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専門家「風景」をつくるガーデニング術

ネットでオープンガーデン、京北バラ園(六ヶ畔・花簾庭)2022

居場英則

7月も下旬に差し掛かり、いよいよ夏休みシーズンといったところでしょうか?

前回の我が家のガーデンの今年のバラシーズンのレポートに続き、今回は、僕がデザインさせていただいた

京都市右京区京北にある「京北バラ園(六ヶ畔・花簾庭)」の今年のバラシーズンの様子をレポートします。

少し前のこちらのブログ記事で、「ショクナナ! 一週間。植物と遊ぶ植物遊戯7チャンネル」という

関西発信の植物園芸YouTubeチャンネルにおいて、京北バラ園の今年の様子を動画でお伝えしているのですが、

静止画(写真)でも、今年の風景のベストショットを何枚かご紹介していきたいと思います。

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京北バラ園では、昨年、一昨年はコロナ禍ということもあり、バラの開花最盛期に行っていたオープンガーデンは、

入場制限などを行いながら細々と開催させていただいておりました。

今年は、その時期、コロナの影響も和らいでいたこともあって、マスク着用、手指消毒などの対策はとりつつも

入場制限などの措置は行わず、オープンガーデンを開催いたしました。

ただ、今年は運営の体制が大きく変わったこともあり、人員配置の問題から、積極的な広報活動は行わず、

5/27(金)~6/5(日)までの10日間期間限定でオープンガーデンを開催させていただきました。

それでも、口コミや以前に訪れていただいた方を中心に、10日で約600名ほどの方がお越しになりました。

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京北バラ園のある京都市右京区京北は、京都市内より気候が涼しく、バラの開花期、最盛期も半月ほど遅く、

毎年6月初旬頃にピークを迎えます。

今回掲載している写真は、6/4(土)に撮影したものです。

現地に7時頃に到着し、オープンガーデンの開園時間の9時までの間に、写真撮影とYouTubeチャンネル用の

動画撮影を行いますので、慌ただしく園内の写真撮影を行いました。

写真は、メインエントランスを入ったところから見える入口付近のイングリッシュローズゾーン。

昨年は、開花直前の4月に発生した遅霜の影響で、このイングリッシュローズゾーンのバラはかなり酷い状態に

なりましたが、今年はまずまずの仕上がりです。

一時勢いを失っていた宿根草のブルーサルビアもずいぶん回復しているように見えます。

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こちらは、湾曲する園内のメインの園路から鳥居型のメインエントランス方向を見たアングル。

右側手前のオールドローズエリアから、奥のイングリッシュローズゾーンを見たアングルです。

奥に見える木製のフェンスは、前面道路に面した駐車場との境の塀ですが、その木塀に誘引したつるバラも

昨年よりは旺盛に咲いているようです。

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こちらは、園内中央付近から、後方のオールドローズゾーンを見たアングル。

ところどころに和風庭園にあるような大きな石(岩)を組んでいるのですが、その岩の後方に植栽した

半つる性のオールドローズを岩の手前側に枝引っ張るように誘引して、

バラの花で、岩を越えて流れる水のしぶき(瀬)を表現しています。

今年は、スタッフの見事な誘引で、その演出もとても見ごたえのある仕上がりになっています。

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こちらは、京北バラ園の代名詞ともいうべき、バラの花で、川の水が堰を流れ落ちる風景を表現したゾーンです。

京北バラ園のすぐ横には、京都市内へと流れ込む桂川の原流域のひとつ、上桂川という川が流れているのですが、

その川に堰(水を貯めて、下流域の村や水田に水を分流させる施設)がありまして、その堰(六ヶ堰)の風景から

インスピレーションを得て作ったのがこちらの「バラの滝」ゾーンです。

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京北バラ園は、山から川に向かって緩やかに傾斜のある棚田の一番下の部分、田んぼ一枚分の広さの敷地に

作られていますが、その棚田の段差(約50cm)をうまく活用して作った擁壁の上から、枝垂れても咲くつるバラ、

群星・群舞という白と淡いピンクの花が咲く品種をランダムに配置、堰を流れ落ちる水のしぶきを表現しています。

今年は、昨年の剪定が少しうまくいかなかった関係で、花付きがが悪かったようです。

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こちらは、反対方向から、群星・群舞の「バラの滝」ゾーンを見たアングル。

例年より少し花付きは悪いですが、滝を流れ落ちる水のしぶきがキラキラと輝くようバラの花を咲かせるべく

誘引作業をしてくれました。

これまで数年間かけてこの風景を作ってきたノウハウが詰まったエリアです。

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こちらは、バラ園西側のアーチエリアからバラ園中央部のオールドローズゾーンを見たアングルです。

京北バラ園は、日本の原風景たる「里山風景」を色濃く残す街ですが、その風景に調和する「和の雰囲気」の

バラ園というのがデザイン的なコンセプトですが、もうひとつ大きなコンセプトが「香りのバラ園」です。

オールドローズやイングリッシュローズ、和バラなど、香りのバラを多く集めて植栽しています。

オールドローズゾーンにも、様々な香るバラが植えられています。

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こちらは、バラ園西側の八連のアーチです。

奥に棚田の残り3段分のスペース(ハーブ園など)があるのですが、そのエリアに軽トラックや工事車両などが

入ることができるようなインターロッキング仕上げの通路が敷かれています。

そその通路部分に八連のアーチを設置しているのですが、このアーチも一般的な円形のアーチではなく、

周辺の日本家屋の風景に調和するように、切妻屋根型のオリジナルデザインのアーチを設置しています。

最頂部で約5m近くありますので、まだまだすべてのつるバラがアーチを覆いつくすほどには成長していませんが、

それでもずいぶん大きくなり、バラのトンネル状になってきています。

一番手前のアーチ右側に誘引しているモーブピンクのつるバラは、マニントン・マウブ・ランブラーという

ブルーがかった渋いピンクの小花が房状に咲くバラで、とても樹勢も良く、すでにアーチを覆ってくれています。

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オープンガーデン開園前に、なんとか園芸YouTubeチャンネル「ショクナナ!」の撮影を終えました。

撮影が終わってホッとしました。

特に、気温が上がる前の朝方は、谷筋に広がるバラ園には、たおやかなバラの香りが充満しています。

是非、香りの濃い午前中にお越しいただきたいです。

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午前9時、オープンガーデンが開園しました。

実は、こちらのバラ園は公共の施設でもなく、一個人の私庭なのです。

そのオーナーのご厚意により、毎年オープンガーデンを開催させていただいています。

これまでは入場無料ということで運営してきましたが、今後も永続的にこのバラ園を運営するために、

今年より「維持管理協力金」をお願いすることになりました。

金額は入場される方のご厚意によるものですが、お一人500円をご負担いただいた方には、

記念品として、京北バラ園のオリジナル絵はがき(3枚セット)をプレゼントいたしました。

ほとんどの方がご賛同いただき、維持管理協力金をご負担いただきましたこと、ここに改めて御礼申し上げます。

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朝方は曇り空だったのが、オープンガーデン開園とともに快晴になりました。

青い空を背景に、色とりどりのバラの花が咲き乱れ、バラ園奥には茅葺屋根の古民家も借景として映り込み、

まさに「里山風景」に調和した「和の趣きのバラ園」といった風景になっています。

国内には多くのバラ園がありますが、なかなかこのような風景のバラ園は他にはないのではないでしょうか?

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こちらの手前に見える建物は、実は建物ではなくパーゴラです。

もともと休耕田だった場所にバラ園を作ったのですが、何もない平坦な土地にバラ園をつくると、

単調な風景になり、「圃場」(バラ畑)のような風景になってしまいがちですので、

少しでも変化のある、そして立体的にバラの花を咲かせる仕掛け(演出)としてデザインしたのが、

こちらの古民家風の切妻屋根型のオリジナルデザインのパーゴラです。

こちらの家形パーゴラの側面、屋根面にいくつもの大型のつるバラを誘引して、立体感のある風景を作っています。

夏の暑い日差しを避け、日陰をつくる休憩スペースとしても機能しています。

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この家形パーゴラの柱と屋根に誘引している大型のつるバラ、メイクイーン。

将来的には、屋根全面を覆いつくすように咲いてくれることをイメージしています。

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こちらは、家形パーゴラから、鳥居型のメインゲート(エントランス)方向を見たアングル。

手前の木立性のバラは、イングリッシュローズを集めたエリアです。

左側の木塀は、駐車場との境に設置されたもので、この木塀にも、色鮮やかなつるバラを誘引しています。

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視線を右側に振ると、そこには八連の大型アーチが見えてきます。

手前には、色鮮やかな花が咲き乱れるイングリッシュローズゾーンが広がっています。

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京北バラ園では、ペットの犬を連れて入場することができます。

犬好きの方の中では結構有名になって、園内でワンちゃんの撮影をされる方も増えています。

また、京北は地元の高校がサイクリング強豪校ということもあってか、サイクリングをされる方が増えています。

そんなサイクリニストや隣町の観光地・美山方面へ出かけられるライダー(バイク乗り)の方も

毎年オープンガーデンの際には多く立ち寄られます。

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京北バラ園では、基本的にバラをメインに植栽していまして、バラ以外の植物はかなり限定的です。

エントランス付近のイングリッシュローズエリアには、色鮮やかなバラの花を引き立てる役目として

宿根草のブルーサルビアのみ植栽しています。

バラの花色にないブルーを差し色として加えることで、バラの花をより際立たせるようにしています。

このブルーサルビアも植えた翌年の2019年は、とても旺盛に咲き誇り、バラをしのぐような美しい風景を

構成していました。(→バックナンバーでも2019年のオープンガーデンの様子も見れます。)

気候温暖化で、過酷な夏場を越せずに枯死するケースも多々あり、なかなか定着させるのが難しいのですが、

今年はだいぶ回復しました。

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こちらは、バラ園中心部から、バラ園後方を見渡したアングル。

手前には、廃盤となって手に入りにくくなった珍しいイングリッシュローズ、その後ろにオールドローズゾーン、

そして最奥に、「バラの滝ゾーン」が見渡せます。

京北バラ園は、田んぼ一枚分(約300坪)の小さなガーデンです。

いくつものゾーンに分けてバラを植栽していますが、エリア的には連続していて、どこからも一目で全景を

見渡すことができます。

多くのバラ園が、エリアを区切り、奥にどんな風景が控えているのか期待感を持たせる設計をしている中で、

京北バラ園は、バラ園全景を一望できるというデザインとなっていまして、珍しいスタイルではないかと思います。

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バラ園中央のオールドローズゾーンから、西側の八連のアーチ方向を見たアングル。

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こちらは、オールドローズゾーンに植栽したイスパファンという品種。

先にご紹介したように、園内には多くの石(岩)が組まれていて、その岩を川の水が乗り越えて流れるような

イメージでバラの花を咲かせています。

このイスパファンも、岩の上にしな垂れかかるように誘引されていて、水が流れるように花を咲かせています。

今年はより低い位置で誘引するようにお願いしましたが、デザイン的な意図がとてもうまく表現できたと思います。

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園内には、紫陽花を群生させているエリアがあります。

その紫陽花の群生エリアから、バラ園奥の「バラの滝」方向を見たアングルです。

バラの開花後、続いて紫陽花も花を咲かせます。

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紫陽花を群生させている切妻屋根型のパーゴラエリアです。

この家形パーゴラには、様々な方向から大型のつるバラを誘引しています。

こちらから見える範囲には、白い小花を房状に咲かせるつるバラ、ランブリング・レクターというバラと、

淡いピンクの花が咲くイングリッシュローズのつるバラ、モーティマー・サックラーを誘引しています。

こちらも、近い将来、このパーゴラを覆いつくすほどに咲いてくれると思います。

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こちらは、切妻屋根型のパーゴラの隣、六ヶ畔茶寮の建物に近いエリアの低い木製フェンスに誘引している

安曇野という、つるバラです。

「和の雰囲気のバラ園」をテーマにしている関係で、このバラ園には、一重咲きの和を感じるつるバラが

いくつかあります。

安曇野はそのひとつですが、ここではヘッドガーデナーのアイディアとテクニックを駆使して、

木塀から手前に迫り出すような形で、球体誘引していただいています。

京北バラ園で是非見ていただきたい、おススメポイントの一つです。

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その安曇野を誘引した壁面の後ろの通路からバラ園の後方、バラの滝ゾーンを見渡した風景です。

奥には茅葺屋根の古民家も借景として見えています。

様々なアングルから、この京北バラ園のヴューポイントを探していただくのも、このバラ園の楽しみ方の一つです。

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再び、バラの滝ゾーンです。

太陽の光が降り注ぐと、つるバラ、群星・群舞の花ひとつひとつが輝くように見えて、本物の滝のように見えます。

棚田の段差を活用して、さらにかさ上げをしながら落差を作り出し、ダイナミックな光景を作り出しています。

滝の長さ(幅)も、約30mほどありますので、実際に近くに立って見るとかなりの迫力があります。

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こちらは、バラ園の西側にある八連の大型アーチです。

今年は、うまく花期が合わなかったバラもあり、昨年、一昨年ほど、バラのトンネル感は出ませんでしたが、

こちらは、また来年以降の課題です。

近い将来、美しいバラのトンネルを表現できるようにしたいと思っています。

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こちらは、番外編。

バラ園の後方(奥)に、棚田2枚目のエリアを使って、バラ園の圃場的に使用しているエリアがあります。

そのエリアも公開エリアですので、見ていただくことができます。

ここには、大型のつるバラをアイアン製のパーゴラに誘引しています。

こちらは、もともと我が家で育てていたつるバラで、ポールズ・ヒマラヤン・ムスク・ランブラー。

一般家庭の庭のサイズでは巨大化してしまい、手に負えなくなってしまったので、

京北バラ園に移植させてもらいました。

淡いピンクの花色は、ソメイヨシノのような雰囲気を持つ美しいバラです。

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こちらは、フランソワ・ジュランビルというしなやかな枝を持つ大型のつるバラです。

このバラは、パーゴラをスクリーンのようにして枝垂れるように誘引してもらっています。

幅も10mくらいはあるでしょうか?

京北バラ園に行かれることがあれば、是非、この奥のエリアもご覧いただきたいと思います。

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こちらは、バラ園最奥の「バラの滝」ゾーンから、バラ園全景を見たアングルです。

奥に見えるのが京北の美しい山並み。

そして、その山とこのバラ園の間(写真では見えませんが)に、清流・上桂川が流れています。

美しい自然風景に抱かれた、日本の原風景の面影を残す街、京北。

その街に生まれた「和の趣き」のバラ園、「京北・香りの里/六ヶ畔・花簾庭(京北バラ園)」。

いかがでしたでしょうか?

おそらく来年2023年も、オープンガーデンを開催できると思います。

是非、来年の春のバラシーズン、ここ京北バラ園・花簾庭にお立ち寄りいただけましたら幸いです。


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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