リーディンググラスでこなれ美人!おしゃれ上級者の老眼鏡選び
2017.3.22
おしゃれ上級者さんは、TPOに合わせて数種類のリーディンググラスを持っています。今までメガネを「こなれ小物」として使っていなかった方も、リーディンググラスで、おしゃれの幅を広げるチャンスです!
リーディンググラスの基礎知識、TPOに合った選び方など、ご紹介します。
リーディンググラスとは? タイプや度数の選び方
拡大鏡とはどう違うの?
「リーディンググラス」は、おしゃれな「老眼鏡」のことです。「大人メガネ」「シニアメガネ」などと呼ばれることもあります。
ペンダントルーペなどの拡大鏡とは違い、眼の機能低下でずれている像を網膜上に戻してピントを合わせる役目を果たします。短時間の使用であれば拡大鏡も便利です。また、拡大鏡とリーディンググラスを併用することで、細かなものをはっきりと見ることもできます。しかし長時間作業する場合は、リーディンググラスを使うほうが良いでしょう。
リーディンググラスには、どんなタイプがあるの?
大きく、「単焦点タイプ」と「多焦点タイプ」に分かれます。単焦点タイプは1枚のレンズに度が一つ、多焦点タイプは1枚のレンズに度が二つ・三つあります。
単焦点タイプに分類される「近視用レンズ」「遠視用レンズ」は、視野が広く手元がはっきり見えるという特徴があります。パソコン作業や新聞を読むとき、読書するときに便利です。
一方、多焦点タイプに分類される「遠近両用レンズ」「遠中レンズ」「中近レンズ」は、メガネをかけたまま近くや遠くを見たりする場合に使います。たとえばテレビを見ながらパソコンをするとき、車を運転するときなどに便利です。
簡易検査で必要かどうかがわかる?
正確な視力を知るためには眼科での検査が必要ですが、指先で近点チェックをして、老眼鏡が必要かを確認することもできます。
一定の明るさのある場所で、人差し指の腹を向けて目の前にかざします。人差し指を遠ざけていくと、人差し指の指紋がくっきり見えるところが現れます。そこがいわゆるピントの合うところで、「近点」と呼びます。目から近点が30cm以上になると、リーディンググラスを使用する目安になります。(乱視の方は正視に補正した状態で行うようにしてください)
度数の決め方は?
度数は個人差がありますので、実際にリーディンググラスをかけて自分に合ったものを選びます。一般的には、40歳から50歳は+1.00〜+1.50、50歳から60歳は+2.00〜+2.50、60歳以上は+3.00〜+4.00といわれています。
お出かけの時に素敵に見える人気のリーディンググラスとは?
ディナーで映えるおしゃれなリーディンググラスの選び方
雰囲気の良いディナーの席では、「ワインリストやメニューが見えない」ということが多々あります。ほのかな灯りの下では、小さな文字がより見えにくくなるからです。
こんなとき、パッと肌の色が映える明るめの色のリーディンググラスをかけると、食事の相手をハッとさせることができるでしょう。ビジューがついたデザインはムーディーな灯のもとでキラリと光り、華やかさもプラスしてくれます。
かわいいネックレスタイプは女友達とのランチで人気!
ファッションに敏感なのは、男性よりもやはり女性。だからこそ女友達と一緒のときに、人とは違ったディテール、ネックレスタイプのリーディンググラスを持っていると、一目置かれます。デザインが可愛いものや、今期注目のパステルカラーのフレームのリーディンググラスを選ぶのがおすすめ。「カワイイ!どこで買ったの?」とランチの場が盛り上がること間違いなしです。
日常使いしたい「こなれアイテム」はコレ
完璧にキメすぎずにどこか「抜け感」を出したいときは、ちょっと大きめのウエリントン型のリーディンググラスがおすすめ。ファッション誌のモデルさんたちも、ウエリントン型の伊達眼鏡をおしゃれ小物として使っているので、参考にしてみては?ご近所へのお買い物や、カフェでくつろぐときにもピッタリです。
旅行に便利なリーディンググラスとは?
薄型・折り畳み式は旅行にぴったり
荷物をコンパクトにまとめたい旅行は、携帯しやすいリーディンググラスがおすすめ。ツルの部分を折り曲げたときに薄くなるように設計されたものや、真ん中で折り曲げられるタイプなど、さまざまあります。収納ケースがセットになっているものは、より携帯しやすく便利でしょう。
サングラスタイプのおしゃれなリーディンググラス
サングラスのように大ぶりな、色付きのリーディンググラスもあります。海辺やリゾートを訪れる際には、わざわざサングラスとリーディンググラスの2つを持って行く必要がないのでとても便利です。最近はクリアレンズや色が薄いレンズのリーディンググラスでも、UVカット機能付きのものがあります。眩しさは軽減できませんが、シミのできやすい頬骨から上を紫外線から守ってくれるという嬉しい効果もあります。
自宅での作業やお仕事の時に使いたいリーディンググラスとは?
自宅では軽量&ネックリーダーズ・クリックリーダーがおすすめ
長時間使用する場合は、かけていることを忘れる軽量タイプを選ぶと、疲れにくくなります。
また、「必要な時にだけサッと使いたい」、「どこに置いたのか分からなくなる」という方には、首にかけておけるネックリーダーズやクリックリーダーがおすすめ。ネックリーダーズは、ツルの部分が長く先端も長めにカーブが作られているので、首にかけておくことができます。クリックリーダーは、大きな輪の形状でレンズとレンズの間が磁石で繋がっています。使わないときは首にかけておき、必要なときだけレンズ間の磁石を開いてすぐに装着できる優れものです。
スマートフォンやPC作業はブルーライトカットのものを
パソコンやスマートフォン、LEDなどから発生するブルーライトは、眼精疲労の原因になったり、夜間に浴びると生活リズムを乱れさせたりするといわれています。パソコンやスマートフォンで作業する場合は、ブルーライトカットの機能の付いたリーディンググラスを使うと良いでしょう。作業時間の長い時は、ブルーライトカット率が高いものを選ぶことをおすすめします。
老眼鏡がとうとう必要な年齢になったのかしら...と最初はがっかりしてしまうかもしれません。でも、あくまでもおしゃれでカッコいいファッションアイテムとして、リーディンググラスを楽しんでかけてしまえば、気分も上がります!皆さんもTPOに合わせたリーディンググラスを新調してはいかがでしょうか?