緻密な象がん装飾美に彩られたベネチア調象がんシリーズのダイニングテーブル。優美な曲線を描くフォルムと精巧な象がんが格調高い存在感を演出します。ひとつひとつの象がん細工は、職人の手仕事による小さな芸術。お部屋の広さに合わせて、幅135cmと150cmをご用意しました。
【塗装】
古風な仕上りと木目の表情を活かしたウレタン塗装です。
・グレージング塗装、スパッタリング塗装を施してあります。
(注意:熱いものを直に置くことは避けて下さい。)
【デザインコンセプト】
繊細な木肌のマホガニー材を17世紀中期の「ネオクラシックスタイル」を基本とした、コンパクトタイプのアクセント家具の提案です。
卓越した職人の「技」による象がん細工の繊細さと、緩やかな曲線のフロントラインを活かしたデザインに、落ち着いたアンティーク仕上げの装いは、伝統的なヨーロッパの格式と優美さを醸し出し、クラシカルな魅力に溢れたインテリアを充実させます。
【ポイント】
1.インレイ《象がん細工》
熟練の職人の手作業により、厚さ0.55mmほどの単板(木をスライスしたもの)を模様に合わせて切り取り、表面を「焼き砂」で焦がして影の表情をつけ、丹念に貼り合せて形にします。その飾りの本体の表面に埋め込んで、優美な模様に仕上げる細工で、ヨーロッパ家具の伝統ある技法を用いています。
2.異種木目による模様貼り
天板、扉、引出しの表面には、異なる杢の表情を活かした帯状の模様貼りを施し、繊細さとシックな印象を高めました。
3.グレージング塗装
着色塗料の拭き残しによる技法で、木目や細かい面の窪みに塗料を拭き残すことにより、アンティーク調のイメージをより印象的にしました。
4.スパッタリング塗装
アンティーク家具で、使い古した味わいを出すための「汚し」の技法で、細かい塗料の粒を散りばめて、温かみと味わい深さを強調しました。
5.柔らかい曲面のフロントライン
薄い単板を幾層にも貼り合わせた成形技法を活かし、トラディショナルな中にも量感とエレガンスさを表現しました。
6.スマートな表情に仕上げた「猫脚」のライン
本来の「猫脚」はボリュームのある曲線美を持たせますが、ベネチアシリーズは緩やかでさり気ないキュートなラインをアクセントにしました。
7.繊細なリブライン
扉のまわりに細いリブラインをまわし、繊細なイメージを強調しました。
8.オール塗装仕上げ
コンパクトなシリーズですが、各アイテムの裏面と引出しの中まで塗装を施し、清潔感と高級感を高めました。
9.タッセル模様の引手
扉と引出しの引手には、ヨーロッパ調のタッセル模様(カーテンの飾りふさ)のデザインのものを採用し、クラシカルな装いを強調しました。
10.「コンパクト」なアイテム構成
マンションなどの住まいを考慮し、限られた空間に無理なく設置出来るように「コンパクト」なアイテム構成となっております。
お気に入りの1点を置くスペースを気にすることなく、お部屋に合わせてコーディネートが楽しめます。
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