お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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新しい年が始まりました。みなさま、どんなお正月をお過ごしでしょうか。

お正月は、お雑煮とおせちでしょうか?お正月の朝に箸置き。お正月は必ず使うこの金の蝶々は、四半世紀以上も前の結婚祝いに小柳敦子さんから頂いた。まだ、銀座に陶舗小柳があった時代か、小柳ギャラリーでまだ現代陶器を扱っていらした頃だったか。頂いた時、とても嬉しかった。

とても気に入るのに、5つあったものが3つになってしまった。だから、お正月だけ使うのでした。

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ここ数年注文して年末に届くおせちに、お雑煮(このときは、鴨雑煮)。器と箸は、去年、ロズビィ様から頂いた。漆作家のお兄様の作品だそう。温かみがあり、とても気持ちのいい器です。

私は、京都に嫁いだ叔母の家で正月を過ごす事が多かったので、白味噌のお雑煮が好きなのですが、吉谷家は義父母も東京生まれ。白味噌NGでした。「甘ったるくていけねぇや」

なので、実家に帰ると母に作ってもらってましたが、今年はちょっと寂しいです。

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仕事に追われずに済むお正月は、お出汁も最初から作って。その作り方は、ロンドンに住んでいたとき、京都のたん熊で学んだいうスタイルを杉本博司さん直伝、昆布と鰹節で。あの時教わらなかったら、私は自分でお出汁を取るとかしなかったかもしれない。

それと、ロンドンの家で、杉本さんによくお出汁をつくってもらっていた。

それは、神がかり的に美味しく。汁物と、出汁巻玉子を撮影に出る前の朝に食べて、帰宅してもまた食べて....。

これは、お茶目なハート印付きサインの入った鰹箱。これも第二次結婚祝い。日本橋木屋からロンドンまで運んでこられた鰹節削り器は、平成六年とあったので、あれから26年か。ロンドンでの充実した日々の記憶が蘇ります。その後、帰国して忙しくなるとなかなか出番がなかったのですが、一年に一度は絶対に鰹節。一本分は出汁をとる。ちょうど、1月が忙しくないので。

このお正月は朝晩に大活躍。面白がって息子が鰹削り男だった。削って現れる鰹の色調が美しく見入ってしまう。三つ葉が欠かせず庭の柚子をもぎ取って。

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あまり華やかな飾りはできない今年ですが、自分で作った正月風の飾りピックを一本だけ。

新年だというのに、穏やかな気温でフジバカマ Eupatorium japonicumが、また葉を落とさずにいます。

ブルースパイヤーもずっと花を咲かせています。秋のムードを引っ張ったままの寄せ植えですが。

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新しい年の始まりなので、さまざまな計画、決めていたこと。

なるべく実行できるよう、ノートに書いて(パソコンやスマホだと、バーチャルになりそうなので、紙でできた気に入りのノートを選んで。このノートはパリで買った)

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新たな年を迎えるための気合を入れている最中です。

本年も、なにとぞ、よろしくお願いもうしあげます!


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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