究極のTKG(卵かけご飯)の作り方!
3種のおすすめアレンジレシピも公開
2023.05.22 UP
5月22日は「たまご料理の日」。今回は、数あるたまご料理のなかでも、最も手軽でありながら素材本来のおいしさを存分に味わえる「TKG(卵かけご飯)」についてご紹介します。「日本たまごかけごはん研究所」の代表・上野さんにご協力いただき、日々TKGの研究を続ける上野さんが考える”究極のTKG”の作り方について伺いました。いつものTKGにひと工夫加えて、自分好みのTKGを探してみませんか?
プロフィール
1.テキスト
――まずは、おいしいTKGを作るためのポイントを教えていただきました。
『おいしいTKGを作るにはまず、新鮮なたまごが必要です。たまごは、卵黄の比率が高いほど、おいしさを感じやすいといわれています。一般的に、たまごはMサイズ以上のサイズになると、卵黄の大きさは変わらず、卵白だけが増えていく傾向にあるので、Mサイズまでのたまごを使うのがおすすめです。
卵黄の比率を考慮すると、「おうはん」や「アローカナ」という鶏卵は、他と比べて卵黄比率が高く、濃厚な味わいを感じやすくなります。さらに、TKGには、割ったときに白身が少し濁っている(炭酸ガスがまだ抜けていない)、鮮度の高いものがベストです。
』
――また、TKGに不可欠な「ご飯」にもこだわって欲しいとのこと。
『TKGのお米には、しっかりと粒が立って味が濃く、粘りの少ないお米がおすすめです。なかでも、「ササニシキ」や「つや姫」「いちほまれ」など、お寿司のシャリにもよく使われているお米は、TKGにも向いています。また、卵白と醤油の水分を吸っても、しっかりご飯の歯ごたえを感じることができるよう、やや硬めに炊くことも大切なポイントです。』
ほかにも、ご飯やたまごの素材の味を一層高め、旨みを増幅させるために、塩分(塩や醤油)も欠かせないのだそう。特に、醤油をかける場合は、薄口醤油ベースで少し甘みが入っているものだと「ご飯」と「たまご」の旨みを繋げて、おいしさが引き立つそうです。
2.究極のTKGの作り方・食べ方
日々、TKGのおいしさを研究している「日本たまごかけごはん研究所」では、「TKG style!」として題して、代表的な16種類のTKGの作り方を紹介。“究極のTKG”を作るためには、「たまご」「ご飯」「調味料」の比率にもこだわるのがポイントだそうです。
2.テキスト
『今回は、数ある「TKG style」のなかから、ベーシックな材料のみで作る「サンライズ」と呼ばれる食べ方をご紹介しましょう。この割合が、それぞれの素材を一番味わえる黄金比率です。
工程2で作る「お醤油ご飯」を夜空に見立て、たまごが朝日のように広がることから「サンライズ」と名付けました。
熱々のご飯に醤油をかけることで香りが立つため、醤油の風味を楽しめます。そこにたまごを入れて混ぜることで、醤油がコーティングされたご飯に、さらにたまごがコーティングされて、味に深みが生まれるのです。ひと口目にたまごだけの味が広がり、そこから醤油の塩味とコク、ご飯の旨みと口の中で味のグラデーションが起こります。いつものTKGが驚くほど見違える料理になるので、ぜひぜひお試しいただきたいです。』
<材料>
●やや硬めに炊いたご飯:150g
●日本たまごかけごはん研究所公式醤油:7g
●たまご:Mサイズ(60g)
<作り方>
1.たまごを器に割って、白身のコシを切るように混ぜ合わせる。
2.茶碗に熱々のご飯を盛り、醤油をかけ、素早く混ぜる。
3.2の醤油ご飯に1の溶き卵を入れ、素早く混ぜてすぐ食べる。
3.上野さんおすすめの
TKGアレンジレシピ3選
3.テキスト
●おすすめレシピ(1) 『わさび+海苔(あればイクラも)』
『TKGは、わさびと海苔を合わせることで、まるで高級なお寿司を食べているような味わいになります。TKGのまったりした味わいを、わさびがスパッと切ってくれるキレもありますね。また、数ある魚卵のなかでもイクラは特にTKGと相性抜群なので、ご用意できるならぜひお試しいただきたいです。TKGの向こう側に行けますよ。』
●おすすめレシピ(2) 『黒胡椒+粉チーズ(お好みでカリッと焼いたベーコン)』
『まずはTKGに黒胡椒を少しかけて召し上がってみてください。素材の味の輪郭を際立たせ、わさびとは異なるキレが楽しめます。そこに粉チーズをかけると、まるでカルボナーラ! 一気に洋風に変化します。さらにそこにカリッと焼いたベーコンを乗せたら、もう説明はいらないほどのおいしさに変化します。』
●おすすめレシピ(3) 『たまごを冷凍→解凍→醤油漬け』
『こちらはちょい足しレシピではありませんが、たまごにひと手間加えたアレンジレシピです。まず、たまごを殻付きのまま袋などに入れて、一晩冷凍します。たまごは、一度冷凍して解凍すると、卵白は元通りになりますが、卵黄は球体のままゴム状に固まるため、この丸く固まった卵黄をダシ醤油やめんつゆなどに一日漬けて、卵黄の醤油漬けを作ります。通常、生たまごで作るTKGですが、この醤油漬けした卵黄をご飯に乗せて食べるTKGもおすすめです。新しい食感と見た目の美しさを楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてください。』
ちなみに、「TKG style」では、冷凍する技は「デイアフタートゥモロー」、醤油漬けは「ダークサイド」と呼ばれているのだそう。味だけでなく、ネーミングにもセンスが光りますね。
まとめ
上野さんいわく、市場にたまごは1,500種以上、お米は約600種、醤油も約1万種類あるんだとか。単純な計算だけでも100億通りの組み合わせになり、そこにトッピングやアレンジを加えたら組み合わせは無限大です。教えていただいたおすすめレシピや調味料・薬味をいろいろ試し、自分にとっての“究極のTKG”を見つけてみてくださいね。
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