視野が広くも深くもなるというものではないでしょうか。
景色全体、前後の関係で世界を把握するというか。
さて、ここからです。植栽設計は私の出番。
2つの種苗会社から、約5000株を二日で配置。
図面は3ヶ月後ほどずっと、考えてきたデザインで、最終的に、5000株、
約150種類の宿根草も、何十日かかったことでしょうか。あーでもない。こーでもないと。
延々選んできたので。..この数ヶ月のスケジュールでよくここまでこれたと。
あとまだ、4ケースほど、配置終わっていないし、ちょっと間違って植わったものを
直したり。浅植えを植え直したり。角の収まりバランスを変えたり。
キリがないのですが。ここまで徹底して、宿根草で作る
いわば、新・宿根草主義の庭です。
まだ、ちょっと全体が、終わっていないのですが。
植え付けは、毎年お願いしている「中之条花の会」のみなさま。
そして、株間の間隔は、非常に感覚的なものが必要でそれに答えてくれたチームあり。
今回、ご協力いただいた女子チーム!ありがとうございました!
おっとあっという間に17:30!もっと直したり、水やりしたり調整をしたいのですが。
(続く)
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