お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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イタリアのこと、ずっと考えていたら、イタリアを旅する夢を見ました。

まだ、初夢じゃあないですけれども...。状況復帰には3年かかるとか言われていますね。うーん。

2021年に希望をもちつつ、2022年に大きな期待をしましょうか。

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私たち夫婦はイギリスの永住権を取ろうと思うようになるまで、当初、イタリアに住むつもりでした。

一旦、英国で英語を勉強して。のちにと。なので、イタリアに対し、今も特別な想いがあります。

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だって!とにかく、美しい。

Bellissima!!! そして、La Dolce Vita ....空気さえも、甘い感じがします。

だから、イタリア語はちょっと勉強しました。

レストランで食べたいものが注文できる程度には(それだけ・汗)。

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中世絵画の古典技法を学びたいと思っていたのと、芸術の都といえばフイレッツェ。

今日の私の書斎。変わり映えしないのでどうかと思いますが、右上にあるのが私の描いたカラバッジョの模写。

「トカゲに噛まれた少年」。ヘタなのに、ずっと飾っています。年々下手がよく見えてくるので不思議です。

でも、もっといっぱいもっとヘタな模写が在庫でいっぱいあります。恥ずかしいので埃を被って眠っています。

結局は、ロンドンの古典絵画技法のスタジオで学びながら描いていたのですが。

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このパスマンテリアでメヂチ家的なタッセルやフリンジなど随分買ったのですが、さすがに最近はモダン趣味に戻って。

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で、住んでるうちに、イギリスのほうが良くなってしまった。

そこでガーデニングに出会ったのですが、イタリアへの憧れは、いまだに衰えず。

現地社会との関係でいうと、イギリスのほうが、日本人のメンタリティに近い部分でうまくやっていけそうだと。

イタリアに住む友人からいろいろ聞いているうちに、私たちイタリアは無理かなと思ったり。

だからこそ、旅行で行くのが良いのですね。

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それでいつか行けるようになったら、イタリアのどこへ行こうか。ずっと夢見ています。

私の考え方の基本はずっと時間でした。たとえば、渡欧の最初の動機は同じクリエーションをするなら

「30秒で消えてしまうTVCFより、400年以上も残っている古典絵画」

それで食べて行けるわけでもないのに、時間の価値を感じられることをしたいと思ったのでした。

その話は長くなるのでまたいつか。

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イタリア、旅行できるようになったら、どこへ?

やはり、ヴェネチアかフィレンツェでしょうか。

今はブルトレインのような特急列車が増えましたが、昔はT E E でした。

トランス・ヨーロッパ・エクスプレス。1980年代、初めて乗車した時は興奮しました。

ドイツのクラフト・ワークの音楽にもあります。

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1900年代のヨーロッパはまだ、中世の気配や少なくとも第二次世界大戦前の空気を保っていて、それがとてつもなく良かった。

1990年代にはうっすらと消え始め、今はほとんど...。だってもう、21世紀ですものね。

今もこのままだと良いのだけれども、フィレンツェのPROCCACI は初めて訪問した1982年以来その30年後に訪ねてもまったく同じでした。

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それもそのはず、1885年からここにあった。PANINI TARTUFATI ああ。プロカッチのパニーニ何十年も変わらずあるのも素晴らしい。

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カスタードたっぷりのチーズケーキ。そして、エスプレッソで仕上げ。

この時は一人でここへ。ほかにも、マダムがパニーニとスプマンテ。など。午後の時間を過ごす場所。

もちろん、京都にも東京にも、ほかの地域にもそういうものがあります。それは大切な存在ですよね。

でも、1900年代のヨーロッパ。それを愛しつつ、21世記のヨーロッパもきっと面白いのです。文化が生まれる限り。

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イタリアは、ミラノも面白いけれども、ただ、なんとなく街を見ているだけで幸せな気分になれるの代表の2ケ所は...。

フィレンツェとヴェネチア。後者は特にすごい。

観光地の雰囲気に負けないで。写真は、憧れのペギー・グッゲンハイム美術館。

私がもっとも憧れる人物???の自宅だった、今は美術館です。

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年末の今。22歳になった息子に聞いてみました。12歳の頃に訪ねたヴェネチアはどうだった?

「いろいろ連れてもらった中では、最高の場所だった」

ちなみにもっとも退屈だったのがプロヴァンスだそうで。ラヴェンダーには興味ないと(汗)

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そうなのか。と、思うけれども、そうだろうなと。なので、ヴェネチアは、他と違う。

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それから、ヴェネチアのホテル。ダニエリやグリッティパレスは実に素晴らしいのですが、

以前、雑誌の取材で訪ねた、この HOTEL FLORA 、泊まってみたかった。

確かその雑誌の取材で訪ねた時は、イタリア観光協会のおすすめでした。高級なホテルではなくて、こじんまりしてヴェネチアなのに庭のあるホテルをと探してもらったのでした。

とにかく居心地が良いのです。

最近では AMAN VENICE も注目ですが、ここ数年のアジアからの観光客が爆発的に増えてヨーロッパの観光地の雰囲気が変わりました。

でも、HOTEL FLORA は隠れ家のような、昔日のヨーロッパが残る小さなホテル。お茶の間のような、心地よさ。

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ただし、ホテルに船着場がないので、水上タクシーまではベルボーイに運んで貰う。

やはり、ヴェネチアでは船着場のあるホテルのほうが良いかな。

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スーツケースの船の上げ下ろしなども結構大変。

チップ渡せるように、いつも、ポケットにチップ専用のお金を用意していた。

ホテルにいるだけでも窓からの眺めが独特の場所ですが

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でも、実に目的なくても、ヴェネチアは散歩が楽しいです。早朝、昼間、夕暮れ。夜。

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ヴェネチアングラスは、つい買ってしまうだろう。コッテリとしたものだけでなく、モダンなデザインもたくさんある。

さあ、また行くのかどうか。今は予測ができないですが、

イタリアは、また自然が美しいので、トスカーナを中心に春から初夏に行きたいと思っています。

しかし、南イタリアにも憧れています。

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写真はソレント。美しかった。

若かった時代に3ヶ月近いヨーロッパ旅行で、ミラノから始まってフィレッツェ、アッシジ、シエナに数日。ローマ、ナポリ..。

またイギリスに住んでいたときに北イタリアのコモ湖周辺に数日。レンタカーで周りましたが、それは北イタリアだからまだ。

南イタリアでは車ごと盗まれた話など友人がすごい目にあっていたので、恐ろしくて。

その後ローマは何度か。ローマも、嫌な思い出いっぱい。ぼったくりの雲助タクシーとかスリのジプシーとか、油断ならない連中が多いので疲れる。

ナポリでもジプシーに襲われそうになり、当時流行っていたブルース・リーの真似をして追い払った。高校生の時に流行っていた少林拳がとっさに出た。

シチリアに行ったことがないのは、ナポリで嫌な目に会い、もうそれ以上南のイタリアに行く勇気が出ませんでした。

でも、美しいのと食べ物が美味しくて、素晴らしいのだそうです。あーため息がでます。

旅行。素晴らしいけれども、リスクもつきもの。母がパスポートをすられたときは足止めになったり大使館に通ったり。

飛行機の時間、見知らぬ街の駅で大きな荷物を持ってタクシー探し。考えると疲れるので、家にいるのも良いものだと思ったり。

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でも、これだけは言える。行ける時に行けたら幸運。以前に行けたことに感謝して、次のために体力は維持すること!

どこへ遠出することなくても、家のなかでも、庭でも、近所の道路でも、運動第一で!お正月ですが、糖質の高いものは控えめに!

さて、実はあてどもなくダラダラと書いてしまいましたが、明日は大晦日。掃除の仕上げをしなくては!

合間で片付け、郵便物、宅配便、いろいろあれこれやりすぎて

クリスマス明けからダラダラ書いてしまい、まさに30日に!?

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お忙しいところ、このダラダラにお付き合いいただき、大変恐縮です。

まずは、優先すべきは、新年への準備ですね。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


Instagram@keikoyoshiya 

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