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専門家ベランダガーデニング|初心者でも簡単!はじめてのベランダガーデニング

ベランダガーデニング|step3 植物~狭くても、地植えでなくてもここまでできる!~

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ベランダのベース部分を整えた後は、いよいよ植物を設置していきます。

ベランダでの栽培は、基本コンテナやプランターで行います。
環境を見極めて植物を選ぶことが大切ですが、よっぽどの悪条件でなければ、大きくなりすぎる植物以外たいていの品種は育てることができます。

それでは、実際にベランダで栽培できる植物をいくつかみていきましょう。

■樹木

通年、グリーンを絶やさず比較的管理が簡単な常緑樹がおすすめです。
落葉樹の場合は、紅葉も楽しめますが、落ち葉の清掃の手間がかかるので増やしすぎに注意。

●オリーブ

地中海沿岸原産の品種で乾燥を好むので、日当たりがよく風通しがよい場所で管理しましょう。
常緑のシルバーがかった美しい葉が人気。

●シマトネリコ

半落葉高木。鮮やかなグリーンの小さな照葉をつけるので、ベランダに置いても圧迫感がありません。
寒さにも強く、丈夫な品種。

●ヒメシャラ

ツバキ科の落葉高木で葉がツバキに似ています。滑らかな木肌が美しく、6〜7月には白花をつけます。
寒さにも強く、丈夫な品種。

■草花

直置きの鉢はもちろんですが、ベランダで活躍するのはハンギング。
吊るして栽培する場合、風通しが床置きよりもよくなるので、乾燥に強い品種を選ぶとよいでしょう。
また、壁面を彩る点では、ツル性植物もおすすめです。

●ラベンダー

水はけと風通しのよい場所を好むハーブの一種。
ハーブは比較的乾燥を好む品種が多いので、ベランダ向き。

●アイビー

常緑で一年中グリーンを絶やさない。緑や白・黄の斑入りの品種と色も豊富に揃っています。
どんな環境にも強く、丈夫な点も魅力的。

●バコパ

小さな白花が可憐な品種。葉も小さく、這うように生長するのでハンギングや寄せ植えのアクセントにも最適。
高温多湿に弱い。

●アイビーゼラニウム

アイビーに似た葉をつける、ハンギング向きの品種。
一重咲きや八重咲き、また矮性種も出まわっており、種類や色が豊富。

■多肉・観葉植物

インテリアによく置かれる多肉植物や観葉植物は、年間を通して瑞々しい彩りを与えてくれます。
水持ちがよいので手間がかからないのも魅力。

●多肉植物

花のように見える品種や赤く色づいたものなど、多肉植物は種類が豊富。
ぽってりとしたフォルムが愛らしく、インテリア感覚で並べても楽しい。

●デュランタ

一年中葉を絶やさない小低木。小さな紫の花を房状につける姿が可憐。
葉も小さく、全体的にやさしい印象が特徴。

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■花壇風仕立てとは?

「コンテナやプランターを並べるだけでは、物足りない!」という方には、「花壇風仕立て」がオススメです。 ここでは、ベランダでも花壇のような風景を作る方法を2パターンご紹介致します。

(1)コンテナ・プランターを活用する方法

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レンガを下に入れるなどして高低差をつけて鉢を並べる → 鉢の周囲にレンガを積んで、完成

(2)防水シートを活用する方法

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床面に防水シートを敷き、花壇を作りたい場所にレンガで囲いを作る → 中に用土を入れ、植物を植え込む

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限られたスペースでいくつもの植物を楽しみたい時は、やはり寄せ植えがおすすめ。
憧れのバラの株元にハーブを植えてナチュラルな雰囲気に、トマトとバジルでイタリアン気分のひと鉢にしたり......など、テーマを設けて楽しむことができます。
ベランダのテーマに合わせて、植物を選定してくださいね。

次回は、最後のステップ「収納」です。
ベランダを物置状態にさせない収納アイディアをご紹介致します。

BACK NUMBER

step1 床材~植物も自分も居心地よくなるためのファーストステップ~

step2 壁~素材、デザイン、色が空間の印象を決定づける~

step3 植栽~狭くても、地植えでなくてもここまでできる!~

step4 収納~必要な資材を上手に収めて、魅せる空間演出を~

これだけは守りたい!ベランダガーデニング基本のマナー

植物を元気に育てるために~環境編~

植物を元気に育てるために~お手入れ編~

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「大好きな草花に囲まれて暮らしたい」「もっと自分らしい庭をつくりたい」そんな思いを持ったガーデナーに向けて、等身大のガーデンライフをガーデニング季刊誌 Garden&Gardenにて提案。 「いかに使うか」や「どう過ごすか」で、庭やベランダがもう一つのリビングに大変身。インテリアを楽しむように、自分にあった素敵な空間をつくるヒントを発信しています。

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