2017.3. 6
フェイクグリーンと雑貨のセレクトショップ〈いなざうるす屋〉の店主であり、インスタグラムをはじめとするSNSでフェイクグリーンの魅力を発信している・日下部有香さんに、教えてもらうフェイクグリーンと雑貨のスタイリング術。
「吊るして、垂らして楽しむ編 第一弾・第二弾」「置いて楽しむ編」「植えて楽しむ編」「巻いて楽しむ編」の全5回にわたって、お届けします!
フェイクグリーンといっても、その種類や形はさまざま。吊るす、垂らす、壁掛けなど、目的にあわせたスタイリングのテクニックは多岐にわたります。
インテリア雑貨と組合せるコツやフェイクグリーンの素敵な魅せ方と魅力をご紹介していきます。
〈いなざうるす屋〉店主・日下部有香さんに訊くフェイク・インテリアグリーンの魅力
フェイクグリーンは「雑貨」なんです!
〈いなざうるす屋〉はフェイクグリーンを取り扱うショップですが、本物のグリーンも大好き。本物が好きだからこそ、憧れているからこそ、フェイクグリーンの虜になってしまったんです。
そして、フェイクグリーンには、本物にはない素晴らしい魅力があるんです。
それは「雑貨感覚で楽しめる」というところ。 飾る場所も飾り方も「as you like」。
曲げたり、ハサミで切って分けたり、分解することも。「フェイク」だからこそ自由度が高く、アレンジや楽しみ方、まさに無限大なんですよ。
リアルグリーンだと、こっちを向いて葉っぱが育ってほしいのに...といった悩みが出てきます。葉っぱをもっと増やしたいのに、増やせないということも...。
そういう点で、フェイクグリーンは自由自在。
お部屋に合わせたアレンジを、雑貨を飾るイメージで気軽に楽しめます。
また、フェイクグリーンはリアルを育てたいけれど難しい人にもおすすめです。
リアルなグリーンが好きだけど、いろんな理由で飾れなかったり、育てられないということもありますよね。
たとえば、日当たりが悪かったり、水をあげられないような場所だったり。
仕事や育児で忙しくて手間をかけてあげられない、お子様やペットがひっくり返してしまうなど...。
そういう悩みを持っている人にこそ、フェイクグリーンという雑貨でお部屋を彩ることができるということを伝えていきたいんです。
日下部さんとフェイクグリーンの出会い
2009年の秋、雑貨屋さんで1本のフェイクグリーンに出会ったんです。
いろんな雑貨に混じっていたのですが、私が持っていた造花のイメージの概念がなくなるくらい、すごくリアルで。そのフェイクグリーンをお部屋に飾ってみたら、「こんなにお部屋が変わるんだなって」感動したんです。
主人もグリーンが好きだったのですが、共働きということもあって上手に育てられず、何回か枯らしてしまい...。植物に対して申し訳ないという気持ちもありました。
お部屋にグリーンを増やしたいのに失敗つづきだったので、フェイクグリーンとの出会いは衝撃的でした!
やっぱりリアルなグリーンが大好きだし、憧れもあります。だからこそフェイクグリーンの魅力がわかるし、リアルに近いものセレクトしているというのが私の自負でもありますね。
《いなざうるす屋》をはじめるきかっけはブログ
2010年マイホームを購入し、フェイクグリーンを飾るアレンジをブログで綴るようになりました。
そうすると、いろんな方々からこれはどうやって育てているんですか?という質問をいただく機会が増えていきました。
フェイクグリーンだということを伝えると、みなさん驚いてくれて、それがとっても嬉しくて。。。
ブログを続けていくうちに、このフェイクグリーンの魅力をもっともっと世に広げていきたいと強く思うようになったんです。
2013年に《いなざうるす屋》を開業。
今でもSNSを中心に発信していますが、やっぱりイベントや店頭のスペースでのお客様とのコミュニケーションが何よりも楽しいし、そういう機会を大切にしています。
実際にフェイクグリーンを見て欲しいし、お客様とも会いたいんです。一緒にお客さんと盛り上がれるのが、なによりのやりがいになっています。
そして、お客さん達がみなさんそれぞれフェイクグリーンを楽しんでくれていることをそこで教えくれるんです。
それが私にとってとっても良い刺激になっていますし、パワーになるんです。
(左)フェイクグリーンショップ《いなざうるす屋》店主、日下部有香。
SNSでの情報を発信しながらも、アパレルショップとのコラボレーションやイベントなどでも活躍中。1歳児の母。
(右)「DIY+GREEN もっとおうちを好きになる」日下部さんが旗振り役となった人気DIY主婦ブロガーのグループ「つるじょ」と雑貨ショップが企画したインテリア実例&DIYテクニック集。
(撮影場所:いなざうるす屋コーナー in OUTLET CHEERS 錦糸町マルイ店)
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「いなざうるす屋」店主に訊く、フェイク・インテリアグリーンの魅力
高さを活かしたディスプレイ〜吊るして、垂らして楽しむ編 第一弾〜
ライトに合わせたディスプレイ〜吊るして、垂らして楽しむ編 第二弾〜